昨日、行きつけの楽器店の店員さんから連絡が入った
本日、ドラゴンテレキャスターが到着するとのことなのだ
日曜日に取りに行く予定なのだ
各部の点検(不良箇所など)をお願いしておいた
同時に不用なギターや周辺機材なども持ち込む予定なのだ
トレードなのだ
ここ数年は買い足しはあまりしていない
勿論、単純にギターが増えることはあったが・・
計画的に購入しているのだ
以前のような衝動買い的な買い方はしていないつもりなのだ
思惑通りにギターが増減している気がしている
せっかちな私はテレキャスが届く前から色々と調べているのだ
テレキャスの弱点の一つにピッチの甘さが挙げられる
三連のサドル故に正確にオクターブを追い込めない
苦肉の策として生まれたのがテレキャス用の6連サドルなのだ
生粋のテレキャス好きはこのサドルを邪道だといって嫌う
何となく気持ちは分かる
オクターブ調整などの話を抜きにしたならば
三連サドルの方がカッコいい!
これはテレキャス初心者の私にも分かる
アフターパーツとして良さげなパーツがリリースされているようだ
ゴトー製のブリッジなのだ
非常に評判が良いようだ
テレキャス購入後にピッチの面で不具合があれば試してみたい
「テレキャスは自分の手でコントロールするんだよ」
やはり、ここでも手というワードが出てくるのだ
楽器の性能もさることながら、やはり最終的には弾き手の技量ということ
ペイジ師匠がドラゴンテレキャスを使っていた時代にはそんな便利な
サドルなど無かったはず
当時の楽曲を聴いていて音程の狂いを感じたことはない
どんなもんだろう?
テレキャスを愛用していたレッチリのジョン・フルシアンテのテレキャスも
三連サドル仕様なのだ
ライブなどの映像をみていてもピッチの狂いを感じたことはない
むしろ、生々しく荒々しいテレキャスのカッティング音が耳に残る
調べてみるとテレキャスのサドルにも色々あるようだ
生粋のヴィンテージタイプは弦をのせる溝すら無いようだ
弦のテンション(張力)だけでバランスさせている
フェンダー製のジャガーやジャズマスターのサドルにも溝がない
当時のフェンダーの流行だったのだろうか?
ちなみに当時のフェンダー製のベースもサドルが溝切りされていなかった
後に改良という形でサドルに溝が切られるようになった経緯があるのだ
オクターブ調整に特化したサドルに関してフェンダーは関心を示さない
モダンなタイプとして6連のテレキャスをラインナップしているが・・・
3連のテレキャスは生粋のサドルを使用しているようだ
本家フェンダーの考え方にもそれなりに意味があるように感じる
先に述べたように生粋のテレキャス好きが改造を好まないことを肌で
知っているのだと思う
ギター好きは使い難ければ、放っておいても自分で何とかするのだ
メーカーがそこまで心配する必要はないのかもしれない
特に日本人は細かいようだ
細かいのは私だけではないようだ
レギュラーラインのレスポールのエスカッションの高さが気になる
のは日本人だけのようだ
レギュラーラインとカスタムショップの差別化を図っているのだろうか?
ギブソンヘッドとエピフォンヘッドの流れがある
何かの思惑があるのだろうか?
それともそんな部分を気にもしていないのだろうか?
真相は謎なのだ
ギブソンレスポールの純正ケースはカッコいい!
