2014年1月31日 サイドボード

2014年01月31日 | 風の旅人日乗
メールボックスにも、ネットにも
心を揺すぶり、ワクワクさせる
話題が何もないときは、
石井ゆかりさんのツイッターを
覗いたりする。

なになに? 本日の獅子座は、

「『サイドボード』。
客用の茶器が入っている。」

うーむ、難しい。
いつも通りの宇宙語だ。
相変わらずの謎かけだ。

今日はこれから
横浜ベイサイドマリーナに行って
ある艇の修理&改造の段取りを
話し合うんだけど。。。

そのあと立ち呑み屋で一杯、
ということになる心配が
当たりそうな気もするんだけど。。。

その流れのどちらかで、
客用の茶器が入っている
サイドボード的展開が
シュッタイするというのか?

ワクワク。


あるクラス40のパース。
日記とは関係ありません。スマン

2014年1月29日 三浦半島→品川

2014年01月29日 | 風の旅人日乗
昨日は、
午前中シーボニアの艇で仕事したあと、
午後は、
東京・品川の東京海洋大学海洋科学部へ。



クジラとヨットが衝突しない
平和な世の中の実現に向けて行動を起こす、
それぞれの専門家による活動準備会合。

そのあと品川の運河沿いを約2時間
ウォーキング。
うっすらと汗をかきながら
気持ちのいい水際を歩きつつ、
東京も、水と共存するいい街じゃん、
などと感心する。

夜になるのを待って品川駅前で、
母校・東京海洋大学の先生を囲む懇親会スタート。
先生とは言え、後輩なのだ。
歳がいった人間でしか味わえない
面白不思議の世界なのだ。

楽しい時間になりました。

本日もシーボニアで仕事。
しかーし、
そろそろ書き仕事にも手を付けないと、
とてもまずいのだ。


photo: S.Yamagishi / Kazi


2014年1月26日 横須賀中央

2014年01月26日 | 風の旅人日乗
昨日は、
夕方歩いて葉山を出て、



横須賀中央の市場食堂で
美味しい魚とお酒をいただきながら、
とてもとても楽しい時間を過ごす。


いい小説を元にした映画には
落胆することが多いから要注意、
という自己流の戒律に従って
観に行かないようにしていた
『永遠の0』。

昨日横須賀で聞いた話では、
映画のほうも、
素晴らしいできばえになっている模様。

この先、断続的に長く続く
ことになりそうな、
迫り来る怒濤の日々に
戦々恐々としながらも、
今週中のどこかで観に行くことは
できないかと、策謀中。


この素晴らしいレーシングヨットに
関する書き仕事も、すぐにでも
始めなければマズいのだけれど。


photo: S.Yamagishi / Kazi

2014年1月25日 小倉→横浜→葉山

2014年01月25日 | 風の旅人日乗
昨日は、
九州から関東への移動日。

春を思わせるような日和だったので、
北九州空港に向かう前に、

桜の硬い蕾を観察したりしながら



小倉城周囲の公園を母と散歩。




羽田空港から横浜に出て、
駅に近い寿司屋さんで、
あるヨットのオーナーさんと、
ある楽しい打ち合わせ。

給料日と金曜日に、
横須賀線下りの遅延までが重なって、
終電の逗子駅前には、
とんでもなく長いタクシー待ち行列。

なので、歩いて帰宅。

葉山の海岸を歩きながら仰ぐ空には、
降るような満天の星。

この感動の星空を、
あの方にも、この方にも
見てもらいたいと思い、
頑張って写真に撮ってみたけど、



残念無念、写っているのは
ただの、暗い空。

かろうじて、
シリウスとプロキオンと、
そして、ベテルギウス?

