風の旅人 西村一広 Sailing Diary

海とセーリングだけの人生で考えたこと、悩んだこと、感動したこと、学んだこと、あれやこれや。

Kazu Impression 動画版第2弾 [Ker 40 One Design] 完成しました。

2012年01月30日 | 風の旅人日乗
今週の日曜日、2月5日に発売予定の
ヨット専門誌「Kazi」誌3月号に掲載される
ワタクシ担当の連載「Kazu Impression」 第48回は、
いま話題のレースヨット・デザイナーJason Kerが設計した、
Ker 40 One Design。
このごきげんな高性能艇を新艇として購入した
東海の雄〈GUST〉に乗せていただいてセーリングした様子を
詳しくレポートします。
Kazi誌面の写真撮影は、矢部洋一カメラマンです。

その予告編として、弊社提供の動画バージョンが完成しました。

制作は、セールトリム動画、ボルボオーシャンレース日本語解説動画など、
これまでのコンパスコース社制作のすべての動画を撮影・編集してきた
弊社専属動画ディレクター、柿沼浩行。

いつもながらの、ワタクシの聞き取りにくいナレーションで申し訳ないのですが
内容自体は、とても見応えがあります。
ご興味のある人は、是非ご覧ください。
下の写真をクリックすると、
弊社ユーチューブ登録サイトで観ることができます。


〔photo KAZI/Y.Yabe]


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海中植物

2012年01月28日 | 風の旅人日乗
朝、久し振りに浜を走る。
手袋を忘れてしまい、
寒さで手が切れるように痛い。

防波堤の突端に行って、
ストレッチをしながら海の中を覗き込むと、
この時期ならではの
凄いばかりの透明度の海水を透かして、
海草群がずいぶん成長しているのが見て取れる。
天然のわかめも、そこここに見える。


波に洗われている岩には、
朝日に照らされて黄金色に輝くヒジキが、
ビッシリと生い茂っている。

吉本隆明さんの本の中に、
空の上は地上の季節よりも半分ほど先行している、
という意味の言葉があったけど、
それは海の中の光景にも言えることのようで、
こんなに地上は寒いというのに
海中の植物たちはすっかり春の様相だ。

でも、
相模湾の海水温そのものは
これからもっともっと冷たくなる。
同業者の方々に於かれましては、
くれぐれも風邪など引かぬよう。

午前11時に横浜ベイサイドマリーナ。
同じ三浦半島でも東京湾側は、
えらく寒くて驚く。



この可愛らしい艇を、
風でも走る楽しい船にするために、
ワタクシを含めたヨット関係スペシャリスト3名で、
第2回現地打ち合わせ。

この週末までに
すべての作業に掛かる費用の見積りを提出して、
それに加えて、
設計者から復元力に関する資料を提出してもらった上で、
この夢の計画を具体的に進めるか否か、
オーナーに判断していただく。
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祈水

2012年01月27日 | 風の旅人日乗
ほぼ一日中パソコンに向かってエクセルと戦う、の日。

丸一日かかって、
仕様書やら見積書やら請求書やらをやっつける。

昨日の関西からの帰りは、最終電車の横須賀線になった。
それにしても、冬の大阪湾は、ごっつう寒い。
凍ったまま葉山に帰ってきた。

夕食後、バスと電車で大船へ。
東京から茅ヶ崎まで帰宅途中の
広告代理店勤務の友人と改札口で落ち合い、
駅ビルの中のスタバで、
アメリカズカップをTV放映しておくれ作戦の、秘密会議。

ちょっと、コレ、いいんではないかい、
のアイディア出て、
来週時間を作って東京に出て、
関係先にプレゼンすることになる。

明日は、横浜ベイサイドマリーナに行って、
動力艇を帆装艇に変身させる仕事打ち合わせ、ステップ2。

頂き物の東北の新酒『祈水』を一杯だけ楽しんで、
本日はおやすみなさい。


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戦いの神様に守られる一日?

2012年01月26日 | 風の旅人日乗
今朝は、
起きるのが昨日よりも早かったので、
いつもの窓を見上げて
一番最初に目に飛び込んできたのは、
目立って赤く輝く星。

ギリシャ語でアレス。戦いの神様。
日本語で火星。

その横に獅子座のデネボラとレグルス。
2つとも、昔何度か天測に使ったことがある。

昨日の東京湾でのセーリングは
実り多いものになった。
しかも、オーナーから
ショートハンドでの桟橋着艇術を
教えていただいた。

この歳になっても、
まだまだ学ぶべきことがいくつもある。
有り難い。

今日は、日帰りで関西へ。
仕事、うまくまとまりますように。
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ワクワク

