テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

久しぶりに格安の弦を試してみた

2024年07月28日 | 楽器
暑い日が続くが如何お過ごしだろうか?

暑い事は間違いないが慣れてきたのだ

夏本番はどんな感じになるのだろうか?

ギターにとっても過酷な季節を迎えることになる

だからといって特に行う対処などないのが現実

故障しないことを祈るしかない

幸いにも手持ちのギターは良い状態なのだ

暑さもさることながら湿度が高い

ギター弦にとっても過酷な季節だといえる

使用後にクロスなどで汗を拭き取ることくらいしか対処方法はない

劣化したら交換するしかない

なんとなくベトベトしたように感じたら交換時期だといえる

この季節は音色よりも感触を重視した方が良いと思う

特に気にならないならばそのまま使い続けても良いと思う

弦交換に関しては決まったルールは存在しない

自分のさじ加減で決めれば良いと思う

むしろ、劣化に気づく感覚を鍛えておくべきだと思う

交換の時期などを自分なりに決めておくと良いと思う

弾かなくても弦は劣化するが実は思ったほど劣化していないことが多い

そもそもほとんどギターを弾かない触れない人に弦の劣化など分かるはずもない

新品弦に交換したところで演奏技術が向上するはずもない

新品弦に交換したところでモチベーションが上がり練習に精を出すとも思えない

ギターにほとんど触れない人は無駄なお金を使う必要はないと思う

気が向いた時に弦を交換すれば良いと思う

良くギターを弾く人にとって弦交換は大事だと思う

上達するほどに劣化した弦に敏感になるもの

ギターを理解すればギターのコンディションにも気づくようになる


使用頻度が高い廉価のアコギだがナットが欠けてしまった

ギリでピッチに影響しないので放置しているのだ

機会をみつけて交換したいと思っているのだ

交換の際に定番の牛骨に交換したい

むしろ、欠けたナットがブルース的でカッコイイと思う

弾かないギターのナットは欠けないということ

ギターのキズや劣化は勲章だと思う

自然に身を任せるのも良いと思う

実は久しぶりに激安の弦を買ってみたのだ


パッケージもしっかりしている


好印象なのだ

問題は音色や弾き心地

以前にベース用の爆安弦を試したことがある

ベース弦にも関わらずまったく低音域が出なかったという苦い思い出がある

エレキ用の弦もイマイチだったと記憶している

新品時からイマイチというのは困りもの

今回は人生で初のアコギ用の爆安弦なのだ

1セットで300円台という信じがたい価格なのだ

結論から先に述べるならば良品だった

想像以上に使える弦なのだ

特定のポジションが鳴らないという不具合も皆無

ダダリオなどの定番弦と同じだとは言わないが十分に使える

ダダリオのストックが終わったらリピ買いもありだと感じさせる



正直な話、少し驚いているのだ

「この価格で何で?」

良い意味で衝撃だった

弦を交換してから数日が経過しているが問題はない

弦が不用意に伸びるということもない

音程も安定しているのだ

弦の指滑りも良好なのだ

繰り返しになるがどんな仕組みなのだろうか?

