テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

軽いギターは上達への近道?

2020年11月15日 | 日記
読者の皆さんはギターライフを楽しんでいるだろうか?

「最近はあんまり弾いてないなぁ・・」

弾く為に買ったギターが押し入れの奥で眠っているのでは?

「ここ最近は忙しいからギター弾く時間ないよ」

は言い訳なのだ

帰宅後にすぐに就寝するほど時間に追われている人がいるだろうか?

少なくとも私の周囲にはそんな人はいない

それなりに多忙な日々を過ごしているようだが・・

ギターを弾くくらいの時間はいくらでも得られる


結局のところ、ギターを弾く気持ちが盛り上がらないだけなのだ

盛り上がらない理由は何だろうか?

色々な理由があると思う


私の場合には弾き難い楽器には手が伸びない

ということが最近になって分かったのだ


断捨離で『重い楽器』『デカい楽器』を処分したことで見えてきた

ルックスは最高だがレスポールは総じて重い

軽いレスポールはかなり高額なのだ

軽いといってもストラトやテレキャスなどよりは重い

アッシュ材のベースも重かった

実は実物を確認しないでオーダーした楽器なのだ

事前に重さを含むスペックは把握していたが・・

イメージと実際ではかなり印象が異なる

ドラゴンテレキャスもアッシュだが軽い



アッシュ材にも年代で重さに差があることを知ったのは最近なのだ

総じて70年代は重いアッシュ材が好まれた

材にも流行があるのだ

特にベースの場合、音に塊感が生まれる

音が単一方向に飛ぶという特徴があるのだ

スラップなどでバチバチするような演奏に向いている

一方で音の飽和を楽しむような指弾きでは面白みに欠ける

そんな材の特徴を知ったことで色々と納得できた

それらの事実を知る前からある種の違和感を覚えていた

バスウッド&ローズのベースは弾いていて馴染む

鋭さには欠けるが楽しいのだ

音の方向性が異なる

とにかく軽い

軽いボディは音が広がるという傾向があることを知った

意外にも軽いボディの方が低音が出るという

これはレスポールにもいえるのだ

”レスポール=音が太い・・”

という考え方を否定するわけではないが・・

何となく違和感を覚えていたのも事実

ストラトでも十分に低音が出ることを知っているのだ


そもそも、低音域が皆無なギターならば誰もロックに使わない

ストラトやテレキャスはレスポールよりも高音域の成分が多い

それが音が軽いという印象を与えるのだ

ある意味でレスポールの扱いは難しい

バンドなどのアンサンブルで音が埋もれることが多い

低音域がベースの帯域と重複するのだ

音数が増えるほどにその傾向が強くなる

宅録などで使う際にもレイヤーを重ねる時に使い難い


まぁ、そんなこんなで私の場合にはしだいに手が伸びなくなっていった

以前にもお話したが・・

私が所有していたレスポールは重量のバランスが悪かった

太ももの辺りで支えるギターが尻下がりになる

バランスをとる為に常に左手でネックを支える必要があった


常にストレスを感じていたのも事実

分かって買ったが・・

ネックも太い

太いネックの音が太いという事も思い込みであることが分かった

ネックが薄い廉価のテレキャスでも十分に太い音が出せる


色々と分かったのだ

レスポールもテレキャスにもコンター加工もエルボー加工もない

それが弾き難さに繋がっているか?

と問われれば答えはNOなのだ

意外に慣れる

レスポールは辛い

テレキャスは楽

ボディエッジの加工に秘密があった

テレキャスは角張っているように見えて実は角が丸い

一方のレスポールはかなり鋭角なのだ

それがルックスと質感に繋がっていることは重々承知しているが・・

実際に弾くとなると障害になるのだ

気づけば、弾き易いギターに手が伸びている自分に気づいた




私の周囲でもレスポール離れが加速していたことも背中を押した

加齢でリタイアする人も多い

「俺はオッサンだけどレスポール弾いてるぜ」

という人はそもそも演奏時間と使用頻度が低いのだ

鬼のようにギターと向き合っているとは思えない

読者の皆さんは如何だろうか?

平日や休日にどのくらいギターを弾いているだろうか?

