「一切のもの」が、いつでも完全な状態であり、充実した相(すがた)で
あるということです。
それが「道」というものです。
「ものが見える、ものが聞こえる、話が出来るから生きている」
といいますが、それは全て「生きているという言葉の説明」にすぎません。
それらは「今(今の事実)そのもの」ではなくて、「今(今の事実)の説明」に
すぎないことです。
「事実」というものがなくならないと「本当の今(今の事実)」ではありません。
この「今という今」を大切にして頂きたいと思います。
ものを掴むための「今」ではありません。
「今の事実(道)に成るための今」です。