![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/1f/d942f858a5fbe73c5cd9856cb2488688.jpg)
不都合は良薬
一直線に成功し、素晴らしい人生を送るのは人間の変わらぬ夢なのだろう。
学生の「これからの夢」にはきらめくような言葉がつづられることが多い。
しかし社会に一歩出れば、特に仕事をするようになると大変なことの連続である。
その中で人は何度となく挫折し、再起を試みる。
「大過なく職業人生を過ごしました」、とは20代のサラリーマン時代に定年を迎えた当時の先輩社員の挨拶だが、とても違和感ががあった。
つまり、
「そんな人生があるはずがない」
と思ったし、次に頭に浮かんだのは
「この人は何も試みなかったのだ」
という理解と脱力感だった。
当時のサラリーマンは大過なく過ごす人生が素晴らしく、褒められたことだった。
「周りと仲良くやっていけばとにかくよい時代」、と評した先輩もいる。
だが、コロナショックを引き金に、世界と環境は激変した。
例えば。レナウンが破綻したのは昨日のニュースである。
ではこの時代、一般市民は途方に暮れるしかないのだろうか。
私のささやかな経験から言えば、断じてそうではない。
考えと行動で工夫の余地はマダマダある。
何事も、不都合なことが起こった時には「まいった!」と思うが、その後は逆転できる可能性が大きいのだ、と覚えてほしい。
つまりこうだ。
・失敗や挫折、不都合な状態は自分を鍛える、変える、にはよい機会である。
・失敗があるから再度成功を目指す。何かが心の中で叫ぶのは、それに向かってである。
・それでも向かっていく成功のテーマは、自分が本気になれるテーマだ。
・理に適う本気は強い。
つまり失敗よし、不都合よし。
外部環境の変化は我々の努力外のファクターである。
同時にこの時期こそは本当に貴重な時間である。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます