活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

坐禅の要領1

2015年10月19日 | 坐禅

くれぐれも、自分の考えというものを先に立てて、

そしてそれに沿っていこうということ、別の言葉で言えば

考えというレールを敷いてそのレールの上を走っていこう

という、そういう考えをやめて頂きたいと思います。


「坐禅は坐禅なり」とのお示しだから、

「これでいいんだ、このままでいいんだ」という、

そういう人の考えが入れば、それは間違いだということです。


このことは、容易なことではありませんが、

迷いながらそれを務めていきます。

「唯務 (ゆいむ) (ただつとむ)」であると、

禅が坐禅の方法を示してくれるのです。


人に坐禅の要領を尋ねるのではありません。

「坐禅によって坐禅の要領を覚える」ということです。


「唯務坐禅 (ゆいむ ざぜん)」です。

どうかそのように務めて頂きたいと思います。


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