自分が生まれた事実を自覚している人は誰一人としていません。
広辞苑に拠れば、"「人間(にんげん)」①人の住む所、世の中、世間、じんかん” と掲載されています。
私たち衆生は「人間(じんかん)」に因って育てられ、知識を得て成長してきた自分をあたかも「本当の自分」であるかのように「錯覚」しています。
問題の本質は、「本来の自分」というものをはっきりと「自覚」する必要があるということに気が付いていただかなければならないのです。
そうしないといつまで経っても相対的なものの見方、考え方、六道輪廻を繰り返すことになるのです。
「本来の自分」に目醒めない限りは、他人のものの見方や考え方を自分のもののように取り扱っているだけなのです。