レスポール&ストラトの部屋

RolandのGT-001とBR-80をメインにDAW制作を楽しんでいるよ(^O^)/

テレキャスターって難しいギターだと思うなぁ・・

2012年05月09日 | 日記
こんなにボトルネックが面白いとは思わなかった

だんだんと音程が決まるようになってきた

実践というレベルには到達していないが雰囲気だけは掴んだ気がするのだ


ボトルネックに使用するギターは何でも構わないと思うのだが・・

やはり、個人的にはテレキャスターが一番似合うと思うのだ




実は仕事帰りにいつもの楽器店に立ち寄ってテレキャスターを弾かせてもらったのだ

お兄さんは週に数回ほどバンド仲間と練習をするらしい

無理を言ってテレキャスターを持参してもらったのだ


「これが僕の自慢のテレキャスターですよ♪」


お兄さんは満面の笑みなのだ


私の率直な感想では・・

”かなりクセがあるギター・・”という感じなのだ


やはり、レスポールと同様に設計の古さは否めない

正面からのルックスは相当にカッコいいのだが抱えてみると体にフィットしないのだ

コンター加工のギターに慣れている私には少々無骨に映るのだ


肝心の音だがストラトをもっとキンキンにした感じなのだ

実際にはギター側のトーンやアンプのトーンで音作りをすると思うのだが素の音はそんな印象なのだ


お兄さんのテレキャスターはフェンダーの70年代のモデルらしい

充分に乾いたボディが枯れた雰囲気を盛り上げてくれるのだ


フロントのピックアップはマイルドだがストラトのフロントとは異なる

ストラトの場合はピックアップの位置でかなり多彩な音作りが可能だが
テレの場合は良くも悪くもテレキャスターなのだ


私がもっとも気になったのは音程の狂いなのだ

お兄さんがチューニングを怠っているというのではない


理由はテレキャスター独自のブリッジ構造にある

サドルが3個しかない


1弦2弦、3弦4弦、5弦6弦が一つのサドルを共有している構造なのだ




これはテレキャスターの魅力でもありオーナーにとっては悩みのタネでもある

仮に1弦のピッチを正確にチューニングした場合、理論的に2弦のピッチが狂ってしまう

他の弦に対しても同様なのだ

「これじゃピッチ調整できないよね?」


私の問いかけにお兄さんは笑っているのだ

「そうなんですよ~ 絶対にピッチは合いませんよ」


ピッチが狂っていることを喜んでいるようにも思えたのだ

「テレキャスターって几帳面な人には向かないギターなんですよ」


まるで私の事を言っているような口調なのだ

「『テレキャスター職人』って言葉を知っていますか?」

「ピッチの狂いをチョーキングでカバーするんですよ」

「これが出来れば一人前のテレ使いらしいんですけどね」


何となく聞いたことがあるのだ



実際には2弦、4弦、6弦にピッチを合わせ

少々ピッチが低くなっている他の弦をチョーキングで微調整するのがお約束らしい


「シンプルなギターだと思っていたけど・・・」

「かなり小難しいギターだね~ 参ったなぁ」


困り果てている私を見て喜んでいるのだ

「形状からハイポジも弾き難いですよ~」


「どうですか? テレキャスター買いますか?」


かなり挑戦的なのだ



こんな冗談のようなやり取りも結構楽しいのだ



ピッチ対策としていろいろなアフターパーツが販売されているようだ



これはポン付けできる6連のブリッジなのだ


しかしながら、この改造は如何なものか?と思ってしまう


やはり、あの独特の3連ブリッジがテレキャスターの魅力の一つだと思うのだ



ブルースのような雰囲気重視の音楽にはマッチすると思うが・・

ジャズやフュージョンのような音程重視のジャンルには向かないといえる


フュージョン系のギタリストにテレ使いが少ない理由が何となく分かったのだ

先にも述べたようにサドルを6連にして使っている人を見たことがある

キンキンに尖がった音色にはフェンダー系のアンプを使ったクランチが良く似合うと思う


ドラム、ベース、テレキャスターという3ピースバンドのような形態がしっくりするような気がしてきた

以前にブルースハープの動画をyoutubeで観たのだがハープとテレの組み合わせもカッコ良かった


私に限らないが音程にシビアなギタリストには向かないような気がする


私の場合には音程が正確なコンピューター音源とのコラボが多いのでデメリットが多いような・・・


シングルピックアップのノイズもかなり気になったのだ

「ノイズもテレキャスターの音なんですよね~」


ますます、私には向かないギターだということが判明した

まぁ、ノイズに関してはストラトにも同様のことがいえる

ノイズ対策が施されていないシングルの宿命だと思う



いろいろと難しい面はあると思う

それらの事を踏まえた上で弾いた時の『独特の音』にはかなりシビレたのだ

ブルース系のリフなどを弾いた時にはストラトを越える魅力を感じるのだ


余談だが・・

ネットのQ&Aコーナーなどでこんな質問を見かけたことがある


”初心者ですがストラトとテレキャスターではどちらが向いていますか?”


色々な回答があった


”ストラトはトレモロが付いてるから初心者には調整が難しいんじゃないかな?”