キラキラ感という意味ではレギュラー弦に少し劣るが許容範囲内だと思う

ギターを始めたばかりの初心者には判断は不可能だと思える

私のようにブルース使用の場合にはキラキラ感が邪魔になる

まさにジャストな感じなのだ


廉価な楽器も侮れないが弦の品質もいよいよここまで来たのだ

今回は良い体験をしたと思う

安くて良い製品に出会った時の感動は言葉にできない

価格が高い製品が良いのは当たり前

安くて良い製品を見つけるところに醍醐味を感じる

余談だが新しいマルチを注文したのだ

まったくもって衝動買い

愛用のGT-001の調子が悪いのだ


良く使うボタンの反応が悪いのだ

強く押し込めば反応するという感じ

テレビなどのリモコンなどでも良くある話

気になる人にとっては結構なストレスになる

良く使うボタンだけに気になる

悪循環なのだ

エフェクトのパラメーターを変更するボタンなのだ

既存のパッチをそのまま使うならば問題ない

マルチは弄ってこその楽しみがある

自分の好みやギターに最適化したパッチを保存すべき

この手の修理は基板交換になる

ボタンだけを交換するということではない

実は以前にも同じような修理を依頼したことがある

たしか1万円くらいしたと記憶している

意外に修理台が安くない

GT-001に関しては二台目だと記憶している

私は気に入ると連続で同じ製品を買う癖がある

取説を読む必要もなく快適なのだ

新製品に触れる楽しみもあるが私は利便性を重視する

時間が勿体ないと感じることも多い

時は金なり・・・

さすがに三台目のGT-001はないかな?と思う

すでに古参なマシンになっていることも事実

今回はzoomの製品を買ったのだ


愛用しているMS-50Gでも音の傾向は気に入っているのだ

デジ臭いという人も多いが私は嫌いではない

以前にzoomG1を買ったことがある

結局は上記のマルチストンプに軍配が上がった

今回は明確に差別化しているのだ

電池駆動のマルチは不要

今回購入したマルチは電池使用は不可なのだ

自宅専用なのでそれで良いと思う

zoomG2を注文したのだ

”小さくて安い・・・”

すでにDAWから離脱した私にとって凝ったマシンは不要

空き時間にサクサクッと使える簡易なマルチが欲しかった

時間帯によってはヘッドフォン環境で弾きたいことも多い



アンプ使用とヘッドフォン環境の棲み分けという感じ


選択肢は多いほど良いと思う

zoomG2にはペダル付きもあるが私はペダル無し

別途にエクスプレッションペダルを持っているのだ

必要ならば接続して使うことも出来る

まぁ、ペダルの使用頻度は少ない気がする

思い立ったタイミングで卓上で鳴らしたい

製品が届いたらリポートしてみたい












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神格化された名ギタリストから学ぶ事

2024年07月15日 | 楽器
ギター弾きという生き物は面白い特性を持っている

これからお話することは私の周囲の人間だけに限った話なのだろうか?

それとも世間一般に通用する話なのだろうか?

おそらく後者だと思う

世のギター弾きの楽しみでもあり目標は『曲のコピー』だといえる

「オリジナルの曲が創りたい・・」

という人は私が知る限りでは極少数派だといえる

多くの人は憧れのギタリストを真似たいと願っているのだ

ギターを始めるきっかけになることも多い

読者の皆さんは如何だろうか?

私は少し変わり種で曲のコピーに取り組み出したのは10年くらい前から

若い頃にもコピーにチャレンジしたが撃沈した

技術も知識もないのだから当たり前なのだ

それでもギターに飽きることなく続けてこれたことは良かったと思う

ギターには人を惹きつける得体の知れない魅力があるのだと思う

下手ながらも楽しめる隙間探しの日々だった

ギターを離脱する人の多くは忍耐不足ではない

創意工夫の不足が飽きる原因なのだ

「コピーってムズくねぇ?」

とにかく一択なのだ

他の選択肢を考えるというところに至らない

良くも悪くも思考がストレートなのだ

実直で安直な性格はギターという楽器に向いているのか?

これに関しては何とも言えない

因みに私はご存じの通りかなり屈折しているのだ

知人は私を変人と呼ぶ

私はそれを褒め言葉だと前向きに受け止めている

著名なアーティストや芸術家の多くは間違いなく変人&変態の部類

尋常ではない発想から作品は生まれる

私はそう信じて疑わない

余談だが私は大学の経済学部を卒業した

これは人生における後悔なのだ

子供の頃から絵を描くことが好きで音楽も好きだった

絵のコンクールでは何度も入賞した経験がある

音楽や美術だけは常に5だったと記憶している

何故にそんな方面に進まなかったのか?

