「三法印」とは、三つの「法印」ということです。
即ち「仏法の印(しるし)」です。
仏教徒他教を区別する特徴的標識です。
私は現代に於ける「新三法印(実相無相、不知不識生、本来成仏)」を
提示させていただきます。
先ず第一の「実相無相(じっそうむそう)」〈じっそうはむそうなり〉
というのは、おシャカ様が「摩訶迦葉(まかかしょう)」に「法」を伝えた時に
発したお言葉です。
「実相」とは「本当の相(すがた)」ということです。
本当の相は「無相」なのです。
「相が無い」ので認めることが出来ないのです。
それを私は「事実として認めるべきものは何もない」といっているのです。