風の旅人 西村一広 Sailing Diary

海とセーリングだけの人生で考えたこと、悩んだこと、感動したこと、学んだこと、あれやこれや。

6月30日 沖縄 → 東京

2008年06月30日 | 風の旅人日乗
梅雨が明けて真夏だった沖縄から、1週間ぶりに羽田に戻る。
現実から離れたような1週間を過ごした沖縄の離島から、再び現実の世界へ。
那覇空港で、宅空便として預かってもらえなかったサバニのエークをかかえ、
羽田空港から電車とバスを乗り継いで、六本木に近い溜池まで行き、
車検を終えた車を引き取る。
意外なほど車の流れがスムーズな都内を走り、
首都高を経由して、横浜横須賀道路で葉山に帰る。

途中、レインボーブリッジから、
晴海埠頭に舫われている練習帆船・海王丸が見えた。
夕焼け空の下、マストの電飾がとても綺麗だった。
ホノルル港に係留していたあの船の中で、
ナイノア・トンプソンやホクレアのクルーたちと楽しいひと時を過ごしたのは、
もう4ヶ月以上も前のことになったんだなあ。

海王丸は今週7月4日に、再び、そのホノルルに向けて出航する。
ぼくは同じ日に、トルコ共和国のイスタンブールに向けて出発する。

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6月24日 沖縄 台風6号

2008年06月24日 | 風の旅人日乗
もうしばらくしたら、沖縄の座間味島に行くために羽田空港へ。
サバニの舵取り用のエーク(櫂)は180センチもの長さがあり、
通勤ラッシュの京浜急行で、
大きな荷物ともども、通勤の人たちにえらい迷惑をかけるものと思われ、
かなり気が重い。
出発便、帰り便を選べない格安ツアー客の悲しみ。

気が重いと言えば、沖縄方面に接近中の台風6号。
フィリピンで大変な海難事故を引き起こした後、
東に徐々に方向を変えている。

日本本土への上陸はなくても、
この時期、梅雨前線を刺激して、
本州に大雨をもたらすかもしれない。
先日の地震の被災地への影響が心配。

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6月22日 東京・有明 船の科学館

2008年06月22日 | 風の旅人日乗
午後から大雨、という東京地方の天気予報を知りつつ、
体験セーリングイベント開催決行を朝7時に決定。
9時船の科学館集合を、連絡網を通じてスタッフ全員に知らせる。

今回のチームニシムラ・プロジェクトと船の科学館との共同開催イベントのために、
遠くは藤沢や八王子から有明まで駆けつけてくれたインストラクターたちは、
東京海洋大学ヨット部4年生&現役&OB・OG、
大学OGで、Kライン初の女性外国航路航海士、
富山商船ヨット部OBの本職航海士、、
甲南大学ヨット部元主将、といった多彩な顔ぶれ。
皆それぞれ、船、海、セーリングに本格的に関わっている人材ばかりだ。

スタッフ全員が、海と船とセーリングが大好きで、
その素晴らしさと楽しさを1人でも多くの人たちに伝えたい
というパッションを持っていて、
しかも、雨に濡れると分かっているのに、有明まで集まってくれる人たちだ。
自分がこういう人たちの輪の中の1人であることを、本当にありがたく思う。

お昼前に雨が本降りになって、
それ以降は残念ながら中止にせざるを得なかったけれど、
わずか1時間足らずの間に、
11人もの人たちにセーリングを体験してもらうことができた。
天気が良くて夕方まで続けることができたら
もっともっとたくさんの人にセーリングを体験してもらうことができただろう。

このセーリング無料体験イベントは、
次は7月20日、そのあと9月と10月にも開催する予定。
船の科学館のウエブサイトでも実施内容の詳細を確認できます。


以下、本日の写真アルバム、たくさん掲載します。



ぼくたちチームニシムラ・プロジェクトのメンバーにとっては、
ある意味見慣れた、子供たちの素晴らしい笑顔。
海とセーリングを体験した子供たちは全員、
雨の中だって、このような素敵な笑顔を見せてくれます。






今回の無料体験セーリングを支えてくれたスタッフの面々。
ただ単に海が好きで、セーリングが上手なだけでなく、
その素晴らしさと楽しさを子供たちや大人たちに伝えることに意義を見出してくれる、
ぼくにとってかけがえのない人たちです