勇気がなかったのだと思う

人生の選択くらい難しいものはない

そんな感じだから若い層にアドバイスすることは出来ない

何となく普通の学部に進み、それっぽい会社に就職して辛うじて生きている

特に不満もないが満足もない

そんな空虚感を埋めてくれるのがギターの存在なのだ

私にとってのギターはもはや趣味の範疇ではない

人生にとって欠かせない存在になっているのだ

多くの人がギターという個体を愛でるのに対し私は演奏を愛でる

伝わっているだろうか?

ギターを弾くという行為に癒やしを感じるのだ

それ故に楽しく弾けるならばギターは何でも良いのだ

そういう流れになるのだ

「偉そうに語ってるわりにギターがショボくね?」

という一部の読者の声も聞こえてきそうだが・・・

上記の理由が私のギター選択の答えなのだ

現状に不満を感じれば買い足しや買い増しをすると思う

現状に満足しているならば現状維持ということになる

ギターに関しては私の買い物や改造は理に叶っているように感じる

特にここ数年は無駄な動きが一切ないように感じる

必要な物は迷うことなく買い、不要な物には見向きもしない

他のギターが気になる人、自分のギターが好きになれない人も多い

その多くは演奏に集中できていないことが原因なのだ

演奏に集中すれば気になるポイントが変わってくる

ギターの状態が気になるようになれば一人前

どんなに忙しくても指がギターを欲するようになれば一人前

「俺ってギター中毒かな?」

はギター上達への入り口だと思う

”好きこそものの上手なれ・・”

嫌々義務で弾いているギターが上手くなるだろうか?

嫌々で勉強している感じにも似ている

「それが知りたい・・」

という知識欲が大事なのだ

ギターに関しても同じ

「これってどうやって弾いているのかな?」

崇拝しているギタリストの一人であるジェフベック


天才であることに異論を唱える人はいない

ストラトの使い方で混迷している私に道を開いてくれた


氏はアームを巧みにコントロールする

小指にアーム棒を挟むプレイスタイルはお馴染み

さらにピックを使わずに指で弦を弾く

氏のコピーをするならば、必須のプレイスタイル

多くの素人ギター弾きはアーム機構を持て余す

つまりはどのように使ったら良いか?が分からない

曲の終わりにうねうねと動かし音程を下げる

そんな使い方に終始する

読者の皆さんの知り合いは如何だろうか?

読者ご自身は如何だろうか?

場合によってはせっかくのアームを取り外してしまう人も多い

何の為にストラトを買ったのだろうか?

