河瀬ビジネスサロン ライフワークを育てよう!

コーディネイター河瀬謙一@SOHO CITY みたかからの発信。
お金をかけない起業と経営で豊かな人生を!

実行へのヒント-413

2010年01月27日 | Weblog
社長の仕事

起業して、時間をかけてあるレベルまで売り上げが伸びたのは良かった。

さて、ではこの後どうしたら売り上げをもっと伸ばすか。
これを教えてほしい、という相談がたまにある。

「どうしたら自社の業績を伸ばせるか。それを考え、それを実行する事こそ
あなの仕事ですよ」
と私は言う事にしているが、特別冷たくしているわけではない。

見聞きした事例はヒントとして伝えられるが、ではその人の仕事に
そのまま応用できるわけがないからだ。

やはり社長が自分なりに噛み砕いて吸収し、如何にすれば自社事業に
応用できるかの考えを尽くし、試行錯誤を繰り返さなければならない。

あるいは大成功している会社の事例は、お茶飲み話にはいいが、そのまま
SOHO社長の事業に適用できないのは目に見えている。
しかも話題の市場には、成長要素は残されていない。

だけれど多くの人は「大きく成功」した事例を聞きたがる。
そして「焼跡の釘拾い」を一生懸命やる。

もちろんそれは今日から生きる社長の仕事ではない。
社長の仕事は釘拾いではなく、新しい土地に新しい建物を建てる事だ。

最初は小さな家でいい。
何回か増築すれば立派に大きな家になるのだから。

「ほらごらん、あのデパートはあそこまでが第一期、その次が第二期。
そうして第四期まで順に拡張している。あのデパートの経営者は大した
もんだ。君、会って話を聞いてきたまえ」

海外視察で車の中からメーシーデパートを見つけた小林一三は、同行して
いた清水雅にそう促した。
(清水はその後小林の後を継いで阪急グループの総帥となる)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする