たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

晩秋

2015年12月02日 | 日記

陽の陰りが早く正に晩秋の感ありです。師走に入り喪中はがきを2通いただきました。1通は遠い親戚の奥様の父上の死去で90歳、今日届いた1通は元会社の上司だった方で88歳だった。
元上司は県内では有数の地位と名声のある方だったが会社のホームページではなぜか事後届出で、葬儀にはお参りできなかった。会社関係の年賀状は退職後、賀状にその旨挨拶しほとんど出さないし貰わない。欠礼していたがこの先輩は特例で、出したり貰ったりしていた方だった。

同じ畑の先輩で、酒飲みでやんちゃな自分の若い頃から、引き立てて頂いたというより、相応の立場で退職まで見守って頂いた先輩というところか。時に優しく親身に言い聞かされたこともある。
この方は今の名大の前身・旧制名古屋高専の出身で、就職後選抜試験で名大聴講生を1年履修されたと聞いていたが、抜群の頭の良さで人格者であった。2人のお子さんが幼少期の頃、結核で肺の手術をされ、肩を下げた独特の風情であった。
そんなことで奥様が創価学会員と聞いていたが、学会の友人葬で送られたのかも知れない。
奥様には会ったことはないが、お元気なようで、宛名を薄墨筆ペンの手書きで届いたところを見ると、ご健在なのだろう。どうかお健やかに過ごしていただきたい。

今年も多くの先輩・上司・同輩・後輩が亡くなった。民間会社なら中部支店といった組織に出入り2度、8年も勤め名古屋へ通勤したので、東海4県に及び知人が多いせいもある。自分の番が近いことを物語っている。
それにしても寒くなった。今朝の寒さは格別だった。