長ければ良いものでもないが・・

短い人が上達するとも思えない


ギターに触れる時間を技術的な面で捉える人も多い

私は少し考え方が異なる

ある程度弾けるようになれば、ギターは自転車と同じ

弾けなくなることはない

まぁ、上手くもならないが・・

つまり、そう変わらないということ

大事な点は『気付き』なのだ

「なるほどね~ こんな運指もあるんだ」

「同じコードも別のポジションで弾けるんだ」

「あれ? 弦高って意外に高い方が音がいいかも」

とにかく、ギターと触れているだけで色々と気づくのだ

私はそんな感じなのだ

基本的にギターもベースも独学なのだ

それっぽい教則本も買ったことがない

初心者の頃には色々と買ったが・・

まぁ、皆さんと同じく挫折したのだ


技術を学ぶことよりも大事なことがある

ギターの楽しさを知るということが大切だと思う

好きこそものの上手なれ・・・

好きになれば、自然に手が伸びる

逆の発想をするならば・・

ギターに手が伸びない理由を自分なりに分析してみると良いと思う

今回のレリックベースも弾くための工夫だと思える



汚いままならば、ゴミなのだ

言葉は悪いが・・・

削りっぱなしの弾かないベースなどゴミ箱行きなのだ

逆にどんどんと弾いて音を出すベースはお宝になる

名演?を残すのだ

楽器は音を出してナンボ・・

これは揺るぎない私の持論なのだ


弾かない楽器は手放してしまった方が良いと思う

金銭的な部分というよりも気が楽になる

楽器が無ければ、切迫観念も罪悪感もないのだ

楽器がないのだから弾けないのだ

上達という怪物にうなされることもない

キャリアも数十年すると周囲が求めてくる

それなりに期待されてしまうのだ

「俺さ 何だかんだで40年くらいギター弾いてるわ」

「地元じゃ結構有名だったぜ バンドも渡り歩いたわ」

自らハードルを上げているおじさんも少なくない

私の知り合いにもそんなおじさんがチラホラいるのだ


読者の皆さんは私の腕前をどのように捉えているだろうか?

私は自分が上手いとも下手とも感じていない

しかしながら、最高に楽器を楽しんでいることは事実なのだ

たぶん・・

楽器を楽しんでいることに関しては誰にも負けない気がする

楽しむことに技術は不用なのだ

しかしながら、楽しむことに工夫は不可欠だと思う

ただ、ダラダラと垂れ流すようにギターと向きあっている人は
飽きるのだ

楽器に飽きる

自分自身に飽きるのだ

得意な事や好きなことがあれば、自信が持てる

自分を好きになれるのだ

楽器は良き友だといえる

とても正直なのだ

自分の思いが如実に反映される

裏切らないのだ


楽器の楽しみ方にも色々とあるが・・

繰り返しになるが・・

弾く為の準備をしてこそ吉なのだ


理由なくダラダラと楽器の検索をしても半日なのだ

そんな時間があるならば、バイトでもした方が良い

目標金額が貯まったところで検索をするのだ

意味がある検索になると思う


弦交換もバッチリで準備万端だが・・

まったく弾かない人がいる

喩えがアレだが・・

勝負パンツを穿いてやる気満々だが・・

機会がない男子のような感じなのだ

ギターに関する行動に無駄があってはダメなのだ

使用頻度が低いギターならば、それほど弦交換をする必要はない

これは最近の私のトレンドになっているのだ

廉価のテレキャスなど使用頻度が高いにも関わらずほとんど弦交換しない

告白するが・・

弦が切れるまで使い続けるのだ

決めたわけではないが・・

そんな流れになっているのも事実

ストラトもドラゴンもまったく弦を交換していない

潤滑のスプレーも使わない

コスパが良い日々を送っている

理由は二つ、乾燥している冬場ということ

私の指先がさらに硬くなっているということ

とにかく硬い指は弦を滑るのだ

少し死んだ弦も良い練習になる


”死にかけた弦で良い音を出す・・・”

そこには創意と工夫が必要になってくる

ピッキングも工夫するようになる

マルチやアンプなどのセッティングにも気を配る


人間の感覚は麻痺する

耳と指に贅沢をさせてはダメ

場合によると上達の邪魔をする

賛否両論あると思う

古い弦では上手くならない

も間違いではないと思う

少なくとも中級以上の10年選手ならば、デフォルトを体で覚えている

ここ一番の本番の為にストックしておけば良いのだ

久しぶりに新品の弦に交換すると感動も倍増する


少し興奮しているのだ

脳内にアドレナリンが噴出しているのだ

弦交換で音が良くなるということを刷り込むのだ

上手い言葉が見つからないが・・

弦交換はターボスイッチのようなもの

苦戦した難易度が高いフレーズが弾けるようになったタイミングで交換

頑張った自分へのご褒美という感じもありだと思う

弦交換は大事なメンテだと思う

過剰に交換する必要もないような気がしているのだ

最近のギター弾きは良い意味でルーズなのだ


少々脱線したが・・・

軽く、ネックが薄いギターは弾き易い

弾き易いギターには自然に手が伸びる

ギターに触れる時間が増えれば愛着が増す

愛着が増せば、またまだギターを弾く

そして上手くなっていくのだ


この好循環に気づいたギター弾きは強い

大人になると聞く耳を持たない

他人の言葉に心動かされる人の方が少ない

そういうことなのだ😉 
















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