ま、
その3つが写っていたところで、
あの感動を分かち合える写真では
ないね。


今朝起きて、
ふと考えを巡らせてみると、
再来週の国外脱出前までの来週中に
片付けておくべき案件を
ずいぶん溜め込んでしまったみたい。

ブログ書いている場合じゃないかも。

深夜仕事の部として、同じく
それまでに提出しなければならん
書き仕事のほうは、

先日大阪湾で
セーリングさせていただいた
Botin40、Swing。


photo: S.Yamagishi / Kazi

うっとりするような、
素晴らしい造りのレーシングヨット。


photo: S.Yamagishi / Kazi


Sオーナー(左)とクルーの皆さんには
大変お世話になりました。


photo: S.Yamagishi / Kazi


どんなレポートになるのか、
自分でも皆目見当がつかない。
どうなるのか、
自分で楽しみにしている始末。



photo: S.Yamagishi / Kazi


















2014年1月24日 意志薄弱

2014年01月24日 | 風の旅人日乗
昨日は、7年前にホクレアがいた
マリーナから、
西洋型の帆走艇を出す。

7年前のあのときは、
関門海峡の潮止まりの
時間から逆算して、
真夜中に出航したんだったな。

出港前のミーティングでの、
カレパ、オノヒ、そしてマイクの
緊張した面持ちを思い出す。

ホクレアを曳航して
このマリーナに入港した時は西側を、
出港したときは東側を通り抜けた
能古島の、この日は東側の海面で、



ヤフオクドームを見ながら
ごきげんなセーリング。

夜は、
高校時代の悪友に薦められた
博多駅前のホテルにある
焼き鳥屋さんで、お疲れさま会。

店にある地酒を、
端から順に全部飲み終えたら、
小倉行きの新幹線の
最終列車の時間が近づいて、
お開き。

小倉に戻って、
魚町銀天街を
抜けたところにあった屋台で、
おでん、ビール、そして、
誘惑に勝てず、ラーメン。

ラーメンで摂った
過多カロリーは、
歩き帰宅で消費しようと
自分に約束していたくせに、
道半ばで、
停まっていたタクシーに
ドアを開けられ、
身体がごく自然に吸い込まれる。

意志薄弱なり。

2014年1月23日 博多湾

2014年01月23日 | 風の旅人日乗
昨日の、道中写真日記。

朝走ったビーチを見降ろしながら
空港で買ったコーヒーを飲む。




上昇気流によって雲が湧く
伊豆半島を挟んで、
左に相模湾、右に駿河湾。



駿河湾は凪ているが、
遠く左上の伊豆大島には、
西からの強めの風が当たり、
左上がりに雲が湧き上がっている。

モロカイ島にかかる雲の動きで、
オアフ島の風のシフトを先読みする、
ナイノア・トンプソンの教えを、
ふと思い出す。


虹色の光の中に、
瀬戸大橋。




ラッセル・クーツが
そうめん流しを楽しんだ、
特徴的な形の粟島。




さあて、
今日はこれから博多湾。

いいセーリングになりますように。

2014年1月22日 葉山→九州

2014年01月22日 | 風の旅人日乗
今日から金曜日まで、
九州へ、セーリング仕事。

その前の、
本日の深夜の一人勉強時間は、
やっぱり、新時代のヨットの
フォイルについて。

アメリカズカップをやるにも
世界一周レースをやるにも、
フォイルの勉強は
進めておかなきゃならん。

年末のシドニーホバートレースで、
またまたファーストホームを果たした
ワイルドオーツ(右)は、


photo: Daniel Foster / Rolex

垂直方向のフォイルに加えて、
このような水平フォイルを
左右に付けて、
スイス・アーミーナイフのようだと
笑われていたが、


The Daily Sail

こんなパワフルなセーリングが可能になって、


photo: Brett Costello

激しいファーストホーム争いを制した。


微風のときには
抵抗になるので引っ込めて、
スピードが出てくると突出して
ヒールを起こす。

あの艇も、



この艇も、



バラスト重量を増やすことなく、
高いスタビリティーを得る、
知的なモノハルの未来形。

日本でもこういうことを試す
楽しい艇が出てきてほしいぜ。

2014 年1月21日 相模湾

2014年01月21日 | 風の旅人日乗
昨日の明るい時間帯は、
来シーズンの活動開始を控える
44フィート艇を海に降ろして、
バッテリー充電と、
計器のキャリブレーション。

