2016年11月30 楽しい 2016年11月30日 | 風の旅人日乗 飛行機の窓から 海岸線を見降ろしながら 来夏の航海計画のことを あれこれ考えるのは 至福の時間 金銭的な仕事にはならなくても やるべき大切なことは 人生にたくさんある 今はそれが続くタイミングなのだと ジブンに言い聞かせる 机の上では ここのところ いくつかのヨットの詳細を お客様のために 調べてまとめる仕事が続いている これはこれで 超楽しい 好きなことだからね ©︎Shigeyuki Yamagishi / Kazi
2016年11月29日 本日もいい日 2016年11月29日 | 風の旅人日乗 何を書くか まったく決めずに書き始めてみる んーっと そうだ 沖縄はよかったな 無理矢理に決めて実行した 合宿だったけど やっぱりやってよかった 行動を起こすことが大切だということは やはり間違っていないみたい 費用がかかり経済的に辛いというマイナス 仕事に負担がかかるというマイナス その他アレコレのマイナスはあっても プラスだったことの方が やはり圧倒的に多い マイナス分を差し引いても 大変なプラスになった 机の前に座って考えているだけでは 何も生まれない 考えを 行動に移さねばならぬ チームの中で 直前に来れなくなった2人を ごく自然発生的な流れで補うように 新しい パッションに溢れた2人が加わってきた 何を目指しているのか そのことさえ忘れずにいれば きっと目指しているものの形が見えてくるさ 今日の筋トレ占いは 『愛が生まれる日。 深い喜びや楽しみを、真剣に、 誠心誠意「創造する」ことを決意するような。』 だとさ いい日になりそうじゃねえか 未来は明るい 資料作り一段落して 昼飯を持って山に登る モスが一隻 東から断続的に降りてくる パフをうまく渡り歩いて 飛び続けようとしているのは U彦かな
2016年11月28日 チョロ舟? 衝撃! 2016年11月28日 | 風の旅人日乗 昨日 強風大雨の糸満で サバニの整備を終えて 南部そばでじーまみ豆腐そば大を食べて 身体を温めた後 ハマスーキの博物館で 上原館長からいろんなことを教わった そのあとハマスーキにあった資料を見ていたら 宮崎県の日南地方に サバニと同じく飫肥杉を使った 伝統のセーリング漁船があったことを知った チョロ舟 なんだ? チョロ舟? しかし復元されたチョロ舟の セーリングの様子の写真を見て驚愕した ©︎日南市産業活性化協議会 すっげ〜 かっけ〜 なんというスピード! こんな舟をセーリングで操って 日南の漁師さんはつい60年ほど前まで 大型マグロを追って 外洋まで漁をしに出かけていたらしい ©︎日南市産業活性化協議会 マグロも釣れれば セーリングだってお手のもの かっこいいじゃんか 昔の日南のセーラー漁師さん ほうら やっぱり もともと日本人は優秀なセーラーだったんだよ チョロ舟 すっごく乗ってみたい! この手でセーリングしたい! ©︎日南市産業活性化協議会
2016年11月27日 那覇空港 ひとり酒 2016年11月27日 | 風の旅人日乗 糸満は朝から大嵐 空が青くなくても 海は青いことを 初めて知ったぜ ゼネットとカラスで ともにケンウッドカップを目指した 仲間たちと一緒に 風雨の中 And 俺たちのサバニの整備をする幸せ そしてその作業を 沖縄の仲間たちが ずぶ濡れになって手伝ってくれる幸せ ジブンは本当に 周囲の人々に生かされているのだと つくづく思う 本当に本当に ありがたい 那覇空港 ひとつ早い飛行機で東京に帰る 高山と星野は 保安検査場に向かった 明日朝の飛行機で東京に帰る 大森はこの二日間の活躍で疲れ切って 今頃はもうテントの中で眠っているのかな ひとりそじ坊に残り この日記を書きながら もしかしたらジブンは すごく幸せなな人生を 送っているのではないかと しみじみと思ったりしている 那覇を飛び立ち 厚い雲の上に出たら 右側の翼の翼端に シリウス その左側に プロキオン その上方に オリオン座 地上よりも圧倒的に 星がたくさん見えるなあ シリウスの斜め右上にある ムルジムなんて いつもはほとんど 見えないものなあ 死ぬまでに これらの星をたどって航海する技を 身につけたい