引退した南極観測船・宗谷のすぐ横でセーリング。
チームニシムラ・プロジェクトとしては、
横浜の帆船日本丸のドック内でセーリング体験イベントを開催して以来の、光栄です。





右側手前に見える桟橋は水産庁の有明桟橋、向こう側に見える桟橋は航海訓練所の有明桟橋。
ともに東京海洋大学の学生や卒業生にとってはなじみの深い桟橋。
その海面でセーリングを伝える催しを行なうことの幸せを思う



雨が本降りになってきたけど、
みんなヨットから降りようとしない。
海の上で遊ぶのが楽しくて仕方がない様子。
こんなふうに、
地道に、
一歩一歩、
日本人に海と船とセーリングの楽しさを
思い出してもらう活動を、
チームニシムラは続けていきます。

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6月21日 東京・有明 船の科学館

2008年06月21日 | 風の旅人日乗

3日振りに関東地方に戻り、
車を東京・溜池で車検のために工場に預けた後、
バスとゆりかもめを乗り継いで有明の船の科学館へ。
明日の無料体験セーリングイベントのための予行演習と、準備。

船の科学館の歴史が始まって以来初めての、
南極観測船・宗谷と青函連絡船・羊蹄丸の間の海面を使っての
セーリングイベントで、
船の科学館とチームニシムラ・プロジェクトとの、合同イベント。
今回も東京海洋大学のヨット部OB、OG、現役が中心になって
インストラクターとして協力してくれる。
心強い。
明日の雨が心配。
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6月18日 築地

2008年06月19日 | 風の旅人日乗
時差ぼけのまま、築地・本願寺裏の焼鳥屋さんでホッピー。

イラストレーターのTさん、若い頃小笠原の父島ですごくお世話になったMさんと、
この夏からTさんが決行する
『海の駅渡り歩き1年間スペシャル航海』
の打ち合わせ。

しかし、焼鳥屋ご主人のTの字が焼き台を離れて加わった辺りから
話題はどんどん逸れて、釣りの話、魚の話、船の話、海の話・・・。
仕事だけでなく、人生をとことん楽しむ凄腕たちの豊富な話題に、
時差ぼけを忘れて酔いしれる。
お酒の一番の肴は、この手の人たちの話題と言葉だ。

満員の横須賀線に揺られ、逗子駅に着いたら終バスなく、
遠回りして、南西の風に吹かれながら逗子海岸経由で森戸海岸を歩く。
薄い雲の向こうに、月が明るい。
明日は満月。

(写真撮影・山本聖司さん)
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6月14日(現地時間)ニューポート SPEEDBOAT

2008年06月15日 | 風の旅人日乗
今日は、全長100フィートの〈SPEEDBOAT〉がニューヨークヨットクラブ・レガッタでデビュー。

第1レースは風が弱く、90フィートの〈RAMBLER〉にファーストホームを奪われたものの、第2レースは見事ファーストホーム。

標準サイズのレンズしか付いてないぼくのデジカメでは、艇全体を写せない。
手前のコクピットで話しているムース(イギリスのアメリカズカップ挑戦チームTeamOriginのCEO)とミッキー(TeamOriginのセールデザイナー)の大きさと、
遠くバウにいるクルーたちとの小ささとで、この艇のスケールを想像して下さい。

ぼくが乗せてもらっているプーマの新艇〈イル・モストロ〉は、
この〈SPEEDBOAT〉を第2レースのスタート直後に下突破。
〈SPEEDBOAT〉のバウでワッチしていたジョーイ(アレン)が悔しそうでした。
ぼくらは、もちろん、気持ちよかったです。
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6月13日(現地時間)ニューポート NYYCレガッタ

2008年06月14日 | 風の旅人日乗
2008-2009ボルボオーシャンレースで優勝候補の一つと目されている
プーマ・オーシャンレーシングの
〈イル・モストロ〉に乗せてもらって、コナニカット島1周レース。
距離は20海里強。




午後になってやっと入ってきた南西のシーブリーズが安定するのを待って、
ニューヨークヨットクラブのレースコミッティーが、
午後1時にクラス1の予告信号を揚げる。


午後1時5分、オールフェアでスタート。

このクラスになると、10ノットそこそこの風でも、
リーチングでラインを流しているときの艇速は
風よりも速くなって10ノット以上もある。
ジブの風を抜いてバウを風に向けても、
メインセールだけでラインの方向にグイグイ上っていく。
最終のセットアップでスターボに返すタイミングと位置が
非常に重要だ。
しかも、遅くともスタートの25秒前には加速を始めなければならない。
1分~1分15秒前にラインに向けて最終セットアップしたら、
それ以降は、プラスマイナス5秒以上の修正は不可能だ。
ヘルムスマンは艇をポートからスターボに回し始める1分25秒から1分40秒前の時点で
すでに、5秒の精度を確保しておかねばならない。
その部分では、さすがケン・リード。
アグレッシブで、しかし5秒にも対応できるオプションを確保した、
いいスタートを披露した。