2012年01月25日 | 風の旅人日乗

【太平洋 パルミラ環礁】

草木も眠るという丑三つ時、
眠い目をこすりながら見上げた窓の外に
今日もアークトゥルス。またの名を、麦星。
またの名を、ホクレア。喜びの星。


【太平洋 モロカイ島】

一瞬で雲に隠れてしまったけど、
たくさんのひとたちが、
今日も喜びに出会えればいいね。


「2012年のシーズンはじめに、
多くのマリンファンが海に出て行く
動機付けになるような文章を」、
と依頼された原稿の締め切りが
迫ってきた。

3月の横浜国際ボートショーなどで
配る、ヤマハ発動機の情報誌。

海に関心のある人たちが、
海に出たいゾ、早く出たいゾ、と思ってしまう
そんな文章をお願いします、
と編集の方に重ーいプレッシャーをかけていただいた。

責任重大。

執筆陣(あるいは語り部)の中に
「さかなくん」がいるのが嬉しい。
高校生のときの彼をテレビで観て以来、
「好き」を「天才」の域まで伸ばした
このような若者が育つことができるこの国のことを
ワタクシは少し見直した。
彼は今では、ワタクシの母校の
先生でもある。

ところでね、
テレビのヒト、あるいは大学のヒト、
彼のような本筋の魚学者を、
いつまでも「さかなくん」呼ばわりするのは、
よろしくない、あるいは、失礼である、
とは思いませんか。


今日は、これから夜が明けるまでは
その原稿のことに集中して、

夜が明けたら、東京の夢の島マリーナに行き、
午前中東京湾をセーリングして、

午後は、この夏あたりから始動する予定の
ワクワク・プロジェクトについての
打ち合わせ。

ワクワク。


【太平洋 銚子沖】




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さばに と ぶるーまんでー

2012年01月24日 | 風の旅人日乗
なんとも調子の出ない月曜日。

テキパキこなさなきゃいけない
事務仕事はたくさんあるのに、
自分は今、本当にやるべき仕事をやっているか、
後悔しない人生をちゃんと歩いているか、
なんて、マズイことを考えてしまう。

上半身だけ前のめりになって
下半身が動こうとしてくれないような、
もどかしい心持ち。

そんな心持ちだから
八つ当たりになっているかも知れないけど、
マスコミが、久し振りにヨットの話題を
ニュースとして取り上げたと思ったら、
『最年少記録』がお題。
なぜ『記録』しか切り口にできないのかな。


では、ここからは楽しい話題。
おとといの、日曜日は
東京で、サバニの油塗り。
これは、とっても楽しいことになった。



11人もの人たちが集まって、
サバニに丹念に油をすり込んだ。
これでまた、2ヶ月ほど
このサバニの寿命が延びた。



この方々と一緒に活動できている自分は、
本当に幸せだと思う。



今年はこのサバニを海に浮かべる。
海の水をたっぷりと吸わせてあげる。



どの海で浮かべるか、
油塗りの後、
夜遅くまでみんなで作戦を話し合った。



今日は、
朝からお客さんのヨットで仕事をした後、
ヨットの先輩が入院している病院に
鎌倉までお見舞いに。

元気ハツラツで会いに行かないと
逆効果になっちゃうから、
夜が明けるまでに、ワタクシ
元気ハツラツになります!



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太陽の、一人二役

2012年01月20日 | 風の旅人日乗
さっき、セーリングビデオの音入れ仕事終了。
ふう。
きっと面白いセーリング・ビデオになるのではないかと、
期待を込めて思います。


【写真提供KAZI/撮影・Y.Yabe】

いつも思うんだけど、
ナレーションの語り、もっと上手になりたいなぁ。
編集作業をやってくれているプロのTVディレクターに
迷惑をかけっぱなし。
言い間違えてばかりだし、なんだか聞き取りにくい。
なんとか改善したい、という思いはあるのだけども…。

でも、
彼によると、
ナレーションの仕事とかもやる有名女優さんたちでさえ、
あるいは本職のアナウンサーの人たちでさえ、
プロの先生に付いて
聞きやすいナレーションをするために
厳しいレッスンを受けているらしい。

時間を作って、
きちんとレッスンを受けてみようかな、とも思う。



さて、話は変わりまして。



この写真を撮ったのは、
もう1週間ばかり前のことになったけど、
葉山の森戸海岸から見た夕陽。

冬至の頃、太陽が沈む位置は
写真の左側に見える伊豆の天城山近くまで南下するんだけど、
このところ、その日没位置が、ジワリジワリと北上してきた。
この位置が富士山の北になり、
江ノ島の北になったとき、
ニッポンは、正しい夏の入り口に差し掛かる。

終わってしまった一日を象徴するような夕陽なんて
大嫌いだとか、淋しい、などと言う人もいるし、
一時期、ぼく自身も夕陽のことを
そんなふうに思ったこともある。

でもね、
この夕陽、つまり同じ太陽のことを、
地球の反対側に住む人たちは、
希望に満ちた嬉しい朝日として拝んでいるのだよ。
それって、何か哲学を暗示してないかい?

