遠くへ行きたい

サイクリングの原点みたいなもの

島原半島 歴史探訪ツーリングの巻

2006年09月15日 | バイク
 島原の名所を訪ねながら、バイクでぐるっと一周してみようと思い立つ。
多比良に降り立ち、島原外港を過ぎ、「雲仙岳災害記念館・がまだしドーム」へ。
 1000円の入館料にすこしためらったが、きれいなコンパニオンの視線を背中に感じ、財布を開く。丁寧な説明、わかりやすいセット、適宜な館内アナウンスなど、ずいぶんお金のかかった内容に入館料も納得する。
 飛び出す立体絵本、島原大変シアターにも拍手を送りたくなったし、平成大噴火シアターの災害疑似体験もディズニーランドを思い起こさせるワクワク感が楽しかった。
 
 次に、ふらりと原城跡へ。
「骨かみ地蔵に花あげろ 三万人も死んだげな小さな子供も居たろうに 骨かみ地蔵に花あげろ」とうたわれた、地蔵さんが本丸近くの駐車場に待っていた。
 天草四郎時貞の墓標説明を読み、大案内板の5分間の説明テープを聞く。古戦場の静けさはちょっと不気味でもある。潮風に吹かれ、ご冥福を祈る。
 
 口之津の赤い橋を渡り、歴史民族資料館へ。
大牟田港以前はここが石炭の積出港でたいそうな賑わいだったことを知る。
ありとあらゆるものが展示してあり、まるでタイムカプセルのなかに落ちたようだった。年配の方には、懐かしいものばかりで、楽しいのではなかろうか。
 「からゆきさん」の部屋では、解説ビデオを心静かに観る。

 次に小浜町の金浜眼鏡橋を訪ねる。
道沿いにあり、なんなく見つかる。
異様な丸さに驚く。移設、修復のご苦労を思う。

 ここで、一路、国見へと向かう。
ここまでくると、どの海も美しく、奇岩もあり、爽やかな海岸線をのんびりツーリングを楽しむ。
 午後7時20分、無事帰宅、原付soloご苦労さん。そっと、カバーをかける。