プーマ・チームがニューポートでトレーニングと調整を続けている意味は、
ここニューポートでの、このような緊張感のあるレースに出ることで、
インポートレースでのクルーワークを完成させていくためと、
単調なトレーニングだけでクルーが退屈して
セーリングへの集中力をなくさないようにするためだと思われる。

アリンギチームが乗る66フィート艇〈ナンバーズ〉を後ろに従えて


このレースでも、いくつかの問題が洗い出され、
それに関して入念なミーティングが行なわれていた。
レースでなければ出てきにくい問題点も多い。
その意味で、レースをトレーニングの一環として使うは、
とてもいいアイディアだと思う。

カンティングキール、見えますか? VOR70ではカンティング角は40度までに制限されています

〈イル・モストロ〉はこのレースで、
90フィートの〈ランブラー〉に次いで2着でフィニッシュ。
アリンギ・チームが乗る68フィートの〈ナンバーズ〉は
ナヴィゲーションミスが目立ち、
〈イル・モストロ〉を追い上げることができず、3着。

プーマ・チームのクルーに関しては、
厳しい外洋の経験をつんだメンバーが多いだけに
オフショアでのパフォーマンスの心配はない。
ただ、艇に関しては、
早い時期に荒れた海をとことん走って
弱いところ改良すべきところを洗い出す必要があるのではないかと、
個人的には思う。

来週のバミューダレースに出たあと、
次に〈イル・モストロ〉が本格的な外洋を走るのは、
9月にニューポートを後にして大西洋を横断して
スタート地、スペインのアリカンテに行くときだ。
その時点でスタートまで1ヶ月を切っている。
もしその時点で艇に大きな問題が発生したら、対応は難しいかもしれない。

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6月12日(現地時間) ニューポート

2008年06月13日 | 風の旅人日乗
ワシントンを経由してボストンに到着し、ボストンから車でニューポート入り。

ニューポートの町はこじんまりとしていて、歴史的な建物がたくさん並び、
しかもアメリカのセーリング文化の中心でもあって、本当にいい町だ。
どこへでも徒歩圏内の手のひらサイズで、大都会じゃないのが一番いい。





今週末のニューヨークヨットクラブレガッタ、
来週のバミューダレースを前にして、
ニューポートシップヤードには、様々なレース艇が集まっている。
各新艇のデザインを見ていると、
アメリカの外洋レース界は、すでに完全にIRCレーティングの時代に入っていることを痛感する。
40フィートから60フィートの様々な新型レース艇のほかに、
バミューダレースのコースレコードを狙う
ワン・クーマジャイアン設計の100フィート艇SPEEDBOATもニュージーランドから到着している。
ケン・リード率いるボルボオーシャンレース艇イル・モストロもいる。
アリンギの何人かが乗るIRC66フィート、ナンバーズもある。


下の写真は、ニューポートシップヤードで整備の最中の木造パワーボート、ブラック・ナイト。
1983年のアメリカズカップ最終レースの本部艇として、
132年間に渡ってアメリカズカップを防衛してきたアメリカが、
オーストラリアに敗れた瞬間を、至近距離で目撃したボートです。
そのときから、アメリカズカップがある意味世界規模のスポーツイベントへと変身し始めたのだった。


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6月12日 成田空港

2008年06月12日 | 風の旅人日乗
[写真は、2004年6月にニューポート(ロードアイランド州)で撮った夜明け]

朝3時に起きて、5時半に家を出て、逗子駅へ。
今9時半、成田空港。
眠い。
これからワシントンを経由して、ボストンへ。
そこから車でニューポート。
週末の、ニューヨーク・ヨットクラブ・レガッタ、楽しみです。