しかしながら、内張は結構雑な作りなのだ
日本製ならば不良品と判断されるようなレベルで出荷される
「ボンドが出てるんだけど・・・」
レスポールを購入した当時に楽器店のお兄さんに苦情を言ったのだ
後にそれが苦情にも該当しないことを知った
「それって普通ですよ 僕のケースもそんな感じです」
親切なお兄さんは自分の私物のギターを見せてくれた
まぁ、似たようなものなのだ
「こんなものですよ 日本人は細かいから」
妙に納得したことを覚えているのだ
そういう部分が気になる人は日本製の製品を購入すれば良いのだ
雑な部分も多いがそれを補って余りある部分があることも事実
本家のギブソンやフェンダーを手にして感じたのだ
本物は私に色々と教えてくれたのだ
個人的なレベルだが・・
ここ数年は自分なりに演奏力が向上した気がする
速弾きのような技術的な部分よりはむしろ表現力の部分
良いギターや本物のギターは表現性が桁違いなのだ
それはピックアップであり各部のパーツのフィッティングでもある
買った当時はイマイチに感じたギターが数年後に劇的に化ける
という点も海外製のギターの共通点のように感じる
日本人が不具合と言う部分は欧米では日常レベルなのだ
求める部分が違うということを知った
非常に勉強になったのだ
先日、ご紹介した私のお気に入りのアルバム
各アルバムに収録されなかった落選曲の寄せ集め・・
ペイジ氏も当時を振り返る
「曲がダメってことではないんだ」
「他の曲と雰囲気が違うかな?って」
「今になって聴き返してみると良いよ」
このアルバムをリリースした当時のインタビューからの抜粋なのだ
キャリアを通して時代を問わず色々な年代の曲が収録されている
初期の頃のレコーディングではドラゴンテレキャスが使用されているのだ
つまり、テレキャスの音とレスポールの音が混在しているということ
厳密にいうならば、リバーブやコンプなどのエフェクトも年代でことなる
もっというならば、担当したエンジニアがことなる
読者の皆さんもご自分が好きなアルバムについて少し調べて
みると楽しいと思う
そのアーティストの歴史から入ってみるのも楽しい
特に古い年代のアーティストには色々とエピソードがあるのだ
何故にそのギターを使ったのか?
機材類も含めて自身の音作りの参考になることも多い
「面倒臭いなぁ そんなの知らないよ」
という人がいても当然なのだ
音楽は自由なのだ
ギターも自由なのだ
「レスポールってカッコ良くね!?」
「テレキャスって激渋じゃね!?」
でも良いと思う
格好から入るのもありだと思う
私はジミヘンの曲をコピーするにあたり気になる部分があった
ジミヘンは手が大きいのだ
当時の写真をみるとストラトがウクレレのネックのように小さく感じる
総じて欧米の人は体格も良く、手が大きい
そんな大きな手を持つが故に握り込みのあのフォームが生まれたのだ
音だけを拾う人がいるが・・・
それではダメなのだ
極端な話、握り込みが出来ないならばジミヘンのコピーは無理
可能な限りギターの傾向も寄せていくのだ
レスポールでジミヘンをコピーしてもあまり意味がない
「カッコいい曲だなぁ・・」
「どんな機材を使っているのかな?」
そこに疑問を抱く人とそれが気にならない人
それを追いかける人と無関心な人
様々なのだ
「俺のギターじゃダメなの知ってるけど・・」
「新しいギターを買うのはちょっと無理だよ」
経済的な理由もあると思う
心に留めておくということが大事だと思っているのだ
私はペイジ氏がテレキャスを使っていたことは知っていた
それでもなかなか購入に至らなかったのだ
動画の力は大きい
youtubeという存在が無ければ購入の決断には至っていなかった気がする
興味ある方はドラゴンテレキャスターなどで検索してみていただきたい
やはり欧米の人は上手い
楽器店の店員さんもメーカーの営業マンもギターが上手い
エレキやロックの歴史&文化を感じる
ギター上達の近道は本家(本人)のコピーではない
それをコピーしている上手い人の真似なのだ
伝わっているだろうか?
繰り返しになるが・・
youtubeはとても良い刺激になる
ブログなどの文字で知識を吸収し、動画で刺激を受ける
こんな繰り返しで成長していくのだ
ギターを手に入れるまえから、音作りを想像している
弦高などもイメージしているのだ
現物を見ないままに購入する私もある意味では大胆なのだ
フェンダーというブランドを心から信頼しているのだ
同時に行きつけの楽器店の対応の早さと親切に感謝しているのだ
まだ見ぬギターでこれだけ語る私は良くも悪くもクレイジーだと思う😉