読者の皆さん、お久しぶりなのだ
三連休の初日はあいにくの雨模様なのだ
こんな日はじっくりとギターと向き合うと良いと思う
弾くも良し、メンテも良し・・
とにかくギターと触れあう時間を増やすべきだと思う
残念なことにギターを買ってみたものの放置している人が多いようだ
私の知合いにもそんな人が多々いるのだ
聞けば若い頃はそれなりに楽しんでいたという
「家族サービスが忙しいから・・」
という言い訳は聞き飽きたのだ
結局のところ、そういう人は時間の管理が出来ていない
時間の管理が出来ない人に自己管理など出来るはずもない
たかが趣味の時間を管理できない人に仕事が出来るはずもない
これは私の持論なのだ
時間は湧いてくるものではない
自分自身で作るものなのだ
わずか数分の空き時間もトータルでは結構なボリュームになることも多い
自問自答してみると良いと思う
『俺は本当にギターが好きなのか?』
『本当にギターが上手くなりたいのか?』
この答えが微妙という人は早々に他の趣味に引っ越しすべきなのだ
ギター道は甘くない
見て眺めているだけで上手くなるほど温くない
楽器を売る側の販売店やメーカーもようやくそれに気づいたようだ
一昔前はスマホもパソコンも無かった
とにかく若者を惹きつけるような魅力的なものが少なかった
私が若い頃は動はバイク、静はギターという時代だった
事故が多いという事で私の後の世代はバイクが禁止になった
悶々とした青春時代を過ごした私の弟は社会人になってからバイクの免許を取得した
現在はバイカー憧れのハーレーダビッドソンに乗っているのだ
その他にも英国製のオープンスポーツカーに乗っているのだ
我が弟ながら頑張っていると思う
多忙な時間をぬって仲間とツーリングやドライブに出かけているようだ
中年になってから青春を謳歌しているのだ
人生は一回なのだ
それを決めるのも自分自身ということ
忙しいと愚痴って結局なにも成果が上げられない
実際のところ、そんな人の方が多いような気がする
まぁ、人生は自由なのだ
大人の自由はある意味で難しいものがある
それを間違っていると指摘してくれる人がいないのだ
年齢を重ねるほどにそういう傾向が強くなる
流行の『老害』が多発している原因の一つだと思える
一昔前と何が違うのか?
食べ物(栄養)と情報なのだ
それによって落ち着くべき年代がウズウズしてしまうのだ
そのエネルギーを良い方向に向けることが出来れば相当な事が達成できる
因みに私はまったくもって標準だと思う
若い頃には体力自慢を豪語していたが最近は自慢する気力もない
幸いにも健康なのだ
コロナにもインフルエンザにもかかったことがない
職場のスタッフが欠勤しても私は出社する
それが損か得かは分からないが・・・
少なくともこの健康体は親に感謝しているのだ
親からの遺伝は大きいと思う
特に肉体的な部分は大いに依存するという
性格はどうなのか?
両親は芸術とはほど遠い性格なのだ
歌は好きだがカラオケという感じ
父親は若い頃に一時ギター(演歌)に夢中になったが他の趣味を見つけると飽きてしまったようだ
その時に使っていたクラシックギターが実家に転がっていたのだ
私が最初にギターに触れるきっかけになったギターなのだ
天才ジミヘンの最初の一本は父親のギャンブル仲間が持参したアコギ
弦が数本切れていたという
そんな状況で特殊な和音の響きを体得したという
天才は生み出すのだ
最初からギターも機材も揃った状態
お膳立てされた状態ではハングリー精神は生まれない
昭和生まれの世代が令和世代に唯一勝てる部分なのだ
そんな気質がギターにも活きているように感じる
若い世代は私をギター好きな変態おじさんと呼ぶ
私にとっては大いなる褒め言葉なのだ
変態と称されるほどギターに没頭できる自分が愛おしい
半世紀以上、ギターに触れあっているが飽きない
飽きないという事がまさに奇特で奇跡なのかもしれない
ギターに触れるたびに発見があるのだ
クリアしたい曲は無限に存在する
いくら弾いても練習してもゴールが見えない
満足できない自分がいるのだ
最近は効率よく選曲できるようになってきた
自分が好きな曲を練習やコピーするのが正しいがやはり王道はある
限られた時間で練習するならば必須を求めたい
前置きが長くなったが・・・
ジミヘンの『リトルウイング』の完コピが完了したのだ
鉄板のイントロ部分はもちろんだが歌の伴奏部分や後半のソロもコピーした
YouTubeなどでも完コピ系の動画はチラホラと見かけるので今回は割愛させていただきたい
何というか・・
名曲のコピーは自分の宝だと思う
先日の『DEE』も完全に十八番の曲になっているのだ
苦労して得た曲は自分の引き出しになる
人間の脳(引き出し)の容量は限られているという
色々な曲を詰め込みたいのは山々だがそれは無理なのだ
制限があるならば、振るいにかける
「これだけは絶対にストックする!」
という曲を厳選したい
今回のリトルウイングもそんな一曲なのだ
歪みガンガンでドンシャリを好む人には眼中にもないと思うが・・
この曲にはギターの本質が詰まっているような気がする
この曲を真似た曲は多いがジミヘンは何を真似たのだろうか?
完全にオリジナルのコード進行ならば、まさに天才だといえる
ギターの美味しい流れや響きが凝縮されている
コードを並べて鳴らすだけでも一聴してこの曲だと分かる
それほど主張するコード進行があるだろうか?
上手にコピーをする人やギターを弾く人を賞賛する声が多い
私に言わせれば浅いのだ
上手に真似る人が偉いのではない
それを創りだした人、それを生み出した人こそが偉いのだ
凡人には天才の凄さが分からないのだ
ギターでもコピーで一生を終える人も多い
かなりの曲を通過してきたにも関わらずオリジナルが皆無という人も多い
楽器店でチャラチャラと弾いている曲は100%誰かの真似なのだ
コード進行の組み立てやオリジナルのコード(実際には存在する?)を創ってみるのも楽しいと思う
最初から最後まで自分のオリジナルで組み立てるのだ
「それって誰かの曲?」
とギター好きな知人に言わしめれば大したものだと思う
頑張れが指は早く動くようになる
ストレッチが辛い難しいコードも押さえられるようになる
繰り返しになるが生み出すことが大事なのだ
ロックでもクラシックにもいえる
何かの曲を克服したならば、それを模倣してアレンジしてみるのだ
オリジナル作りの第一歩となる
ジミヘンも黒人のブルースマン達に影響を受けた
コピー曲も多い
そこは天才なのだ
完コピなどしない
アコギ系のスローブルースをファズをバリバリのロック曲に昇華させる
ボブ・ディランの曲をカバーした曲がある
「ジミのアレンジがカッコイイね」
と本家が真似たという伝説がのこっている
レジェンド達のエピソードくらいワクワクさせてくれるものはない
ギターを本気で好きになりたいならば蘊蓄も学ぶと良い
正直な話、ギターの値段や材などはどうでも良い話なのだ
それの能力を引き出すのはプレイヤーの技量なのだ
技量がない人が高価なギターを手に入れても意味がない
喩えは悪いが・・
”豚に真珠・・”
ギターの魂を呼び起こすことは出来ない
ギターにとって大事なことは
”誰が弾くか?”
なのだ
ギターに自信がない人は上手い友人に弾いてもらっていただきたい
自分が耳にしたことがないトーンを奏でてくれる
それこそがそのギターのポテンシャルなのだ
そんな知人がいない人は楽器店に持ち込んでみるのも良いと思う
そのギターの天井を知っておくことは大事なこと
天井が低いギターにいつまでも依存している意味はない
天井が低いギターに改造を施す意味はない
もっというならば、高価な弦に張り替える意味もない
少し過激な物言いになったが本音なのだ
本音を語る人がいないので私が代弁するのだ
余談だが・・
黒テレのロックペグは最高!なのだ
こんなパーツの交換だけでチューニングが安定するようになった
適度な重みがトーンをより芳醇にし、弾き心地に粘りが増した
正直な話、この差が感じられるにはそれなりのスキルが不可欠になる
弦交換が楽になるというのはむしろオマケに感じられるほど
ペグポストの低さが何らかの影響を与えていることは間違いない
ギターの改造に正解と予測は困難なのだ
トライ&エラーという繰り返しになる
安いギターだが初心者の一本目にはお勧めできない
演奏やメンテに自信がない人にもお勧めできない
その逆の人には最強に一本になると思う
私は外出用にはこの一本ですべて事足りるのだ
今回のペグの交換でさらに信頼度が増した
先日もこのギターをスタジオに持ち込んだ
常に愛車に積み込んでいるのでピックアップが軽い
行きつけの楽器店のスタジオで鳴らしてみた
ツインリバーブに直で鳴らしてみた
やはり真空管アンプは素晴らしい!
