今朝は早起きしてレスポールの調整をしていたのだ
「少しネックが順反りしているみたいだなぁ・・」
ギターは生き物なのだ
楽器店で調整済みのギターも自宅に持ち替えると僅かに変化するのだ
これは店頭に並べられている新品ギターにもいえるのだ
ギブソンやフェンダーなどの湿度が低い土地で作られたギターは
湿度が高い(比較して)日本に運ばれる段階で変化が起きる
分かり易い部分でネックなのだ
楽器店は店頭に並べる際に各部の調整を含め、ネックも適正な状態にセットする
「このギターいいですね~」
「じゃぁ、このギター買います」
という感じで自宅に持ち帰ると状態が変わっているのだ
厳密は話をするならば、年に4回の大きな変化が見られる
真夏と真冬で状態が異なるのは初心者でも感じると思う
その都度、楽器店やリペアショップに点検を依頼するのも大変なのだ
コストも時間もかかる
大きな修理が散髪と考えるならば、
ネック調整やオクターブ&弦高調整などは日々のひげ剃りという感じなのだ
ひげを剃る為に毎日、理髪店に通う人は少ない
まぁ、そんな感じなのだ
節約の為に何でもかんでも自分で行う人も多いが・・
如何なものか?
「フレット交換って高くね? 4万はね~よな」
「ギブソンレスポールだと5万はするんじゃね?」
「そもそもフレットってそんなに高くね~だろ?」
「ナットだってよ1000円しね~よな?じゃね?」
行きつけの楽器店でもたま~にそんな話で盛り上がるのだ
今回のオフセットなセッティングが想像以上に快適なのだ
ギターが好きな読者の皆さんにもお伝えしたいと感じているのだ
現在は便利なのだ
ネットで他人のギターの状態を知る事ができる
これはネットから拝借した(いつもだが・・)画像なのだ
ヴィンテージの貴重なレスポールなのだ
ナットをご覧いただきたい
かなり1弦側に隙間を作っているように感じられる
失敗ではないのだ
故意であり意図的な仕事なのだ
フレットに関しては打ち替えは行われていないように感じる
呼び名は知らないが・・
ギブソンの出荷時のフレットの打ち方は独特なのだ
コピーの精度が高いと言われるメーカーですらギブソンの方法を採用しない
理由はいくつかあると思う
一つは工作の手間なのだ
二つ目は経年変化による隙間なのだ
「だったら普通にオーバーバインディングで作れば?」
となるが・・
「やっぱり見た目がカッコいいですよね~」
「拘る理由ってそれだけじゃないですか?」
とは楽器店の店員さんの弁なのだ
オーバーバインディング仕様を好むそうだ
「あんな演奏聴いちゃうと落ち込むよね」
「俺ってまだまだってね・・相手はプロだけど」
と私の言葉に一同が賛同していた(*^_^*)
「プロもレスポールをリフィニッシュする際にはナットに注文を付けるみたいですよ」
「僕とかはあまり感じないけど・・ビブラートとかの幅が広いんですかね? たぶん・・」
先程のレスポールとは異なるギターのネックの画像なのだ
やはり1弦側の隙間を広くとってある
『弦落ち』で検索するとストラトにヒットする
大別するとヴィンテージスペックとモダーンスペックになる
大袈裟だが・・
弦高で音と演奏性が激変するのだ
自称ベテランのギターを触る事も多いが・・
「俺はこれが弾き易いんだわ・・」
良く知るおじさんなどはレスポールの弦高を12フレットで3㎜にセッティングしているのだ
そんなご時世にも関わらず、エレキで3㎜とは・・
おじさんは下手ではないが・・
まぁ、普通なのだ(*^_^*)
こういうマニアな人の数値は何参考にもならない
脱線したが・・
繰り返しになるが・・
ちなみに私のアメデラは現代的なスペックなのだ
私は2㎜を目安にしているのだ
おじさんが背中を丸めて一生懸命に速弾きに取り組む姿は痛い
個人の自由だが・・
一生懸命に頑張る・・
サクサクっとカッコいい演奏をアップするのだ
そんなこんなでストラト弾きは弦落ちに悩んでいるようだ
加えてフレットエッジ(フレットの端)を丸める傾向がみられる
デフォルトの状態で指にチクチクを感じるギターは『不良品』なのだ
「チクチクとは多少は我慢しますよ そこそこで」
メリットはフレットを広く使う事が出来るのだ
フレットのエッジにも角度があるのだ
「も~イライラするわ~」
少し上手くなってくると突き当たる悩みなのだ
「俺は弦落ちとか感じたことね~けど」
「っていうか気にしたことね~わな~」
希にギターのセッティングが良いというケースもあるが・・
ローポジでソロを弾く事がない
コードを主体に演奏する
など、弦落ちと無縁のプレイスタイルも多い
中級以上になるとすべてのポジションを使いたくなってくるのだ
この辺りに言及できるようになれば脱中級者なのだ
喩えが適切かは分からないが・・
ジョンのストラトも弦落ち対策が施されていると聞いた事がある
激しいビブラートやチョーキングはギターの専売特許なのだ
私がフレット交換する日はまだ先だが・・
余談だが・・
恐ろしいくらいに完璧なギターなのだ
以前にアイバニーズの良いギターを持っていた事がある
フレットは腰高のジャンボなのだ
店員さんも弦落ちとフレットの関係を気にしていなかったのだと思う
弦落ちは初心者か?上級者か?
意外に中級者は弦が落ちない
初心者はそもそもコントロール不能なのだ
「ちょっと~ 痛いわよ 馬鹿じゃない?」
一方の上級者はさらに感情を移入する
良い意味で指板を攻めるのだ
いくら練習しても上手く感じられない人の最大の理由は『ビブラート不足』なのだ
先日、ご紹介したMOREを再びお聴きいただきたい
子象ギターでもそれっぽく聴こえてくるものなのだ
そんなこんなで意外にオフセットにナットを作る人がいる事に気づいたのだ
ナットの下の大量のボンドを除去するだけでも良いと思う
手間が省けるので良いと思う
メリットともデメリットとも言えるが・・
今回の私のギターのようなオフセットができない
溝切り専用のヤスリと定規が必要らしい
素直にプロに任せてしまった方が利口だといえる
効果は絶大なのだ
デフォルトのナットはちょっとダメ~な感じなのだ
この感動が私の拙い文章で伝わっているだろうか?(^_^;)