風の旅人 西村一広 Sailing Diary

海とセーリングだけの人生で考えたこと、悩んだこと、感動したこと、学んだこと、あれやこれや。

2月11日 エミレーツチームニュージーランド

2009年02月12日 | 風の旅人日乗
問題の仕事をやっつけ終わった。
フー、だ。

エミレーツチームNZのコンパウンドの中にあるメディアセンターから出て、
コーヒーを買いに出た。

コーヒーをこぼさないようにコーヒーカップを見ながらチームNZのコンパウンドに戻っていたら、向こうから一人で歩いてきたエド・ベアードにぶつかりそうになった。
あれ?エドさん、さっきラッセルを大逆転したレースをフィニッシュしたばかりなのに、もう陸に帰ってきているのか。
「昨日、キウイヨッティングのモーリーと夕飯を食ったときに、カズもこっちにきていることを聞いてたぞ」
とエドさんも驚いている。

「すごい逆転だったね、おめでとう。でもなんで勝てたの?」
「いや、ラッキーだっただけだと思うよ」
とか話している間に、メディアに人気者のエドさんは大勢の記者やテレビカメラに囲まれてしまい、そのまま輪の外に出て、目で挨拶し合ってそのまま別れる。


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2月10日 ルナロッサ

2009年02月10日 | 風の旅人日乗
チームニュージーランドのコンパウンドの中にある
ルイヴィトン・パシフィックシリーズのメディアセンターで
メディア登録した。

今日は雨模様なので、観戦艇には乗らずメディアセンターで
問題の仕事に取り組みながらテレビでレースの様子を観戦することにする。
もう決勝進出を決めて14日までレースがないチームニュージーランドの
ディーン・バーカーやバウのジェロもメディアセンターにやってきて、
一緒にテレビを見る。
やり残している仕事が気に掛かるが、
ついついルナロッサとチャイナ・チームの接戦に目が行ってしまう。
この試合、ルナロッサがチャイナを1秒差で下した。

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2月9日 オークランド沖 ワイヘキ島

2009年02月10日 | 風の旅人日乗
朝9時過ぎに、飛行機は予定より早くニュージーランドのオークランドに着いたけど、
レンタカーのピックアップ手続きに手間取ってしまい、
空港を後にできたのは、お昼少し前。
飛行機の中では、ちょっと太目の外国人女性二人に両サイドを挟まれてしまい、
パソコンを取り出すことは不可能でした。

機内食を前にしても、あまりに疲れていてお酒を飲む気にならず(疲れすぎると酒に興味がなくなることを、初めて知りました)、
かといって仕事を終えてない罪悪感から眠りは浅く、
それでもなんとかやっと眠れたと思ったら、
強い意志を持ったスチュワーデスの方に、
朝食を食べていただきます、
と起こしていただいた。
うーん、参った。

アーリーチェックインの手続きをしてくれていたはずのホテルでは、
(予想通り)まだ部屋が用意されてなく、
荷物だけ預かってもらい、車は車寄せにほっぽらかして、
昨日のお昼に葉山を出て以来、コンスタントに汚れが蓄積している歯とパンツのまま、
ホテルからプリンセスワーフ横のフェリー桟橋まで走る。
午後1時出港の、ワイヘキ島行きのフェリーを予約していただいているのだ。
土曜日からのサバイバルゲームがまだ続いている。

フェリーの後ろのデッキに座り込んで、
硬いパンのサンドイッチを、
歯を痛めないよう気をつけながら引きちぎっていたら、
ランギトト島とノースヘッドの間から見えるハウラキ湾に
4隻のACボートのメインセールが見えた。
今日も、ルイヴィトン・パシフィックシリーズは予定通り行なわれているらしい。
こちらは、明日メディア登録をするまでは、観戦もままならないので、仕方ない。

ワイヘキ島での仕事の段取りは、思いのほかうまく進んだ。
ここ数日間のうちではかなりの高得点をゲットした、上出来のミッションだと思います。

ワイヘキ島から帰着したフェリー埠頭からの帰り道に、
汚い中華料理屋に寄って持ち帰りの焼きそばを買い、
夜7時半に部屋に戻って、やっとシャワーを浴びる。
でもまだ闘いは続くのよ。

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2月8日 成田

2009年02月08日 | 風の旅人日乗
今、成田空港のラウンジでインターネットに繋ぎ、最後のあがきをしているけど、約束の仕事を終わらせることができないまま、飛行機に乗ることになりそう。
逗子から成田までPCに向かいっぱなしだったけど、ダメだった。
うむむむむ、関係者の皆様、申し訳ない!

