元来私たち衆生は「天地」と共に朝から晩まで変化しつつあるのです。
(諸行無常)。
「諸法」と共に生きたり死んだりしているのです。
「一弾指(いちだんし)の六十五分の一が刹那です。
「一刹那には九百回の生滅」があるといわれています。
これを「諸行無常」といいます。
「諸行」とは諸々の働きです。
私たち衆生はその「無常」のお陰で働くことが出来るのです。
子供が大きくなるということも「無常」です。
「無常」でなかったら子供は何時までも子供でいなければならないのです。
「病人」が治るのも皆、「無常」のお陰です。
「教育」は「無常の応用」です。
「無常」というのは「無我」であり「諸行は無我」なのです。