読者の皆さん、お久しぶりなのだ
前回の投稿から約一ヶ月ぶりになる
言い訳になってしまうが貧乏暇無しで本当に多忙な日々を送っていたのだ
どんなに忙しくてもギターに触れない日はない
ギターを弾く事を義務だと思っている人は長続きしない
ギターを弾く事は権利であり自分へのご褒美だと思う
酒飲みの晩酌のような感じなのだ
私は体質的に酒が苦手なのだ
飲み会は好きだし酒も旨いと思うが大量に飲めない
誘われれば喜んで参加するが好んで自分から飲むことはない
そんな感じなのだ
「あ~今日も忙しかったなぁ」
「この一杯の為に頑張ってるんだよね」
という気持ちは理解できる
ギターは私にとっての一日の癒やしなのだ
安眠の為の必須アイテムになっているのだ
こんな表現が適切かは分からないが・・・
『ギター中毒』なのだ
ギターに触れない時間に僅かな禁断症状?を感じることがある
腹が減って食事をするように体がギターを欲しているのだ
ギターという楽器が体の一部になっているような気がする
ギターと真摯に向き合うことでギターが寄り添ってくれている気がする
ギターを擬人化するつもりはないが言葉で説明できない何かが存在するような気がしている
特にアコギにはそれを強く感じる
このアコギは一万円チョイの廉価な楽器だが最も愛用しているのだ
弾き込む度に音が良くなっていく感じが楽しい
廉価な楽器だけに伸び代は知れているがそれでも確実に変化している
ギターを構成している木材の奥深さを感じているのだ
これはエレキにも言えると思う
ギターは磨いて眺めていても何も変化しない
経年変化を期待する声も耳にするがそれは微々たるもの
弾き込むこととの相乗効果で変化が起こるということ
私の周囲にも多いが最近はギターを弾かない人が増えている
だからと言ってギターをリタイヤしたのではないのだ
他人には恥じることなくギターを趣味だと豪語?する
そんな似非のギター弾きが増えているのだ
ギターという趣味が突き抜けない大きな原因の一つになっている
ギターに夢中になれば消耗品も増える
必要なアイテムも見えてくる
そんな感じで経済が回っていくのだと思う
以前のご紹介したが廉価なテレキャスにロック式のペグを移植した
これによってさらにギターの使用頻度が増えた
弦交換が劇的に楽になったのだ
ヘッドの質量が増えたことで音にパンチが加わった
このギターの性格に似合っているように感じる
好みの問題はあるが私は正解だった
軽いヘッドが云々と言う人も少なくないが・・
そういう理屈っぽい人にかぎって演奏が伴っていない
2音のパワーコードにゴリゴリの歪みで弾いているならばむしろ質量が大きなヘッドの方が良い結果が生まれる
自分の演奏の好みや技量を知るべきなのだ
知識先行な人が多いのもギター弾きに見られる傾向なのだ
情報化の足跡が垣間見られる面白い傾向だと思う
私が若い頃にはパソコンもスマホも無かった
信じるべきものは実際に目や耳で体感した音だけだった
自分の演奏や音に足りないものを自分の頭で考えていた時代
今の若い世代にない部分だと思う
情報が簡単に手に入る時代だけに身になって定着しないのだ
読者の皆さんは如何だろうか?
色々と苦労した世代は現代の便利なツールを実として定着させる
脱線したが・・・
ピックアップ無しのアコギも弾いていて楽しいが色々な場面でピックアップが欲しくなってきたのだ
パッシブやアクティブ、貼り付けタイプやサドルに仕込むタイプなど
アコギのピックアップにも色々とあるのだ
方式が異なるマイクを複合に組み合わせるタイプもある
アコギの世界も奥深い
今回、私が購入するタイプはマグネットタイプなのだ
「マグネットタイプってどんな?」
という方はジョンレノンが愛用していたギブソンのアコギを参考にしていただきたい
余談だがアコギに初めてピックアップを積んだのはビートルズだと言われているのだ
所謂、歪み音をレコーディングしたのもビートルズが初だと言われている
実際にはそれよりも前に採用していた人がいたのかもしれないが世に広めたという部分が大事なのだ
脱線しそうなのでこの辺で・・・
すでにピックアップを搭載したエレアコを持っているのだ
ブリッジ下にピックアップを埋め込んだピエゾタイプ
電池式のアクティブピックアップなのだ
今時珍しい角形の電池式なのだ
時代を感じてしまう
壊れていたピックアップを行きつけの楽器店で修理してもらったのだ
その際に使い難かった(手が入り難い)電池ケースを使い勝手が良い位置に移植してもらった
こういう器用な芸当はプロならではだと思う
器用な人ならば素人でも何とかなるがプロのそれには及ばない
というかプロにはそういう意識と技術力を期待したい
残念ながら最近はそういうプロフェッショナルが減ってきた
そもそもが素人のギター弾きの意識も低くなっている
頑張ってギターを身につけようという高い志を持った人が減った気がする
まぁ、ギター以外にも楽しめるものが増えたので仕方がないと思う
ギターが優先順位の一位にくる人がどのくらいいるだろうか?
スマホよりもゲームよりもギターに触れている時間が多い人がどのくらいいるだろうか?
何かの縁でギターという趣味に出会ったにも関わらずギターの魅力と奥深さに気づかぬ人がいる
かなり残念な人だと思える
ギターはテレビともエアコンとも違う
誰でも買えば何とかなるものではない
弾き手の意識と技術があってこそなのだ
それがギターの最大の魅力だと思う
努力知らずの成金に庶民が勝てる趣味なのだ
意味もない高額なギターに心躍る人はどのくらいいるのだろうか?
ギターが弾けない人が持っている高額なギターなど何の意味も持たない
読者の皆さんはコレクターを目指しているのだろうか?
それともプレイヤーを目指しているのだろうか?
この違いは意外にも大きいものだと感じる
知人から託された80年代の古いギター
手つかずのまま蔵で押し入れで眠っていた
幸いにもケースもカビることなくキレイな状態だった
こんな奇跡があるのだろうか?
巷に流通している古いギターはとにかく汚い
使い倒したキズと経年劣化の汚れがこびりついている
こんな状態のギターには出会ったことがない
自分が使っていたギターではないが大事にしたいと思う
先にも述べたようにピックアップなどのシステムもかなり貴重なもの
現代のボタン電池式のピックアップとは区別したい
非常に音が柔らかいのだ
ピエゾ特有の音の堅さが感じられない
そんな意味でも廉価のアコギには差別化したピックアップを積みたかった
エレキのように弦の振動を拾うタイプのピックアップがどんな感じになるか?
すでにピックアップは入手済みなのだ
作業待ちという状態なのだ
弾きたいという気持ちはあるが急ぐ旅でもない
気長にその時を待っているのだ
超多忙な人なので色々な作業依頼を抱えているという
ボディに穴開けをする事に抵抗がある人もいるようだが
私はあえて変化が分かるタイプを選んだ
作業が完了した際には機を見てお知らせしたいと思うのだ
ギターは楽し😊