昨日は風がよかったら江ノ島に行ってレーザーSB3に乗る段取りだったけど、どんより曇ったはっきりしない天気で、しかも風が上がる様子が見られないので、中止になった。


今日の関東は結構本降りの雨。
ニューポートのコンディションがいいことを祈る。


下の写真はマーク・ミルズ設計のIRC新艇ティアマット。
IRCハンディキャップでのレースの中でもかなりの激戦となるコモドアズ・カップの、
今年のアイルランド白チームの旗艦。
どんな走りを見せるか。
IRCのデザインもかなり研究され、レーティングとスピードのオプティマイズの追及が、
結構高いレベルに到達している。



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6月10日 VOR Team Russia

2008年06月11日 | 風の旅人日乗
今年10月スペインのアリカンテをスタートする
ボルボオーシャンレース2008-2009に、
5月27日にも書いたが、チームロシアがとてもラディカルな艇を開発してきた。
設計はイギリスのロブ・ハンフリー、建造は同じくイギリスのグリーンマリンだ。

(写真はすべてデイリーセイルから転載しました)


船首部に2段ある段差は、『スプレイ・レール』と呼ばれるもので、
微風、軽風時の風圧抵抗と引きずり抵抗を除けば、
後はすべてヨットのスピード性能にプラスに働くのだという。



この発想は、高速パワーボートのボトムにある数段のレールからきたもので、
水槽実験で、その高い効用が確認されているらしい。
ただしこの構造は、船体がくぼんだ『ホロー』であるわけで、
ホローは、外洋ヨットの多くのクラスやレーティングルールで禁止されているのだが、
ボルボオープン70クラスでは、
船首から7メーターまでの部分のホローは許されている。


オープン60クラスにも、このアイディアを採用している艇がある。
ボルボオーシャンレースは、チームの総合力が試されるレースで、
いくら船だけが速くても、それだけでこのレースに勝てるわけではないが、
艇の高いポテンシャルは、非常に大きな武器の一つであることは間違いない。


明日から17日まで、アメリカのニューポートに行ってきます。
プーマ・オーシャンレーシングのケン・リードも、このロシア艇を気にしているだろうから、
ケンの意見も聞いてこようと思います。
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6月9日 葉山 原稿仕事

2008年06月10日 | 風の旅人日乗
舵8月号の「KAZU impression」は、林賢之輔氏デザイン、岡崎造船建造の、
30フィート・クルージングヨット『岡崎30C』。
日本オリジナルの、優しい顔つきのヨットです。とても癒されました。
(写真撮影・矢部洋一、写真提供・舵)

岡崎造船の職人さんたちの腕が冴えるメインキャビン


設計者の林賢之輔さん

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6月7、8日 相模湾 東京湾 

2008年06月09日 | 風の旅人日乗
週末は相模湾と東京湾でセーリング。今回もいい勉強になりました。

特に相模湾西岸からの帰りの電車では、モス・セーラーと一緒になり、最近の「空飛ぶモス」のことをいろいろ教えてもらった。



水中のフォイルであるセンターボードとラダー、空中のフォイルであるセールの、この3枚の翼だけで水と空気の境界面をセーリングしているわけだから、
従来のヨットでは重要だった船体の形状や水線長は一切仕事をさせてもらってない。
強いて言えば船体は、空気抵抗になるだけの邪魔者。
スタートのテクニックも、従来型のモスとはずいぶんと変わったらしい。そうだろうな。

この空飛ぶモスでセーリングできる日本人は現在のところ15人。そう、日本人一千万人に1人強、という割合。宝くじの1等に当たる確率に相当するくらい、希少な人たちだ。

地中海ではAUDI MED CUPのマルセイユ大会ファイナルステージが行なわれ、このマルセイユ大会だけにスポット参戦したBMWオラクルレーシングの〈USA17〉が優勝。2位にはこれまたBMWオラクルレーシングの主要メンバーが乗る〈アルテミス〉が入った。
〈USA17〉には、ラリー・エリソン、ラッセル・クーツ、ジェイムズ・スピットヒルが乗り、〈アルテミス〉にはジョン・コステキが乗った。

ボルボオープン70、TP52、GP42 ,,,
マルチハルレーシングの世界だけでなく、モノハル艇でのヨットレースも、非常に高速なヨットでレースをする時代に入った。
レースのタクティクスも、クルーワークも、高速ヨットでのレースに合わせて微妙に変わっていることだろう。
日本の立ち遅れが本当に心配です。このままでは浦島太郎です。





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6月6日 門前仲町

2008年06月07日 | 風の旅人日乗
セーリング文化の普及を目指すチームニシムラプロジェクトの
今シーズンの活動は、
有明の船の科学館
http://www.funenokagakukan.or.jp/
をベースにして行ないます。

今年第1回目開催は、6月22日の日曜日です。
カヌー型ヨットによる、一般の人たちを対象にした体験セーリング。
東京海洋大学のヨット部OBを中心にした人たちがインストラクターとして手伝ってくれます。

今日は、そのイベントで使うヨット8隻を、東京海洋大学のヨット部のみんなに手伝ってもらって、船の科学館に移動した。
明日から始まる学園祭『海王祭』の準備に忙しいのに、みんな頑張ってくれた。

海王祭、懐かしいなあ。
カッター漕いで神田川を遡って御茶ノ水を通って後楽園まで行ったなあ。
JR御茶ノ水駅のホームにいた女の子たちから手を振ってもらって、上半身脱いでサービスしちゃったなあ。
部としてビアガーデンをやって、売れ残りを飲まされたなあ。

夜は、これも学生時代と卒業直後にとてもお世話になった小笠原父島の門出一家と、門前仲町でお酒を飲んだ。
すごく久しぶりだったけど、すごく盛り上がって、結局終電ギリギリになってしまった。
すんごい、楽しい時間でした。ありがとうございました。


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6月5日 江ノ島 若者たち

2008年06月05日 | 風の旅人日乗
小雨の中をポンコツ車で江ノ島に向かう。

今日はズーーーット前から楽しみにしていた、あるスピードヨット試乗の日。
なのに雨。

でも、本当ーに、いい一日だった。

風は少し足りなかったけれど、
そのスピードボート、『レーザーSB3』の楽しさを充分に堪能することができた。

でも、本日一日を堪能できた本当の理由は、一緒に乗った若者たち。

KOBAとUMI彦は、ともに世界に通用する、
秘かに日本が誇る若手セーラー。
プラトーでは、この二人が加わっている日本人チームが
世界を相手にとんでもないくらいの素晴らしい成績を残しているのに、
なぜか一般にはほとんど評価されずにいる。

今現在日本がアメリカズカップに出たり、ボルボオーシャンレースに出る機会があるのなら、
彼らこそが日本を背負って立つセーラーだ。
だけど、彼らは本来あるべき活躍の場を得られずにいる。

その二人と一緒に、今日はレーザーSB3でセーリングすることができた。
江ノ島ヨットハーバーの桟橋を離れるときは、
ひどい雨で鎌倉方面が見えないくらいだったが、
そんなことなどほとんど関係なく
久しぶりに、本当に楽しいセーリングの時間を楽しませてもらった。

だけど、正直言うと、セーリング時間が少なすぎて(仕事優先なので仕方なし)、
なんともスッキリしない気持ち。全然乗り足りない。
二人はそんなぼくの気持ちを感じ取ってくれて、
忙しい仕事の時間を割いて、来週もう一度一緒にセーリングすることを提案してくれた。

ニッポンの次世代を担う、素晴らしい若者たち。
彼らに、
彼らが世界に羽ばたくチャンスを
与えてあげられる立場に早くならなければならないのだが…
…焦るよ。


外洋レースヨットのキールが左右に動くのは当たり前になってきたし、
ディンギーは空を飛ぶ時代に入った。
日本のレーシングヨット界はこれ以上世界に遅れを取ってはいけない。
…焦るよ。



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韓国の気概その2

2008年06月05日 | 風の旅人日乗
来週から始まるコリアンマッチ。
日本代表のS選手に日本マッチレース協会経由で使用艇の写真を送ってもらうようお願いしたら、
コクピットの詳細が分かる写真か、図面があれば、と依頼されたので、
NZの設計者にその旨を伝えてお願いした。

彼は今各国からの設計依頼で非常に忙しいらしく、
「図面までは送る時間はないのでゴメン」、
と言いつつ、
コクピットのレイアウトが分かるもう2枚の写真を送ってきてくれた。
その写真も日本MS協会経由でS選手に転送してもらった。


予定よりもかなり遅れているマストの到着に、
とても焦りながら現地でレース使用艇のアッセンブルをしているのは
日本のプロ・ヨット業者たちだ。
儒教の国、韓国は、国際ヨット競技のアジアの先達として日本を認めてくれて、
日本のヨット関係者と手を携えて、
この韓国初の国際マッチレースをなんとか成功させようと頑張っている。
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