2016年11月26日 糸満 サバニ 2016年11月26日 | 風の旅人日乗 昨夜のうちに わーじ用の板をゲット 糸満ハーリーの 強豪チームが 西村だということを知る これからは 糸満を堂々と歩いちゃおう^_^ 今朝の糸満港
2016年11月25日 真っ白富士山 羽田 那覇 糸満 2016年11月25日 | 風の旅人日乗 昨日は 窓の外を降る雪を見ながら 仕事グイグイこなす 今朝は 浜に出て 昨日の降雪で 麓まで真っ白になった富士山を見ながら 本日から沖縄で二晩使う テントの中を掃除する 急いでパッキングして みんなに作ってもらったケースに ウェークを入れて バスに乗って新逗子経由で 羽田空港第一ターミナルに向かう いい天気だ 新しいチームメンバーも迎えての 糸満合宿 実り多い週末になりますように
2016年11月24日 マセラティもフォイルする 2016年11月24日 | 風の旅人日乗 ©︎Maserati ボックスルールで規定される 全長70ftの外洋トライマランMOD70クラスで イタリアのマセラティと フランスのジターナチームが それぞれのMOD70の 外洋でのフォイリングテストを終えた ©︎Gitana インショアレースだけでなく 外洋レーシングヨットの世界にも フォイリングの時代が到来したことを 改めて印象付けた ディンギーから大型艇まで オリンピック(ナクラ17) アメリカズカップ そして外洋レース セーリング競技はフォイリングによって 一気に次の時代へと足を踏み入れたなあ
2016年11月23日 クアランタ 2016年11月23日 | 風の旅人日乗 ©︎Shigehiko Yamagishi / Kazi 大学生のときに 検疫のことを英語で クアランティーンというと教えられ 思えばそれからずっと頭の片隅で クアランティーンという言葉が 英語にしちゃあ変な言葉だなあと 思い続けておった しかしその疑問について 調べようとすることもなく 遥かな日々が過ぎ去った最近のこと 思わぬところでその謎を トム ハンクスに解いてもらった まあ 映画館で映画を見ていたわけです ©︎Sony Pictures Entertainment, Inc へー なるほどそういうことがあったのだなあと 一瞬だけストーリーから離れて こんな暗がりで謎が解けたことについて ひそかに感慨に浸った ところで 「一瞬」という時間も ひとまばたきの時間だから 具体的に秒数で表されるな 今ストップウォッチで計ったら ジブンの場合で 0.21秒だったぜ 以上 ジブンへの備忘録として 書き留める
2016年11月22日 読書感想文 あの日と宇宙兄弟 2016年11月22日 | 風の旅人日乗 小保方晴子氏の 『あの日』を 読み終える ©︎Shigehiko Yamagishi / Kazi 大学を卒業して 最初に入社した雑誌出版社で 海と船とセーリングのことしか知らなかったジブンは その出版社に費用を払ってもらって ジャーナリスト専門学校の 夜間講座に通わせてもらった そこで習ったことは 文章は最初の1行がもっとも大切 ということや 修飾語は修飾したい言葉の直前に置くと 読みやすく理解しやすい文章になる ということなどいろいろあるが ©︎Shigehiko Yamagishi / Kazi 今でも最も強く覚えていることは ジャーナリストたる者は 一つの事件なり事象を書こうとするとき そしてその事件や事象を巡って対立の立場を取る 人たちがいるとき 必ず双方に取材した上で それぞれの言い分を公平に取り上げて 記事を作っていかなければいけない ペンは銃よりも強い 人を容易に殺すことさえできる ペンを持つ者は そのことを常に心しておかねばならない ということだった ジブンの中の 「小保方晴子像」は 毎日新聞の須田桃子記者が書いた 『捏造の科学者』(文藝春秋) によって作り上げられていた そして今になって考えてみると その『捏造の科学者』は 須田記者がジャーナリストの卵だったときに 最初に教え込まれているはずの 『必ず双方に取材し 双方の言い分を公平に取り上げて』 