南東の風で穏やかだった相模湾に、
ほとんど前触れなく
強い南西風が入ってきて、
周りの漁船が逃げ始めたので、
こちらも慌ててマリーナに帰る。


けさ早く、
ここのところの深夜の、
孤独な仕事時間の相手だった
原稿をほぼ書き終え、
取りあえず脱稿。

2014年1月20日 星めぐり

2014年01月20日 | 風の旅人日乗
寝床の窓から、
南東から南西方向にかけての空が見える。

木星が南東にかかるのを見ながら目を閉じ、
夜中にオリオンが南西へと傾いていくのを
チラリと見る。

火星とスピカが真南にさしかかる頃、
エイヤ、と起床。
時計を確認すると、4時少し過ぎ。
よしよし、大体推測通りの時間かな。

思ったような航海には、
なかなか出られない。

でも心の中はいつでも航海中。

今日もいっちょう、
元気に行こうぜ。

2014年1月19日 半日江戸人

2014年01月19日 | 風の旅人日乗
新横浜まで出て、
この1週間断続的に続いていた
希望あふれるセーリング打ち合わせの
まとめ的昼食会。

ここから丁寧に、
目標に向かって駒を進めていきましょう。

せっかく横浜まで出たのだからと、
逗子方向とは逆方向の電車に乗って
東京・上野へ。

上野から歩いて、
浅草・田原町のお寺の境内にある、
ハワイに住んでた友人のお墓に行き、
近況報告をしつつビールを酌み交わす。

ハワイに行くたびにお世話になり、
あの頃ぼくのハワイでの住処は
アラワイヨットハーバーに浮かぶ、
彼が自作した小型ヨットの中だった。



ホノルルのサンドアイランドにある、
ホクレアのホームポートで拾ってきた溶岩に、
葉山の海岸で拾った小さな貝がらをいくつか、
接着剤でくっつけた。
彼はどちらの海も好きだったからね。

いつの間にか誰かがその周りに、
ほかの貝がらも置いてくれるようになった。

鮮やかな赤褐色だった溶岩が、
東京の雨と空気で黒く変色してきた。
また新しいの作ってあげよう。

浅草寺にお参りしたあと、
並木か、駒形橋たもとの薮で、
お酒と蕎麦を、と願ったけど、
恐れていた通り、どちらにも行列。

すっぱりと諦め、
隅田川端を歩き下り、
仲町を目指す。


対岸に神田川と柳橋。

ここを通るときは必ず、
山本周五郎の「柳橋物語」を思い出し
おせんの辛い人生物語を思って
自動的に目が潤むことになっている。

富岡八幡宮にお参りし、
今年の夏の本祭りで
無事神輿が担げるよう祈願する。



越中島に住む、チームニシムラの長老、
人呼んで牡丹町の翁にご足労いただき、
富岡の蕎麦屋で新年のご挨拶。

伊勢屋で塩大福と豆餅を買い、
仲町から月島、勝鬨、築地、銀座経由で
新橋を目指す。



道中にある母校の重要文化財。
7月の「海の日』制定の端緒になった船。
学生時代、酔っぱらった上級生に
マストのトップまで登らされた。
落ちて死ななかったのは奇跡だぜ。



母校の真上にかかる、木星。
茂在寅男先生が御存命の頃、
仲町で御一緒したあとに見た木星は
もっと南の空にあったっけな。

唐突な企画ではあったが、
半日江戸人一人遊びの休日は、
幸せに修了。


2014年1月18日 Sir Peter

2014年01月18日 | 風の旅人日乗
尊敬するセーラーが
死の直前に書き残した言葉を、
改めて自分に言い聞かせる。



To win,
you have to believe you can do it,
you have to be passionate about it,
you have to really want the result,
even if this means years of work.

The hardest part of any big project
is to begin.

December 4, 2001
Peter Blake


Photo: at Gisborn, New Zealand