それぞれのものが全部「法」にかなったものとして、そう在るのです。
それでは「人」は如何なのでしょうか。
ここでおシャカ様のお言葉を拝借していうならば、「人は人の為に在る」という事です。
私たち衆生はあらゆる恩恵をこうむって生活が出来ているのですから、自分だけのものにしてはいけない訳です。
自分を無にして、人さまの為に尽くすという事です。
皆さん、それぞれの人がそれぞれの「法」を持っているのです。
「一人、一宗」といっても差し支えないと思います。
「天上天下、唯我独尊(てんじょうてんげ ゆいがどくそん)」です。
人類で始めてそういう事に気が付いた人、「法」に目醒めた人、そのお方を私は「おシャカ様」と呼んでいます。