書かれたものではなかった この本が 日本のジャーナリストたちの 目指すべき人だった 大宅壮一の名が冠せられた賞を 与えられたことも なんだかとても 座り心地の悪い気持ちに なってきた ©︎Shigehiko Yamagishi / Kazi 確かに この騒動の発端そのものは やはり間違いなく 小保方氏が 研究者としてはあってはならないらしい とても基本的なミスを やらかしてしまったことのようだ そしてその部分そのものは 小保方氏が背負うべき 重い責任のようだ それははっきりしていることのようだ しかしその先については ジブンや須田記者を含めた 『正義の裁判官』を自ら任ずる者たちは 一人の若い まだ将来のある人間の人格までを 一方的な側からの しかも不正確な情報だけを元にした 勝手な思い込みと いじめっ子の心理に誘われるままの 心地良いストーリー作りによって 人として許される範囲を超えて 弄んでしまったのではなかったか 小保方氏の書いた本を読み終えた後 しばらく沈思黙考し それから 須田記者が書いた 『捏造の科学者』を本棚から取り出して その扉ページに 「捏造を捏造した(かもしれない) 今のところの最も顕著な例」 とフェルトペンで大書して 日付も書き添えてから 本棚に戻した 次世代たちが間違って読まないように 捨てようかとも考えたけれど 捨てなかったのは ジブン自身への戒めにしようと思ったから もしかしたら 小保方氏が書いたことが不誠実で その大書を消す日も来るかもしれないが ジブンの直感では その可能性は限りなく低いように思える POGO30 それにしても 小保方氏のこの本が出版される前に 悪意ある妬みを持つ 特定少数の人間が放った 意図的に操作された情報によって 己のことを「絶対的正義の使者」と信じて疑わない 顔を隠した不特定多数の市井の人たちが 悪の権化となって大活躍する ネットによる誹謗中傷の嵐が広がる様子を すでに単行本第27巻で せりかさんのエピソードとして 物語にしていた『宇宙兄弟』の小山宙哉氏のすごさを 改めて思ったことでした 『宇宙兄弟』第30巻 早く出ないかなぁ POGO36
2016年11月21日 恵みの雨 2016年11月21日 | 風の旅人日乗 海に出ようかな 出ねばならんな でも寒いな どうしようかな ©︎Shigeyuki Yamagishi / Kazi と迷っているうちに 雨が降ってきて やっと諦めがついた 恵みの雨というか・・・ 仕事の資料を作りながら 小保方晴子さんの手記を読んで 自身の行動を恥じたり フォイルのことを考えたり 将来のアメリカズカップの行く末を あれこれ思案してみたり 暗殺される前年 1962年のアメリカズカップを観戦する ケネディー大統領ご夫妻 アメリカの大統領が 休日を返上して観るに耐え得る アメリカズカップであり続けて欲しいよな ©︎Shigeyuki Yamagishi / Kazi
2016年11月20日 挑戦 2016年11月20日 | 風の旅人日乗 ©︎ Shigeyuki Yamagishi / Kazi セーリングの世界以外の いろんな分野にも 優れたプロフェッショナルたちがいる 今日は そんな若いプロフェッショナルたちと セーリングを介して 真剣に仕事に打ち込めた一日になった ©︎ Shigeyuki Yamagishi / Kazi 速度はとても遅いけど 一歩一歩 着実に前進している自分を 感じられた日 本日の東京湾の 難しいセーリングコンディションの中 いかにして仕事の質を高めるか 主催者全員で知恵を出し合う 若い参加者たちが 挑戦する心を奮い立たせて それに応えてくれる ただただ 若い仲間たちに感謝です ©︎ Shigeyuki Yamagishi / Kazi
