河瀬ビジネスサロン ライフワークを育てよう!

コーディネイター河瀬謙一@SOHO CITY みたかからの発信。
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実行へのヒント-268

2008年09月26日 | Weblog
知らず知らずのうちに-2

長野に伊那食品という会社がある。
トヨタの経営最高幹部たちが訪れる優良企業だ。

商品は車関係の部品ではなく寒天。
業界自体は左下がりだが、この会社は躍進を続けている。
48年間増収増益。

社員は400名ほどで、社員の幸せを第一に考える会社である。
だからリストラはない。

高付加価値の商品に順次シフトするから利益が出る。
その種まきも営々と続ける。

経営は堅実がモットー。
外部からは「年輪経営」と言われたりするらしい。
木が年輪を刻むようにしか成長しない。
だが数十年たつとライバルがいないほどになってしまった。

知らず知らずでもないだろうが、ともかく堅実成長で国内シェア80%。
世界シェア15%。

学童が道路を渡れるよう、歩道橋も寄付する。
会社の敷地内でお弁当を広げる家族もいる。
木や花を大切にする。

欧米経営の手法が悪いとは言わないが、他人を犠牲にしても何が何でも利益を取ろう、というところは彼ららしい。
日本でそれは嫌われたが、すっかりこの手法に染まって”勝てば官軍”がまかり通っている。

が、それも長くは続かない(リーマンブラザース)。
世の中は巡り巡って、の世界である。
MBAでもなんでも結構だ。
が、世間様に愛想を尽かされたらお終い。

官の世界は社会保険庁をトップに腐敗が根を張っている。
大企業も普通のおじさんが経営していることがわかった。
老舗の店も内部告発で閉店する。
世間様に愛想をつかされた組織は多い。

だからといってCSRがどうのこうの、との議論はやかましすぎる。
「お天道さまの下、胸張って歩こうや」
という社長の一言にこそ重みがある。

世間は新しい風を求めている。
その風の吹く新しい道を切り開くのは新しい実行者である。
マスコミでも評論家でもない。

我々は心して新たな一歩を踏み出そう。
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