弾き心地やピックアップのレイアウトなどストラトにはその他の良さもある


繰り返しになるがストラトの最大の魅力はアームなのだ

そんなアームの使い方を最大限に昇華させた一人がジェフベック


凝り性の私は分厚い曲集を買ってコピーに励んだ

氏のプレイは変幻自在なのだ

完コピにはあまり意味がない

その奏法をマスターすることが最大の近道

絶妙なアーム捌きが魅力なのだ

楽譜はあくまでも参考程度

あのニュアンスが感じられるまで練習した記憶が蘇る

さらに凝り性の私はドラムを打ち込みベースを弾き、DAWで鍵盤をミックスしてオケを作ったこともある

当ブログの超ヘビーな読者の中には過去曲をお聴きになった方もいると思う

自分で言うのも何だが・・

ギターに限っては私は天才肌だと思っているのだ

完成した曲は仲良しの楽器店に持ち込む

ネットの薄い反応よりも人間のリアルな反応が楽しい

一言多い店員さん達もジェフベックのコピーには黙ってしまう

「変態ですね~ オケも自分で作ったんですか?」

「これってGT-001で作った音ですか? ライン?」

とにかく興味津々という感じで質問攻めにあったことも多い

プロの良い反応は私の背中を押してくれる

ギターを続けていくうえで大事なことは『自信』と『確信』なのだ

自分に自信が持てないならばギターなど止めてしまった方が良い

他人からの評価の前に自分で自分を評価する

読者の皆さんも自分の耳には絶対の自信があると思う

そんな耳が肥えた自分を納得させる演奏を目指すのだ

正直な話、ネットの評価は微妙だと思う

そもそも、評価する側の知識や技量が分からない

ギターを上手く弾けない人に自分のプレイを評価されるのも微妙

数年前に当ブログで書いた記事に『ジミヘンとクラプトンの出会い』がある

ジミヘンが初渡英した当時の伝説のエピソードなのだ

すでにギターヒーローだったクラプトンに引退を決意させた


「エリックどうしたんだ?やめる必要なんかないぞ」

「お前のスタイルで弾けばいいんじゃないか?」

当時のマネージャー的な存在の人物が説得した話も有名なのだ

ジミヘンの渡英前にはクラプトンはレスポールを愛用していた

氏がストラトに転向した理由はジミヘンだと言われている

その辺りは本人が明確に弁明していないので謎だが・・・

上記のジェフベックもレスポールや改造テレキャスを使っていた

同時期にストラトに持ち替えているのだ

個人的にはそんな潔さが心地よい

一流だからこそ、素直に負けを認めることができる

素人ギター弾きの中途半端な意地やプライドほど見苦しいものはない

伸びないギター弾きの原因の多くは根拠ない意地なのだ

「君って上手いね それってどうやって弾いてるの?」

この一言が言えないのだ

おそらく相当に損をしている

ギター人生において大損をしているのだ

生きるうえでプライドや意地は大事だと思う

同時に潔く負けを認めることも大事

すでに上手く弾ける人の生声のレクチャーは確実

教則本を読むよりも確実に早い

因みに私はギターに関しては柔軟なのだ

年齢が若くても上手い人を認めることが出来る

躊躇なく他人を褒めることが出来る

そんな性格で相当に得をしてきた

脱線してしまったが・・

私のギターの入り口はアコギ

当時はフォークソングが流行っていたのだ

パソコンもスマホもない時代

遊び道具は限られていた

インドア派? アウトドア派?

インドアならば間違いなくギターが選択肢になる

当時はギターが弾けただけで少しモテた時代

さらに練習すれば簡単にヒーローになれた

スポーツ万能のイケメンと競えるほどにモテた時代

因みに私はスポーツも好きだった

インドアとアウトドアの混在は当時もかなり異端な存在だったと記憶する

日焼けして真っ黒な顔でアコギをかき鳴らして歌っていた

ギターの入り口は安易で安直

覚えた数個のコードを押さえてガシガシとピックでギターをかき鳴らす

雑なのだ

ギターの神様に失笑されてしまうと思う

それから数十年後にこんなにも複雑で深淵なギター沼が待っているとは知る由もなかった

ギターは一生続けていく覚悟なのだ

年齢的にもギター人生の後期だと思う

ギター人生の後期に再度、アコギに戻るという


速弾きと歪み系ペダルにしか興味がない人には理解できないと思うが・・

ギターの本当の難しさはアコギにあると言っても過言ではない

ブルース・・特にアコギを使ったブルースを知ってからさらにギターが面白くなってきた


この感じは言葉で説明することは難しいと思う

というかナンセンスだと思う

同じ方向に向かっている同志には理解できると思う

しかしながら、結局のところギターは孤独なのだ

孤独を愉しむ世界なのだ

それに気づいた人はギター弾きとしてかなり良い所まで来ている

読者の皆さんは如何だろうか?

