活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

相違について 2

2015年02月28日 | 法理
キリスト教、イスラム教、仏教を世界三大宗教ということは、よく知られている。

今までキリスト教、イスラム教文化の中で育ってきた人は、「神」という「絶対」のものがあって、それから離れられない。

どんなにしても「神の存在」、「神の領域」というものが重くある。


「絶対」というものがある以上、「絶対は人がつくったものだ」ということに気が付かない。

それは「人の考えでつくった絶対」ということだ。


是非とも「善悪のない世界がある」ということを理解してもらいたいと思う。

「善悪のない世界」というのは、「今の事実」であり「今の自己の様子」、「今」ということだ。


自分でこれが「善」だとか「悪」だとか、判断する以前の世界ということだ。