活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

戒律

2017年08月03日 | 仏教

おシャカ様が布教をしていた時分、段々と多くの人が

集まってきました。

 

その中には、色々な”クセ”を持った人があり、そういう

人達が弟子になったので、その度毎に必要に応じて

一つずつ戒律が設けられました。

 

集団で修行する上においては、修行者がお互いに迷惑を

かけることのないように、「これだけは注意して

いきましょう」という考えの元に戒律が生まれました。

 

かつて仏教が非常に栄えた国々では、現在この戒律だけが

守られています。

 

そして、その戒律を守っていくことがおシャカ様の精神を

そのまま行じているものだと、誤って理解されています。

 

しかし、この戒律も「修行」という中心がなければ何の

意味もなくなると思います。

 

おシャカ様の説く戒律は「仏教道徳」です。

 

「守らなければならないことを守る」とは、

「今の事実」に自らの考えで一切手を加えない

ことです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。