CozyConer

サッカーやグルメや旅行やキャンプや…日常のちょっとしたことをつらつらと。JリーグのFC東京を強烈に応援しています。

札幌ドームから小樽へ

2012年05月19日 | 旅行記

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 5月12日早朝、7時半羽田発の飛行機に乗るために我が家を5時前に出る。今回は札幌に向かいサッカー観戦した後、小樽をのんびりと散策する旅の予定。やや曇り気味の天気だったけど、その雲を突き抜けると快晴の青空。まずまずのフライトだった。

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 新千歳空港に9時過ぎに到着。気温は低くて10度切ってる。寒いわぁ~。でも今日は札幌ドームなのであまり寒さは心配していない。JRで新札幌に向かい、そこからシャトルバスでドームへ向った。風が強くて体感的には氷点下みたいな気温だけど、すぐに入場できたので助かりました。待機列並んでたらしんどかったろうなぁ~。ご存知札幌ドームはプロ野球北海道ニッポンハムファイターズの本拠地でもある。しかし今日はJリーグのサッカー観戦。その為に天然芝生に入れ替えて使用する仕組みだ。壮大な仕掛けのあるスタジアムだ。ちょっと感動。仕掛けに興味のある方はコチラ

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 コンコースでは東京MXテレビ、FC東京魂のレポータ、ジョナサンが取材していた。

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 ゲームの結果は、開始早々FC東京が梶山選手の技あり的シュートで速攻先制。きっと大量得点だぞ!と期待したのだが、結局その虎の子の1点を、札幌の猛攻を耐え抜いて守った、というハラハラした内容だった。ま、勝てばいいのだ。

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 スタジアムを後にして、ボクらはそそくさと小樽へ向う。JRで札幌駅を過ぎると車内はガランとなった。

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 久しぶりの小樽はだいぶ垢抜けた街になっていた。昔はもっと情緒あったように思うけど、ちょっとわざとらしいモダン化した街っているのかな。でも悪くはない。とてもステキに生まれ変わっている。早速夜の小樽だ。ホテルは運河沿いのお洒落なところだけど、観光客目当ての寿司屋とかには興味がない。地元繁華街の花園地区へ向い、いろいろ道に迷いながらも「魚一心」という居酒屋ののれんをくぐった。ここはお酒にはあまり気を使ってないけど、魚料理には絶対の自信を持っている店だ。しかも安い。以前仕事で取引先の方に紹介してもらい、今回もここへ行ってみたかったのだ。いやぁ~、新鮮な魚を堪能しました、ご馳走様でした。

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 ほろ酔い気分でホテルに戻り、早朝に出て来た疲れもあってバタンキュー…。翌朝は小樽を散策しようと、小樽らしいところを巡ることにした。小樽は坂の街でもある。当初レンタル自転車を借りようかとも思ったけど、坂を楽しむのも悪くない。ということで、いきなりの急勾配、小樽駅近くの船見坂から登ってみた。15%っていうことは、水平に100m進むと高さは15mに達する角度だ。これはきついですよ。雪降ったら車も人も無理じゃないだろうか、というくらい。でもちゃんとした生活道路なんだよね。すごいや北国は。

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 前日ほどの寒さはないけど、空気は冷たい。桜が見頃になっていた。綺麗な青空とのコントラストだ。

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 こちらは10%の勾配だが距離の長い地獄坂。もうヘトヘトだよ、という図(笑)

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 この地獄坂の終点には小樽商科大学がある。桜が綺麗に咲いていた。遠くには海も見えるし良い環境だと思うが、冬は大変なんだろうなぁ。

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 今度は海側に向ってみる。途中見晴の良い公園等があったりして小樽市街を一望できる。更に坂を下って行き、JRの線路を越えると小高い丘になった。その丘には水天宮が祀られていた。ご存知安産の神様だ。

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 そしてその境内からの眺めがコレだ。遠くに小樽港が見える。とても気持ちが良い。

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 これまでずっと小樽の山側をブラブラ歩いてきたが、ここからいわゆる観光のコアな部分に入っていく。これは南小樽付近にある北一ガラス。古い倉庫を使ったモダンな店舗だ。

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 こちらは北海道のお菓子で有名な六花亭の店舗。なんともステキな雰囲気だ。いろいろな店に顔を出し、試食のお菓子をつまみながら更にブラブラと散策は続く。

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 途中で見かけたボンネットバス。もう時代は昭和である。こんなに似合う場所は無い感じ。

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 運河沿いにもステキな商業施設があるのだが、更に北側に運河を進むと、そこはもう運河が普通の生活圏になっていた。この運河は今でもちゃんとした生活の道なのである。

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 また小樽は北の貿易の玄関口だった為、古くからの建物が今でも現存している。これは日本郵船小樽支店のビル。ちゃんと重要文化物として保存されているのだ。ここは見学も出来る。このビルの会議室で日露戦争後のポーツマス条約が交わされたそうだ。明治39年11月のことである。この時から樺太半島の半分は日本の領土となり、日本の歴史上初めて海上以外の国境線が誕生したのだ。樺太半島に国境線を引くのに苦労した資料や写真等も展示されている。

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 また小樽の街中にはこんな廃線跡が残されている。手宮線と言って北海道初の鉄道だそうだ。この線路沿いを歩くこともでき、所々に美味しそうなお店もあった。なんかワクワクしてしまうね、こういうところは。

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 夕方近くになり、JRで新千歳空港に向った。乗ったとたんに寝落ちしてほとんど意識のないままに空港へ到着。いやぁ~、今回の札幌ドームでのサッカー観戦からの小樽散策は充実したなぁ。すっかり小樽ファンになってしまった。遅い時間のフライトだったので、夕食にサッポロラーメンをチョイス。ちょっと盛りだくさんのトッピングにしたのだが、案外ペロっと食べてしまった。来年もまた北海道にサッカー観戦しに来たいので、コンサドーレ札幌さん、J1に残って下さいヨ。お願いします。