活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

生と死

2018年12月12日 | 法理

現今では「脳死は人の死」と定義されています。

しかし、本来は「生と死」の境目はないものです。


生命には始めはないのです。

始めがないということは、終りもないということなのです。


生といい、死といい、それはそのものの変化の状態、移り変わりの状態ということです。


ですから、僧侶の世界では人の死のことを、「死」とは言わず「遷化(せんげ)」といいます。

遷化とは、詳しくは「遷移化滅(せんいけめつ)」の義なのです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。