酷使されたマーシャルはガタガタだがツインは元気なのだ
子供は見向きもしないのだ
ある意味、大人にとっては好都合なのだ
小型アンプの前段に激歪みのペダルを置いても楽しくない
つまりは音量が足りないのだ
経験不足な人ほど、アンプを大音量で鳴らしたがる
歪み量が多いペダルを好む傾向が見られる
ギターのピックアップはお約束のハムバッカー
ギターの楽しみ方は他にもあるのだ
話は戻るが・・
ジミヘンの『リトルウイング』のようなトーンは上記の組み合わせでは逆立ちしても出せない
そういうことなのだ
ハム弾きが間違ってシングルを買ってしまうことが多々ある
私もそんな一人だった
ストラトに苦戦しギターが嫌いになりかけていた時期なのだ
それを克服し今はまさに『至福の時間』なのだ
このトーンをもっと多くのギター弾き知って欲しいと願う
他人が弾いた音ではない
自分の指先が紡ぎ出すあの音なのだ
ライブ観戦などに興奮する人も多いがギターは自分で弾いてナンボ
自分の音に酔えるまで弾き続けるべきなのだ
自分のプレイが好きになるまで続けるべきだと思う
自画自賛を嘲笑する人がいるが私は違うと思う
他人に自慢できるほど練習した人は威張って良いのだ
手持ち楽器の値段自慢は一昔前の話
そんな人はYouTubeでも減った気がする
まぁ、それに憧れる人も天井が見えている
もっとプレイに目を向け、音に耳を傾けるべきだと思う
そうすれば、やるべき事や必要な楽器が見えてくる
邪魔な楽器は潔く処分すべき
断捨離で見えてくることも多い
究極は二本
一本ではトラブルの時に対処できない
色々な意味で比較する対象が必要なのだ
メインとサブという位置づけも意外に重要
そんな意味で二本が究極の最小なのだ
フレットが磨り減るくらいにビブラートに興じチョーキングで悦りたい
究極、ギターという楽器はエロくセクシーなのだ
ギターのボディのくびれは女性の腰だという
演奏性では非常に理にかなっているがそういうイメージも大事だと思う
読者の皆さんはギターにエロさを感じたことがあるだろうか?
脱線したが・・
今回はジミヘンの『リトルウイング』をアコギでアレンジしてみた
ピックアップを使ったラインとコンデンサーマイクの素録りをブレンドしてみた
本家ジミヘンがアコギで弾いたバージョンは存在しないが・・
そんなイメージで弾いてみたのだ
エレキのバージョンもその先を知りたいギタリストがアレンジを加えてコピーしている
秀逸なのはレイヴォーンの『リトルウイング』なのだ
YouTubeなどでも簡単にヒットする
あのトーンを聴いているとストラトが欲しくなってくる
シングルこそがギター弾きが求める音だと気づかされる
私はハムから卒業したのだ
ペイジ師匠は相変わらず崇拝の対象だがドラゴンテレを使った初期の曲ばかりカバーしているのだ
シングルの方が歪みと相性が良いことを知らない人が意外に多い
ハムで音がモコるならば、パワーがあるシングルを選んだ方が良い結果が得られる
正解はひとつではないと思う
色々と模索しながら最良の一本や状況をゲットすると良いと思う
今回の音源は『Soundcloud』
にアップしているのだ
『cubaseboy』で検索してみていただきたい
ギターは楽し😉