他人の顔色や都合を気にしながら弾くギターではダメ

上手くなる為には孤高を目指すのだ

かのジミヘンも恐らく常に孤独だったような気がする



ジミヘンが爪弾くアコギはどこか寂しい

楽譜が存在しないそのプレイを動画を参考にして死ぬほど真似た


アコギ=フォークソングという概念を覆された

言葉で説明するのは難しいが良い意味で衝撃を受けた


ゴリゴリのロック好きにはこの渋さや深さは理解できないと思う

ハードに歪ませたギターもポロリと爪弾くアコギもギターなのだ

結局のところ、自分が心惹かれるものに傾倒すれば良いと思う

ジミヘンに関しては一生を通して学ぶ課題だと思っているのだ


すべての曲をコピーするには時間が足りないが少なくとも誰もが知るような有名曲はすべてカバーしたい

リトルウイングのコピーにも相当な時間がかかったがとりあえず完了した

この集中力だけは自分で自分を褒めたい

ランディローズのDEEも納得いくまで弾き倒した

YouTubeで上手い人のタイム感も参考にした

結局はそれらが自分の引き出しになり宝になる

ギターが変わっても場所が変わってもその曲が弾けるのだ

「自分のギターじゃないから上手く弾けないよ」

とは素人ギター弾きの常套句

上手いプロは楽器店の店頭に並ぶタグが下がったギターでも自在に弾きこなす

一流は道具を選ばない

良く考えてみればクラプトンもジミヘンもジェフベックetc・・

普通の値段のギター、レギュラーラインのギターを使っていた

エフェクトも至ってシンプルなのだ

クラプトンが愛用していたブラッキー&ブラウニーはニコイチ

複数のギターのパーツの寄せ集め

現代のギターマニアが閉口してしまうような楽器

以前にもお話したがギターの音は指先で紡ぐもの

音の並びや配置はプレイヤーの経験がなせる技

ストラトの名手であるレイヴォーンのギターも普通のギター


しかしながら、その状態はかなり特殊だったようだ

ネックは激しく順反りし弦高は尋常ではないくらいに高かったそうだ

普通の人には弾き難いギター



言葉では上手く言えないがエモーショナルな部分を感じてしまう

多くの名曲を残した神格化された偉人から学ぶことは多い


ギターという楽器は不思議だと思う

まったくもって飽きない

そして終わりが見えてこない

ギターの旅はまだまだ続くのだ😊 



















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自分はギターに向いているのか?

2024年07月14日 | 楽器
自分はギターに向いているのか?