”どんなジャンルにも対応できるからストラトがいいと思うよ・・”


”テレキャスターは構造がシンプルだから扱い易いと思うけど・・”


”ルックス重視でいいんじゃない?気に入ったのを買えば・・”


代表的な回答はこんな感じなのだ


質問者が三番目の答えを信じて購入した場合・・

購入後に色々と悩むことも多いと思うのだ


もちろん、耳が肥えてきたという前提での話だが・・・

四番目的な回答をよく見かけるがまったく答えになっていない

自分自身もギターをあまり知らない人が勢い?だけで投稿するパターンなのだ




「僕のギターって何で音程が合わないんだろう?」


「もっとパワーが欲しいなぁ・・こんなものかな?」


どんなジャンルの音楽に憧れてギターを始めるかは人それぞれだと思う


もちろん、自分が気に入ったギターを買うのが一番だと思う

忘れがちだが大切なことがある


それは・・

”メンテの成果が見えるギター・・”を購入することだと思う


ネットで検索してみると6000円台からテレキャスターのコピーモデルが買えるのだ

ボディ材の項目を見てみると『ホワイトウッド』などと聞いたことないネーミングが書いてある

おそらくべニアの合わせ板だと思う

あるいは何かの工作に使うような端切れの板かもしれない


いずれにしても通常のギター材でないことは確かなのだ

似たような材料で6000円台でギターを作られては60000円台のギターの立場がない

実際に購入した人々からかなりの酷評が寄せられているのだ

格安ギターに興味ある人はご自分で検索していただきたい

格安テレキャスター、テレキャスターなどのキーワードでヒットすると思う


脱線してしまったが・・

楽器店のお兄さんのコレクションの一本であるテレキャスターはそんなことはない

当たり前だが・・・

それでも先に述べたようにギター固有のクセのようなものはかなり濃厚なのだ


ジェフベックがテレキャスターを『スライド専用』に使う理由が分かった気がする

ボトルネックを使ったスライドならば、もともとの演奏自体のピッチが曖昧なのだ



ある意味、曖昧なピッチがスライドプレイの魅力だといえる


通常の演奏ではフレットの際を指で押さえることになる

当然ながら隣のフレットに弦が密着することでほぼ正確な音程が得られるのだ


スライドの場合は頭を切り替える必要がある

押弦と同じ音程を出す場合には正確にそのフレットの上にボトルネックを移動させる必要がある


大胆にスライドさせる場合も確実に狙った場所に素早く移動させるテクが求められる

ここで重要になってくるのが私が常々力説している『耳の力』なのだ


ボトルネックは慣れれば誰でも扱えるようになると思う

しかしながら、自分の演奏を聴き分けられる耳を持っていない場合はかなり厳しいと思う


フレットが助けてくれないのだ

フレットレスのベースにも同様のことがいえる


カシオペアの野呂氏のカスタムギターの一本に『フレットレスギター』がある

あの巧みな技術とプロの耳があるからこそ成り立つ極みの世界だと思う


ボトルネックは格安&お手軽にそんな世界を体感できるアイテムなのだ


テクニック的には出尽くした感があるが・・・

アイディアしだいでは化ける可能性を感じるのだ


通常演奏とスライドをハモらせる

スライドのコードワークをバックにスライドでソロを弾く

シンセのベンド(滑らかに音程を上下させる)とスライドをリンクさせてみる

スライドをさせながらワウを踏んでみる

etc・・・


私の頭にパッと浮かんだイメージだけもこれだけのアイディアが湧く

まだまだ可能性を感じるのだ


下手にスライド系の教則本などをお手本にしないのが良いのだと思う

何でも教則本を頼りにする人の演奏には個性がない


当たり前なのだ

教則本で紹介しているフレーズ集は『定石』なのだ


これはブルースのフレーズにもスラップのフレーズにもいえると思う

スライドプレイも同様なのだ


右も左も分からない場合は仕方がないが・・・

あくまで素人のお遊びなので自分がカッコいいと思う道を迷わずに進めば良いのだ


読者の皆さんの中にもギター弾きも多いと思う

そろそろ、コピー人生から脱却しては如何だろうか?

中級クラスの楽曲を難なくコピーできる腕前があるならばかなり広げることができると思う


実は楽器店のお兄さん達もコピー人間?だったのだが・・

私の影響でオリジナルのフレーズを考える(作る?)ようになったのだ


「スケールから離れた方が面白いと思うよ」


お客からアドバイスを受ける店員さんもどうかと思うが・・・

演奏テクでは彼らの方が上手だがアイディアの引き出しでは私が上なのだ

もちろん、お兄さん達からギターメンテの簡易レクチャーを受ける機会も多い


こんな感じで互いに切磋琢磨している日々なのだ



今回は脱線気味になってしまった・・

スライドプレイの別バージョンを録音したので聴いてみていただきたい


前回のブルースを活用している

前回はアリアで弾いたのだが今回はストラトを使ってみたのだ


ドラムの音色&パターンも若干変えているのだ

最終的なマスタリングも前回と差別化してみた

よりスライドが生々しく聴こえるようにミックスしてみたのだ


二本のギターはそこそこ弦高を下げているのだが特別支障を感じない






今回のテレキャスターの購入は自分の中ではかなり盛り上がっていたのだが・・

上記の理由から結果として見送ることにした



テレキャスターの魅力が分かるようになった時に再度購入を考えてみたいと思う

やはり、自分の細々した性格を変えるしかないような・・・


「音程なんて関係ないね~ ギターって勢いでしょ?」


というアバウトな人(私の悪友に多い)が羨ましい


でも、ホントにカッコいいギターだと思う





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1 コメント

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カッコいいです! (ギター初心者)
2012-05-10 01:08:25
ほんとにこのブログって楽しいですね
僕もギターを弾きますけど勉強になります
ギター系のブログってけっこう多いですけど何かみんな似てるような感じです。
ボトルネックの音が超渋いです!!
どうしたらこんな音が出せるのかな?

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