飛行機の中でも続けるつもりだけど、どうだろう。この便は満席状態で混んでいるというし、頭がフラフラしているので、ダメかも。
このラウンジにPCや充電器を置いたまま飛行機に乗ってしまうドジだけは避けなければ・・・
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2月7日 相模湾

2009年02月08日 | 風の旅人日乗
仕事の徹夜明けでぼんやりとした頭のまま、相模湾でセーリング。
その前の日もあまり寝てないしなぁ・・・。
なかなか集中できない。困ったものだ。

以前は一晩や二晩くらいの徹夜はどおってことなかったのに、結構コタエルようになっていたなぁ。出艇を待っている間に、つい眠りかけてしまった。

夕方葉山に戻り、2時間ほど寝てから、再び仕事に掛かる。
明日のニュージーランド出発まで間に合うかなあ。
ドキドキしてきた。
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2月6日 チンタオ

2009年02月07日 | 風の旅人日乗
本日2月6日、
ボルボ・オーシャンレース2008-2009の第3回目のインポートレースが
中国のチンタオで行なわれる。

シンガポールからチンタオまでの第4レグで、
船体に重大なダメージを受けてリタイアした
テレフォニカブラック、
エリクソン3、
デルタロイドは、
修理が間に合わず、チンタオでのインポートレースには出ない。
テレフォニカブラックとエリクソン3は、
来週2月13日の第5レグ(中国・チンタオ→ブラジル・リオデジャネイロ)の
スタートに間に合わせるために、
それぞれシンガポールと台湾で、24時間体制で修理作業を進めている。

ダメージが大きかったデルタロイドは、2月13日までの修理は不可能と判断し、
第5レグを棄権して、
第6レグ(リオデジャネイロ→アメリカ・ボストン)から復帰するために、
台湾から直接リオデジャネイロに船便で艇を運び、
現地で修理作業をすることになった。

したがって、本日チンタオでのインポートレースは、
エリクソン4、
テレフォニカブルー、
プーマ、
グリーンドラゴン
の、4隻のみで行なわれることになった。

本日のチンタオの天気予想は、最低気温3度、最高気温12度と、
チンタオにしては暖かい気温だが、
風速はかなり弱く、
西の風、2ノットから6ノット程度しかないのではないかと予想されている。
ただ、この時期のチンタオ名物でもある濃い霧が発生する可能性が高く、
視程が0メートルから100メートルになってしまう可能性がある。

6ノットの風があればレースはできなくはないが、
視程が100メートルしかないとすると
全長22メートルのボルボオープン70にとっては4,5艇身先しか見えないわけで、
これではレース開催は不可能になってしまう。

もし、霧が晴れて、4,5ノットの風の中でレースが行なわれれば、
4隻の中で微風での性能が一番高いテレフォニカブルーが最も有利なレースになる。
ただ、風は不安定だから、風向のシフトも大きく、
艇の性能だけがレースを左右するファクターではなく、
コースの取り方、風の変化に応じた素早いクルーワークなども
重要な要素になってくる。
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スペイン その4

2009年02月07日 | 風の旅人日乗
ダガーボードが引き上げられて、ジェネカーがはらむと、艇速は16ノットを越える。
他艇はマストヘッドジェネカーなのに対し、我々はフラクショナルジェネカー。
マストヘッドジェネカーを積んでこなかったバウワーが、クソッ、と言っている。しかし周りの艇に比べても艇速は目立って遅くはない。

ツインラダーでのステアリングは初めてだった。
タッキングでは、特に風位を越えてからスピードビルドのアングルまでバウを持っていくまでは、
通常のシングルラダーに比べて意識して大きく舵を回さないとイメージどおりにバウが回ってくれないし、
次のスピードビルドに苦戦する。

勝手が分かってきて上手く艇を回すことができると、
走り始めてすぐに10ノット台の数字を見ることができる。
軽風にもかかわらず、ものすごい加速性能だ。

ジャイブでは、ツインラダーでの舵の切り角とバウの回頭角スピードは、
シングルラダーと同じ感覚だ。

このレースで、我々〈テレフォニカ・ブルー〉は結局4位でフィニッシュした。
しかし、1位から4位までのどこに入ってもおかしくないレースだった。
他の艇よりも小さいヘッドセールとジェネカーで、
〈テレフォニカ・ブルー〉は他の艇にまったく遜色なく走った。
これにはバウワー自身も驚き、かつ喜んでいた。
もしセールの大きさが同じだったら、
このコンディションでは〈テレフォニカ・ブルー〉は
圧倒的とも言えるクローズホールド性能と
ダウンウインド性能を発揮したことだろう。
(おわり)
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