活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

分かるということ 3 「真実とは」

2016年01月15日 | 法理

「花の存在を確認する以前」に、花と自分とが必ず一体になった「事実」があるという事を理解してもらいたいのです。

 

今、「色受想行識」という働きによって認識した「花(過去のもの)」を「現実」にあるかのごとくに自分で想像してしまうのです。

 

私たち衆生は、「事実(真実)」というものを、そのまま受け入れているのですが、「色受想行識」の作用に因って、それが覆い隠されている訳です。

すべては縁に因って突然起こるものですから、その縁が消滅すれば消えてなくなるという事です。

 

例えば二つの意識を一度に意識する事は出来ません。

必ず「前の意識」が失くならなくては、次の意識は出て来ない訳です。


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