ギター弾きならば誰でも一度は考えたことがあると思う

練習の過程で挫折した時に思うことも多いと思う

ちなみに私は数え切れないほど悩んだ経験がある

それでもギターが好きだという自分に気づいたのだ

ギターとの相性は目的によって変わってくると思う

上達を目的や目標にしている場合、一定期間の練習で上達が見込めないならば潔くギターを諦めた方が良い気がする

残念ながら、楽器や音楽が性格や体質に合っていない人がいる

センスの類いは努力ではどうにもならない

機械のようなスケール練習を繰り返したところでそれは音楽にはならない

速弾きに憧れてギターを始めた人が最初に感じる挫折なのだ

それなりに速く弾けるようになったのに何故だかモヤモヤする

私にもそんな経験があるのだ

とにかく速さを最優先に考えていた時期がある

ギターへ技術の上達を求めない人も多い

「俺は上手くならなくてもいいんだよね」

意外に思えるがそんな人は多いように感じる

私の知り合いにもそんなタイプが多い

ギター(周辺機材含む)を持っているだけで満足だという

転売を目的としたコレクターでもない

純粋にギターが好きなのだ

もっと言うならば・・

ギターを眺めていることが好きだという

乗らない車を磨いて楽しむ人にも似ている

私は他人の趣味や趣向を非難するつもりはない

私とは異なる人種であるという事実は否めない

私はとにかくギターが弾きたい人なのだ

自分でも呆れるくらいに空き時間はギターと戯れている

そこに義務感は存在しない

「練習しなくちゃ!」

というような気持ちは微塵もない

とにかく弾きたいのだ

ギターを覚えたての中学生のようなピュアな気持ちで接しているのだ

不思議なことにギターに触れる度に毎度新鮮な気持ちになるのだ

ギターの状態を指先と耳で感じる瞬間は至福の時間なのだ

僅かな変化に気づいてしまう

「ん?何か変だな?」

多くの人が見過ごしてしまう微細なレベルの変化にも気づいてしまう

ネックが反れば弦高も変わる

初心者は別としてそこそこベテランの領域に達したにも関わらずそんな変化に気づかない

そんな人にはギターは向いていない

コンディションの違和感に気づかない人は練習以前の問題だと思う

未だにメジャーなどで弦高などをチェックしている人も微妙

数値はひとつの目安になるが都度弾き心地は変化するもの

ブルースを嗜む私は順反り気味のネックを好むようになった

アコギを多用するようになってさらに高い弦高を好むようになった

個体によって最も鳴るポイントが見えてきた

弾き心地と鳴りのバランスは数値化できない





弦の使用限度に気づけない人もギターに向いていない

弦交換のサイクルは都度変わるもの


極端な話になるがアコギ系のブルースなどではむしろ劣化した弦が都合良い

新品弦が劣化するのを待つことも多い


自分の下手さを弦に八つ当たりする人もギターに向いていない

値段が高い弦=良い弦と勘違いしている人も微妙

私の知り合いに多い

レギュラーバランスの弦が弾きこなせないのにアンバランス弦に手を出す人がいる

プレーン弦は細く、巻き弦が太いという感じ

そんなバランスのゲージを使っているプロの影響だろうか?

ギターは基準が大事なのだ

行き詰まった時にはとにかく標準値にリセットしてみる

弦も普通に手に入るような弦を張ってみることをお勧めする

こんな言い方はアレだが・・

自分がダメだという事に気づく為なのだ

ダメな自分に気づくことが上達への近道

人間は自分がダメだと思うことを嫌う

特にキャリアを重ねるほどにプライドだけが増大する

私の知り合いに多いタイプなのだ

良いギターを押し入れの中で熟成させている

「家族サービスが忙しいからさ」

「ギターなんか弾いてる時間ないよ」

ギターなんか・・

という言葉が私の心に刺さる

そんな人にギターの神様が微笑んでくださるだろうか?

万に一つの奇跡が起こるだろうか?

ギター史に遺るレジェンド達はギターに命を捧げた

ブルースの神であるロバートジョンソンやロックの祖であるジミヘン

どちらも30歳に満たない年齢で亡くなっている

個人的にはそんな部分が心に突き刺さる

どんな思いでギターと接していたのだろうか?

そんな事をイメージしながらギターを抱えることがある

私はギターの為に他の趣味を断捨離した

時間的にも経済的にもすべてを満たすことは無理だと決断した

こんな表現が適切か?は分からないが・・・

ギターに命をかけているのだ

「俺にはギターしかないからな・・」

誰にも言ったことはないがそんな気持ちでギターと接しているのだ

ギターに命をかけるということは貯金を使い果たすほどの高額なギターを買うことではない

自分にとってそれが必要ならば迷わずに買うべき

車一台分だとしても手にいれるべきだと思う

それも一つの決意表明だと思う

とにかく、ギターという趣味や存在に本気の自分を見せるべき

周囲の人間は私をギタークレイジーだと笑う

ギターにクレイジーになれる私を羨ましく思っているように感じる

「そんなにギターを弾いて飽きない?」

なんともひねりがない言葉

ギターに飽きるはずがない

そもそも極めていない人間にとってゴールはまだまだ先

まったくもってゴールは見えない

まぁ、年齢的に自分が最終的にどの辺りに着地するかは見えてきた

しかしながら、まだまだ諦めていない

ギターという楽器の可能性に惹かれているのだ

先にアップした記事でも書いたが・・・

工夫をすればアコギ一本でもジェフベックの楽曲のような雰囲気が演出できる

機会があったら音源をアップするつもりなのだ



もう少し、フレーズや構成を練ってみたい

弾く度に最良の響きを探してしまう

もはや、コード名など関係ない

とにかく心地よい響き(時には不協和音)を探している

我ながら探究心の塊だと思う

ギターは応えてくれる

これは間違いない事実なのだ

ギターは値段ではない

という事実に気づいた人はギターが向いている

読者の皆さんは如何だろうか?



