2014年3月31日 難しいのじゃ

2014年03月31日 | 風の旅人日乗
名古屋から帰りの新幹線。

仕事が早く終わったので
一泊の予定を切り上げて
葉山に帰ることにする。

本日の仕事のあと、
寿司をつまみながらの
話題になった、
現代社会における
人と人との信頼関係について、
引き続き、考える。



長考。
うむ、新幹線に乗っている時間の
うちに答えをみつけることが
できるほど、
単純なテーマじゃないことだけは
分かった。

ま、この問題は
しばらく置いておくことにする。

明日はヨットで外仕事。
ワーイ^_^


2014年3月31日 AC62

2014年03月31日 | 風の旅人日乗
今日から明日まで名古屋。

2017年アメリカズカップの
挑戦者代表になった
チーム・オーストラリアのCEO
イアン・マーレーが、
シドニー・モーニングヘラルド紙に
語ったところによれば、



次回アメリカズカップでは
選手の国籍制限が再び設けられ、
おそらく、25%以上が
その国の国籍を持つ選手でなければ
ならないという規則が加えられる模様。

チーム・オーストラリアは、
100%オージーのチームを目指すという。

制式艇は、AC62クラスになりそう。

2014年3月29日 門前仲町

2014年03月30日 | 風の旅人日乗
朝の『ごちそうさん』の最終回に
母校の本館玄関がロケ地として
出てきて、
ちょっと幸せな気分になったこの日。

その母校がある門前仲町で
家族のバースデイランチ。

満腹ランチのあと、
腹ごなしに下町をそぞろ歩く。



以前は材木のいかだが
両岸に浮かんでいた
木場の運河に、

この日は、



桜を楽しむ家族連れが乗る
べか船が行き交う。



ニッポンの、いい景色だな。



2014年3月28日 観音崎

2014年03月29日 | 風の旅人日乗
封を切っていない
山口県の酒蔵の大吟醸と、
越の寒梅の一升瓶を見て逆上し、
久しぶりの、超飲み過ぎ、
ってやつをやらかす。

観音崎の、
ある御仁の邸宅にて。

馬堀海岸駅まで送ってもらった後の
帰り道の記憶なし。

朝起きてみたら、
新式ディンギー相手に
海面でもがくための戦闘服が、
床に散らばっていた。



そうだった。
昨夕これを手に入れ、
気ばかり大きくなって、
喜び過ぎ~の、
飲み過ぎ~の、を
やらかしたんだった。

酒瓶相手じゃなくて、
海の上で、頑張ろっと。

2014年3月28日 シーボニア 浦賀

2014年03月28日 | 風の旅人日乗
ここのところの
夜中から早朝にかけての
デスクワークは、
イーコマースと繋がる
ショッピングサイト作りとの格闘。

海の上のセーリング仕事や
船内に潜っての整備改造仕事と
比べると
頭蓋骨の中の、
この件について動員される
脳細胞がまったく異なっていて、
自分の頭の中にも、そういう
キャパシティーがあったのかと
驚かされる。

本日日中は、
シーボニアと三浦海岸で業務。

その後クルマを置いて、夕方から
スーパーウォームのウエットスーツを
フォイリングの大先輩に連れられて
選びにいく。

クルマを置いていく理由は、
その後のその大先輩との、呑み。


2014年3月27日 山の温泉と、葉山の里山

2014年03月27日 | 風の旅人日乗
三浦海岸で楽しく、未来的な
時間を楽しんだ翌日に、
とてもとても、ヘコむことあり。

あまりにひどい目に遭ったので
精神的にまったく
立ち直ることができず、
気を許せる人たちと一緒に、
富士山の麓の、山の温泉に
浸かりに行くことにする。



みんなと山歩き中に、
ホビットにでも出てきそうな、
自然の景色に溶け込んだ
別荘を発見。



年甲斐もなく人間不信に陥り、
こんな隠れ家に
住みたくなるような気分は、
まだまだ続いている。


本日27日は葉山に戻り、
頑張って気分を一新して
海の仕事をしようとしたら
霧のような冷たい雨。

なので、
葉山の里山で人知れず
お年寄りや介護の人たちの
心を癒す活動をしている
老若男女たちを
手伝うことにして、
慣れない鍬をふるい、
畑を耕し、
ジャガイモを植える。



心が、少しずつ
元の強さを取り戻しつつあると
信じつつ。

2014年3月24日 三浦海岸

2014年03月24日 | 風の旅人日乗
午前中から早い午後にかけて
この艇の船内にもぐり込んで



一所懸命作業したあと、

昼ご飯を抜いたまま
三浦海岸に行き、
漁師小屋を改造した作業場で、
こんな艇を造っている大先輩と



夕方遅くまで話し込む。


この艇の建造のことや、
これからの日本に於ける
ヨット建造の未来全体のこと、など。


ハイレベルのヨット建造についての
知識もあり、経験もあり、実績もあり、
手を実際に動かして
モノを作り出している人と話していると、
本当にしみじみと、心がなごむ。

ここのところ、
でっかち頭と口でしか
セーリングやヨットを理解してない
人たちとの会話が続き、
それが自分の仕事なので仕方ないと
あきらめつつも、
少~し疲れが溜まっていたけど、

その心の塞ぎが
スカーっと晴れ渡る、
楽しく実りのある会話。


来週はスーパーウォームの
ウエットスーツを手に入れて、
2年後の個人的計画に向けて、
いよいよ実際の行動を始めるぜ、と、
うららかな春の夕陽に照らされた海面が
キラキラと美しい三浦海岸を歩きながら、
心を決める。



2014年3月22日 葉山

2014年03月22日 | 風の旅人日乗
午前中、逗子に出てプール。
まだ寒いこの時期は、
泳いでいる人も少なく、
気持ちよく泳げて、いい感じ。

午後、葉山の海岸で、
次世代たちに海遊びの楽しみ方をを指南。



風は冷たいけど、
いよいよ、春めいてきた。
夏、早く来い。

夕方、ラッセル・クーツの書いた本で、
勉強の続き。

2014年3月21日 悔しいなあ

2014年03月21日 | 風の旅人日乗
朝から
シーボニアに置いてある
お客様の艇にもぐり込み、
ここのところの対戦相手の
ステアリングシステムと戦闘。



いろいろ試行錯誤して
こいつを御す方針が、ほぼ固まったぜ。


チーム・ニュージーランドが
1995年のAmerica's Cupに
勝利したときの記録を、
スキッパーだったラッセル・クーツが
書いた本をやっと手に入れ、
夜明け前の時間や仕事の合間に、
少しずつ読み進めている。

1994年、つまりカップ本戦の前年、
日本から挑戦したチームの
ほとんどトップの
重要ポジションにいた中枢メンバーが、
チームニュージーランドの挑戦艇、
すなわちNZL-32とNZL-38が
いかに遅いフネなのかを、
大笑いしながら語っていたことがある。

ラッセルの本は、
最初のテストセーリングから
速いことが分かったその2隻を、
どのようにして遅く見せるかに
チーム全員で知恵を絞り、
それが、いかに功を奏して、
彼らの2艇の速さを、
予選シリーズが始まるまで
隠すことができたか、
について
詳しく説明することから始まっている。


2000年の最後の挑戦のとき、
この本を読んだことがある
日本の挑戦組織の関係者が
果たしていただろうか?
少なくとも1999年の蒲郡と
オークランドでは
その話題は聞いたことがない。

「自分はその組織では下っ端だったし…」
なんていうことなど、
言い訳になどならないし、
それを言葉にすることは
とてもみっともない、
ということも承知している。

だけど、
勝ったチームのことを研究せず、
自分たちが負けた原因を深く追求しない
チームには、永遠に勝利は訪れないことも、
深く承知している。


どうしたらいいのかなあ。
悔しいなあ。
このまま死にたくないなあ。


2014年3月20日 雨

2014年03月21日 | 風の旅人日乗
朝から雨のため、事務所で仕事。

ステアリングペデスタルの点検孔の
防水パッキン取り付けと、
ステアリングケーブルのスプライス。

そのあと
いったん横浜のみなとみらいまで出て
用件を済ませ、

夜は第35回America's Cupの情報を
集める。

夢は果てしなく遠くてもさ、
できることからやらなきゃな。

2014年3月19日 シーボニア

2014年03月20日 | 風の旅人日乗
作業の合間にマリーナを歩いていたら
再来週に乗る予定の艇が
上架されていたので、
ちょっと観察。

フィノ/コンク設計の
純クルージング艇。



通常、クルージング艇では、
マストやマストサポートが
メインサルーンの真ん中に立って
インテリアの邪魔になるのを嫌い
なるべくマストが前にいくような
セールプランを目指す。

しかしこの艇は違う。
最近のレース艇の流行通り、
マストはかなり後ろにある。

通常、舵の軸はその部分の船底の
傾斜角に垂直になるように差し、
舵を切ってもラダーブレード上端が
船底から離れないようにする。
この艇はその常識も覆し、
舵軸は真下に降りている。



どんなフィーリングなのか、
セーリングが楽しみ。




2014年3月18日 葉山町社会福祉協議会

2014年03月19日 | 風の旅人日乗
定休日でほとんど人のいない
シーボニア陸置きの艇の
コクピットにうずくまり、
一人作業。



春二番か三番が、
激しく吹いている。
身体も心も寒い。


夕方、
葉山町福祉文化会館で、
葉山町社会福祉協議会の
懇親会に参加させていただく。

葉山町の住民と、
関東学院大学の学生たちが、
チカラを合わせて、
家族の介護に疲れ気味の
介護者の人たちの心を
喜ばせようとして
始まった事業。

老若男女が、
それぞれの専門分野の
経験とパッションを持ち寄り、
介護者の人たちに喜んでもらう
活動を創造する。

自分はその活動そのものには
一度出席しただけなのに、
懇親会の出席率だけがとても高い。
そこが、はずかしい。

あと1週間で卒業する学生たちに、
その団体からの感謝状。



ここにも
素晴らしいニッポンの若者たちがいる。


2014年3月16日 葉山 書き仕事

2014年03月16日 | 風の旅人日乗
午前中は
今日もプールへ。

午後は、月に一度の書き仕事。

オカザキ32の試乗レポート。


photo; S.Yamagishi / Kazi

折角のいい日和だけど、
編集者に迷惑をかけるくらいまで
原稿を遅らせた自分が悪いのだ。
仕事部屋に籠る。

今回のマクラに
使おうと考えているのは、
1960年の舵誌の表紙を飾った
この艇。



ぼくは学生時代にこの艇を、
かなり年季が入った中古艇として手に入れた。

日本外洋帆走協会セールナンバー163。
岡崎造船制作。
ハードチャインの船体を持ち、
いまどきのヨットに見えなくもないな。

このヨットに無法松という名前を付けて
関東で乗りまくり、
大学4年の夏に
東京から九州まで帰った。


下の写真は、パイオニア10。


photo; Ken Toyosaki


学生時代にレースで乗せてもらっていた。

昨年のパールレースで、久しぶりに
この艇をステアリングしたときに、
JSAF広報のT崎さんに撮ってもらったもの。
これも岡崎造船製の、軽量木造艇。

当時の新鋭艇だったこの艇の話も、
字数の余裕があれば、登場するかも。


ニッポンの誇り、岡崎造船。


photo; S.Yamagishi / Kazi

その岡崎造船が造った艇の魅力を


photo; S.Yamagishi / Kazi

うまく伝えられるかな。
心配。




2014年3月15日 葉山

2014年03月16日 | 風の旅人日乗
午前中、プールで泳ぐ。

高校の水泳部の頃、
1時間近く休まずにひたすら泳ぐ
長距離の練習のときは、
泳いでいる間の考えごとのテーマを
決めてから飛び込んでた。
身体は忙しいけど、
頭の中は暇だったからね。

ここのところ、
現在進行中の仕事や
新しく始める仕事や、
すぐ先に迫っている諸々や、
2年先の個人的目標の達成方法や、で、
考えごとがあちこちに散らばり、
ひとつのことをじっくりと考えることが
できていない。

そのことを水の中で反省する。


幼稚園から小学校の頃、
泳ぎまくった芦屋の海と遠賀川