活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

活動1

2017年08月20日 | 語録

「参同契(さんどうかい)」に「明暗各々(おのおの)

相対(あいたい)して比するに前後の歩(あゆみ)の如し」

というお示しがあります。

 

差別(しゃべつ)の上は直ぐ平等があり、平等の上に

差別(しゃべつ)があるのです。

 

そのことをたとえたお示しです。

 

前足と後足と歩みを分けますが、同じ一つの足です。

 

一つの体が前足と後足に分かれたのであって体の上から

いえば一つの足です。

 

歩みは止まらないのです。

前足と思ったのが後足ではないですか。

 

活動は止まらないのです。

後足と思ったら前足になっているのです。

 

それを明暗の常に相伴うことと形容したのです。

どうしても、離すことは出来ないものです。

 

明即ち差別(しゃべつ)に成り切って進んで行くのです。

進んで行くと所謂今の後足が前足になり、前足が後足に

なるのです


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