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アコギでジェフベック風の曲をつくる

2024年07月14日 | 楽器
読者の皆さん、お久しぶりなのだ

早いもので、もう7月も半ば

歳を重ねるほどに時間経過の早さを感じる

この感じは若者には理解できるないと思う

「時間があるうちに勉強しておいた方が良いよ」

という大昔のアドバイスを懐かしく思い出す

ギターは私にとっては人生の良き相棒


他人に背中を押されることなく唯一続けてきたもの

そういうものが一つでもある私は幸せ者だと思う

胸を張って誇れるものがあるということは自信に繋がるのだ

多忙な合間を縫ってアコギを爪弾くことがある

気がつけばアコギを抱えている自分がいるのだ

おそらく『完結』できるという点が気に入っているのだと思う

エレキはその性質上、他の楽器と絡みたくなってくる

その点においてアコギは独立している感がある

ブルースの世界に踏み込んだ辺りからそんな感覚が強くなってきた

アコギの奏法に『モノトニック奏法』がある

読者の皆さんも一度は耳にしたことがあると思う

親指でベースを刻みながら他の指でメロディ&和音を鳴らす

ギター一本でギターとベースを合奏出来る

古の黒人ブルースマンが編み出した技なのだ

ブルース演奏においては避けては通れない道

各指をバラバラに動かすという動きに慣れるには時間がかかる

しかしながら、その独特の動きに慣れてしまえば世界が広がる

所謂、『ソロギター』というジャンルの奏法はすべてこの弾き方の応用なのだ

親指でベースを鳴らすという部分がキモになる

ピック弾きがメインのエレキ弾きが最も苦手な奏法


ギターを長く続けていくと指で弾きたくなるケースが多々ある

アコギからエレキに転向した人にとっては簡単なのだ

読者のみなさんは如何だろうか?

苦手意識は早い段階でクリアしておくと後が楽になる

そして楽しくなってくる

食わず嫌いや苦手意識は自分を苦しめることになる

ギターに飽きてしまう原因になることも多い

ブログのタイトルにもあるが私はジェフベックが大好きなのだ

どんな経緯で聴き始めたのか?

『三大ギタリスト』の一人であるという部分が大きいと思う

当時はジェフベックを聴いているだけで一目置かれた

少し大人になった気がしたのを覚えている

「ジェフベックってどんな感じ?」

読者の皆さんはどんな曲をイメージするだろうか?

良い意味でロック系からジャズ系まで統一感が薄い気がする

理由は簡単なのだ

氏の曲は他人から提供された曲が多いということ

ジミーペイジやエリッククラプトンと大きく異なる点なのだ

特にペイジ師匠は楽曲の大半を氏が作曲している

年代や所属のレーベルで楽曲の雰囲気が変わるがある種の統一感を感じる

クラプトンも同じくヒット曲の大半を氏が作曲している

ブルースに傾倒している氏はブルースのコピー曲も多いが楽曲のアレンジは氏が自ら行うことが多い

良い意味でフレーズの手癖にある種の傾向が見られる

『クラプトン風』は意外に表現がし易い

興味ある方はYouTubeなどで検索してみていただきたい

多くの研究家がらしい動画をアップしているのだ

一方、ジェフベックには『ジェフベック風』という概念がない

先に述べたように時にハードなロックを演奏したかと思えばエスニックな和音を奏でることもある

何がジェフベックなのか?

非常に表現が難しい

もちろん、氏が好むスケールというものは存在するがそれだけで完結しない

ギタリストとしての立ち位置も関係していると思う

他の二人は歌の伴奏という立ち位置なのだ

クリーム期のクラプトンにしてもツェッペリンのペイジ師匠にしても歌ありき

一方でジェフベックはほとんどバッキングを弾かない

常にギターでメロディを奏でるリードスタイルなのだ

それ故にジェフベックの曲の伴奏がイメージできない

クラプトンやペイジ師匠には耳に残るバッキングのフレーズが多々ある

仮にジェフベックの楽曲の伴奏部分を聴かせても何を弾いているのか分からない

相当のジェフベックのファンでもない限り耳に残らない

良い意味でそれが味になっている

とてもギターで弾いているとは思えない浮遊感が氏の魅力でもある

若い頃にピックを使っていた氏はある年代から指で弾くようになった

表現力を増すという理由があると耳にしたことがある

強弱という点でもピックよりも有利になる

時にアコギのように複音を鳴らすことも出来る

先に述べたようにジェフベック風は一通りではないのだ

ちなみに私は運転中はインスト系を聴くことが多い

運転に集中できるように感じる

歌物は歌詞が邪魔する

他の人は知らないが私はそんな感じなのだ

ジェフベックやスティーブヴァイ、ラリーカールトンなどを聴くことが多い

特にジェフベックの楽曲が飽きることなく聴き続けられる

運転中の私のツボにハマる

とにかく順不同でジェフベックを聴き倒すのだ

人間とは不思議なもので観たものや聴いたものが自然に体に染みてくる

「ん? なんかジェフベックみたいな感じだな」

素人の勘違いなどそんなものなのだ

趣味のギターなど自己満足の極みなのだ

自分が楽しければ良いのだと思う

アコギを抱え、それっぽいベースラインを弾いてみる

ベースラインを鳴らしながらそれっぽい和音を創造してみる

自分の耳と感覚だけが頼りなのだ

アホな私はそんな弾き方を延々と繰り返す

時間が許す限り弾き倒す

あら不思議、ダラダラ弾きの中から起承転結が生まれてくる

「これってイントロに使えるかな?」

特に意識はしていないが曲が生まれるのだ

以前のように積極的に録音してネットにアップする気力はないがコツコツと曲を創っているのだ

曲が生まれているのだ

誰の為ではなない自分が楽しむ為なのだ

ピックアップを取り付けたことでギターが生まれ変わった



エレキ弾きには日常のピックアップもアコギにはイレギュラー

生鳴り重視の人は未だにピックアップを嫌う

これも考え方だと思う

良い音や好みの音でギターを鳴らしたいというのは山々だが

むしろ私はその先にある遊びや楽しみ方に重きを置いている

面白くない趣味など続ける意味もない

ピックアップを取り付けたことでエフェクターが使える


遊んでいたエフェクターの有効活用ができる

使用頻度が高くなれば、愛着が湧いてくる

より一層使いやすいギターに改造したくなってくる


ペグを交換したことも無駄遣いになっていない

チューニングが安定すれば、余計な気遣いが減るのだ

ギターとの良い関係が生まれる

合板のアコギも弾き込むことで変化が起きる

「自分のことを合板アコギだと思っていないかも?」


と思えることが多々ある

弾き込むからこそ弦交換の意味を感じられる


呆れるほどに弾き倒すことで劣化した弦と新品弦の違いを感じる


結局のところ、ギターは弾いてナンボ

弾かなければ何も生まれない、何も変わらない

弾けば何かが生まれるのだ


先日、こんなエピソードがあった

知合いの前でジェフベック風の曲を弾いてみた

ジェフベックのコピーではない

あくまでも私の解釈のジェフベック風

「それってジェフベックの曲なの?」

私は非常に嬉しかったのだ

「そんな風に聞こえる?」

「ジェフベック風だよ」

オリジナルで作った曲が他人の耳にも響いた

ギターを弾いている醍醐味でもある

自己満足と他人からの評価の絶妙な塩梅で成り立っているのだ😊 






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