河瀬ビジネスサロン ライフワークを育てよう!

コーディネイター河瀬謙一@SOHO CITY みたかからの発信。
お金をかけない起業と経営で豊かな人生を!

実行へのヒント-411

2010年01月24日 | Weblog
2010年、感じる変化-2

・成長幻想を捨てて、人々は朗らかになった。

(その2)
 社会が豊かになり、人々は多様化の時代を本格的に迎えた。
 だから隣人と自分を比較する意味を失った。
 無理をして豪邸に住む意味などない、高級車などいらない、とも悟った。
 自分は自分らしくあればいい、と自我境界が出来て大人になった。

 それより友人知人と仲良くしていたほうが楽しい。
 家族の団欒がより大切だ。
 第一に幸せ感がある、と人々は気付いた。

 そういう人は、自分たちの新しいコミュニティーを作り始めた。
 新コミュニティー人は、賢く旧来のコミュニティーと棲み分けている。
 アメリカで既に人種や階層で地域ごとに分住している。
 日本は土地が狭いから明確な分住はできないが、それでも内実は近づいている。

 
(その3)
 自立した市民は自分自身のあり方に自信を持つようになった。
 個性は様々である。
 能力も。
 考えてみれば当たりまえだ。
 みんな一緒の時代は、成長経済期で既に終わっていた。
 努力は惜しまないが、背伸びは止めた。
 
 今はみんな違う。
 それでいい。
 ケースバイケース、が合言葉になった。


(その4)
 競争するだけの人生はアホらしい、と人々は気付き自分をとり戻した。
 そこで自分のライフスタイルを根本から見直す人がどんどん増えた。
 見栄えより実のある努力をしよう、という賢い人が出てきた。
 
 握りしめていた何か、しがみついていた何かから手を放したら、どっと
 気が楽になった。
 「ああ、よかった」と心が鎮まり、次に穏やかな顔に戻った。
 同時に体の中から新しい力が湧いてきた。 
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実行へのヒント-410

2010年01月24日 | Weblog
2010年、感じる変化-1

・待遇が良いと言われた大企業の管理職は、今やストレス過剰で元気を失った
 (私の周りでは特に)。
 一方で、不思議に中規模企業勤務の人は元気だ (自分を活かせるから)。
 SOHO・マイクロカンパニーの個人事業者はなお元気。


・中央集権から地方分権のセリフの前に、すでに市民は自立した。
 もう権力には頼らない、いらない、という人だらけになった。
 だから権力を振り回す人は心底相手にされなくなった。
 (何しろ家の中では奥様が一番早く反応している)
 インターネットの力、経済・社会の成熟化による社会のフラット化も大きい。
 

・政界疑惑のTVを毎日見せられて「飽きた」とスイッチは切られる時代。
 麻薬問題の時も同じだった。 
 その前も、その前の前も。
 だから広告収入は減り続けっぱなしである。
 新聞も同じ。
 もっと面白い事を書いてほしい。
 もっと実のある番組が作れるだろうに。
 読者・視聴者の本音は「本当にもう飽きた」。


・成長幻想を捨てて、人々は朗らかになった。

 (その1)
 バブル崩壊とリーマンショックを経験した人が今の社会の中核にいる。
 何事にも限界がある。果てしない欲望追求は自己破滅だと思い知った。

 国家成長戦略など要らない。国家が経済成長を引っ張れるわけがない。
 必要なのは緊急の財政出動だけ。
 自分がじっくりと頑張るのが一番だ。考えてみれば当たり前だ。
 という社会常識が復活した。

 その結果、働く手ごたえ、生きる手ごたえを獲得する方向に、人々は舵を切った。 
 自ら舵を切る感覚がその手に蘇り、嬉しくなった。  
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