CozyConer

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世界遺産「白川郷」と古都「金沢」の旅

2007年03月17日 | 旅行記

P1020270  さて、先のラーメン記事の通り、バスツアーにて岐阜の白川郷と石川の金沢まで1泊旅行に行ってきた。暖冬ゆえにそれほど寒くもないかね、とか思っていたけども、前日の天気予報だと冬将軍が到来していると言っている。ま、どうにかなるべ、バスだし、という気軽な感じで出掛けていったのである。

 バスは最初の集合場所からはボクと連れのまぁ坊のみの貸切状態、途中立ち寄る駅々にて徐々に増えて行き、最終的には20名の乗客となった。八王子のインターから中央道に入り、途中何度かトイレ休憩を挟んで15時過ぎ位だったかな、岐阜の白川郷に到着した。例年ならこの時期1m以上は雪が積もっているとのことだが、ご覧の通り田畑が白く染まっている程度の雪だった。白川郷の全景が一望できると言う丘まで乗り合いタクシーで登って撮影した写真だ。中々良い雰囲気である。豪雪地方の雪対策である合掌造りの家々は、観光目的のところもあるが、今も住居として立派に機能しているのだ。ここで普通に生活しているというのが妙に羨ましい。軒先をちょいと失礼しま~す、という感じで歩かせてもらった。

 Sa330316 今回のバスツアーは1泊で金沢から戻ってくるという過酷なスケジュールでもある。そそくさと白川郷を後にして一路金沢へ。なんという高速道路かわからないが、出来たての高速道路を北上して18時過ぎにはホテルへ到着。今夜はビジネスホテルに宿泊だ。オプションで加賀料理も選べたのだが、本格的に食べると数万円のコースになるという。オプションの料理は入門編らしく、それならばあまりこだわらずに好きなモノを食べようということになった。ホテルにあった近所の案内等を頼りに魚の美味そうな居酒屋を探すことにした。 北陸と言えば日本酒でもあるし、美味い魚と美味しいお酒にめぐり合うことも出来たというわけだ。

P1020295  翌日は朝から雨。せっかくの金沢観光なのだが、天気がよろしくない。14時出発までの自由時間をどう過ごすかで作戦会議を開いてみた。朝食を済ませて部屋に戻ると、なんとなく空が明るくなっている。青空もチラっと見えているではないか。これならば朝のうち、兼六園を回って、天気が崩れたら何処か屋根のあるところに行けば良い。早速チェックアウトの準備に取り掛かり、いざ加賀百万石、前田家ご自慢の兼六園へと向かうことになった。冬の兼六園は木々に雪吊という豪雪対策を施してあり、雪が積もっても枝が折れないような配慮がしてある。この雪吊の作業を行うことが冬の到来を迎える風物詩にもなっているのだ。しかし今年はその必要がまったくない。なんとも殺風景な冬の兼六園である。極普通に手入れの行き届いたニッポンの庭園、という印象だった。

 この後いくら暖冬だと言っても北陸である。寒さは厳しいので、兼六園のすぐ裏手にある21世紀美術館というところで美術鑑賞を行った。なんだか奇抜な表現のシロモノがあって不思議なモノを観たな、という印象を持って今回の金沢観光は終了である。14時にバスに乗り込み、一路東京へ。帰路は新潟、長野、山梨を通って帰り着いた。初日と同様最後は我々だけの貸切状態で帰ってきた訳だ。1泊1万円のバスの旅、また何処か良いところがあったら申し込んでみようと思う。