2016年11月19日 雨 2016年11月19日 | 風の旅人日乗 昨夜は 普段だったら 完全に夢の中の時間帯から Photo by Shigehiko Yamagishi / Kazi 若い友人と二人で 東京の下町の 蕎麦屋で日本酒 つい楽しく話し込み 締めの蕎麦に行き着く前に 終電の時間迫り 慌てて新橋へ Photo by Shigehiko Yamagishi / Kazi 満員の終電で逗子まで帰り 浜を歩いて葉山に戻る 久々の大潮で 見たことがないくらいの 引き潮だった 昼間だったら タマが大漁だっただろうなぁ Photo by Shigehiko Yamagishi / Kazi 明るくなって 眼が覚めると 雨 明日でなくて良かったな 明日の東京湾は 良さそうなコンディション さあてこれから マリーナに行って 明日の準備だ
2016年11月18日 東京漂流記 2016年11月18日 | 風の旅人日乗 一日中 東京漂流の日 豊洲で日が暮れて レインボーブリッジの向こうに 金星がぽつんと光っている Photo by Shigehiko Yamagishi / Kazi 次のアポまでの間 金星を見ながら 日曜日のセーリングのあと どんなことを研修参加者に話すかを 考える セーリングが関わるということ以外 まったく新しい仕事 Photo by Shigehiko Yamagishi / Kazi この年齢で 新しいことに挑戦できることに 神様に感謝 大切に 育てていこう Photo by Shigehiko Yamagishi / Kazi
2017年11月17日 ドキドキ 2016年11月17日 | 風の旅人日乗 Elan S3 photo by Kazi / Shigehiko Yamagishi 仕事とセーリングの合間に 小保方さんが書いた本を 読み進める 専門用続出で しっかり理解しながら 読み進めていくのに 時間がかかる Elan S3 photo by Kazi / Shigehiko Yamagishi 一体 この道の専門ではない記者が あんなに簡単に この分野の研究について 本当に理解して 記事が書けるものなのだろうか Elan S3 photo by Kazi / Shigehiko Yamagishi それをそれが真実だと 思い込まされて 当たり前に読まされてきた オイラたち 世の中ってえものは 人の意見に簡単に踊らされっちまうと えらい恥をかくぜ という感想に至る予感が してきて Elan S3 photo by Kazi / Shigehiko Yamagishi ドキドキしている
2016年11月16日 前だけ見なはれ 2016年11月16日 | 風の旅人日乗 Elan S3 photo by Kazi / Shigehiko Yamagishi 昨日の寒空テント実験は 何かを勘違いしてしまい 沖縄用の薄いシュラフに Tシャツ短パンで入り しかもテントを開けっ放しで 寝てしまったために 南極大陸をさまよう夢で 夜中に目覚めた Elan S3 photo by Kazi / Shigehiko Yamagishi あやうく 風邪を引くところじゃった 今日も頑張ったじゃよ 朝から ヴェラシスマリーナに行って 紅一点の女性スタッフに助けていただき 今週末にセーリングするヨットの 問題部分を解決して 葉山に戻って 一昨日に乗った小型ヨットの 問題部分を解決してから ていねいに艇庫に戻し そのあとからは 炎のパソコンワークを 夕方6時まで Elan S3 photo by Kazi / Shigehiko Yamagishi 三ヶ岡山に登ることも 森戸の浜を走ることも 逗子のプールで泳ぐことも 伊豆半島の夕焼けを眺めることも できんかったけど 充実した一日でした さあこれから テント実験ふた晩め 今日はハナから南極大陸仕様で 臨みます あったかテントの中で読む本は 昨夜に続いて 小保方さん この本はまあ しょっぱなから専門用語続出で 誰かさんが書く セーリングレポートよりも はるかに 格段に 難解で 読み進めるのに忍耐と集中力が 必要だけど 彼女が成し遂げたことを いやもしかして成し遂げなかったかも 知れないことを 正しく理解したいのなら あるいは 何事によらず 頑張って 自分の夢に沿って 真摯に生きている人を リスペクトする気持ちを持っているのなら 避けて通ってはいけないこと 住環境の悪いテント生活だけど 気持ちを集中して読みますぜ なんだかとても 清らかな本だと思えるし グンナイ