なんてね。
そんなことをぼんやりと考えた、
2012年1月20日。
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おといれ

2012年01月20日 | 風の旅人日乗

【Ker40OneDesign GUST 写真提供・KAZI/撮影・Yo.Yabe】

成田空港、九州、九州、関西、
と続いた1週間の、


【ある朝の、ある九州の港の風景】


【ある夕方の、日本国九州の風景】

最終日の本日は、
葉山にこもって、
先日三河湾で乗ってきたこの艇の
セーリングインプレッション動画バージョンの
編集作業とナレーションの音入れ作業を、
プロのTVディレクターと一緒に。


【Ker40OneDesign GUST: Roll Tacking 写真提供・KAZI/撮影・Yo.Yabe】


【Ker40OneDesign GUST 写真提供・KAZI/撮影・Yo.Yabe】

来週明けには、
弊社ユーチューブ登録サイトに
アップする予定です。
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パスポートを持たずに成田空港

2012年01月16日 | 風の旅人日乗
海外に行く目的ではなくて成田空港に行ったのは
今日が初めてかもしれない。
空港手前の検問で、
身分証明書がすぐに出てこずに
焦る。

乗り継ぎで成田空港に立ち寄った
外国人ヨットデザイナーと、
とても実りある打ち合わせができた。

彼には、空港内だけど本筋の寿司も楽しんでもらえた。
いいデザインが出てくることを期待したい。


明日と明後日は九州。
明々後日は、関西。

明日朝の便で九州に行くまでに、
この艇のセーリング・インプレッション・レポートを
仕上げる。


【写真提供・KAZI/撮影・Y.Yabe】


【写真提供・KAZI/撮影・Y.Yabe】

東海フリートのトップセーラーたちが集まってくれて、
非常に楽しいセーリングをさせていただいたし、
非常に素晴らしいデザインの艇だったので、
楽しみながら書き進めている。

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今月も、ピンチ

2012年01月15日 | 風の旅人日乗
昨日は、
横浜で、美味しいご飯を食べながら
ヨットレースに関する前向きな話ができて、
江ノ島で、ある艇の仕事の話が進んで、
葉山に戻って、電話で艇販売業務がうまく進捗。

今日は、
午前中葉山で、ある艇の整備打ち合わせをして
午後からは、娘の誕生パーティー開催。

明日は、
早朝から成田空港に行って
乗り継ぎで一旦出てくる
ある外国人ヨットデザイナーと
お茶しながら打ち合わせ。

明後日からは、
2日間九州でセーリングのお仕事。

さて、ここでモンダイは、
明日朝までに提出しておかなければならない
この艇の試乗レポートを、


【Ker40 One Design GUST 写真提供・KAZI/写真撮影・Y.Yabe】

いつ仕上げるのだ?
ということ。

今月号も、担当編集者は
運を天に任せるしかなくなった。

でもね、いつものように
きっと大丈夫だから、ね。
たぶん。
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火星と土星

2012年01月14日 | 風の旅人日乗
朝起きて、星をチェック。
まず最初に目に飛び込んできたのは、
早くも月齢20日の月の横に、ずいぶん赤く輝いている
火星。

そして、
北斗七星の柄の先を、円弧状に伸ばしたところにある
喜びの星から
さらにその円弧の先にあるスピカの横に
土星。

夕方の金星と木星だけでなく、
夜半過ぎの空にも、惑星たちが目立つ。

しかし、惑星を航海に使うには、
どういう使い方があるだろう?
今後の勉強の課題。

昨日は、予期しなかった中古艇業務に忙殺されて
予定していた仕事がほとんどできていない。
これから夜明けまでに奮闘せねば。

今日のお昼は、
タイのキングスカップから優勝凱旋したレース艇の
オーナーと横浜でランチ。


【King40 KARASU 写真提供・月刊KAZI/撮影・S.Yamagishi 2010年2月号連載 Kazu Impressionより】

そのあとは、江ノ島に行き、
15時から弊社ウエブサイト作戦会議。

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変身させる

2012年01月13日 | 風の旅人日乗
本日も、喜びの星と
それに連なるスピカや北斗七星、
北極星などを、しばし見上げて
星々のお勉強をしてから
お仕事開始。

昨日は、横浜ベイサイドマリーナに係留している
こんな、可愛らしい船に行き、


【KAZI 2002年6月号より抜粋】

オーナーやデザイナーや、
マスト屋さんと一緒に、
この船にセーリング能力を持たせるための
工事監督としての打ち合わせ。

セーリングヨットに変身するまでに
いろいろな工事が必要だけど、
とても楽しい船になりそう。

春までには完成させましょう、
とオーナーに約束したので
完成したら、報告します。

そのあと、日が暮れた葉山新港に行き、
来月マストを倒してリグをチェックするヨットの
事前準備作業を、マスト屋さんと一緒に。

少しずつ日が暮れるのが遅くなってきたとは言え、
あっという間に一日が終わってしまう。


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アークトゥルス

2012年01月12日 | 風の旅人日乗

at Molokai Island, 2010


朝起きて、
寒さに震えながら仕事部屋に向かう
窓からいきなり目に飛び込んできた
アークトゥルス。

日本名、麦星。

ハワイでは、
喜びの星。

今日もいいことありそう。
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よわいはざいさん(日本ペンクラブ編)

2012年01月11日 | 風の旅人日乗
今日明日の関西出張に持ってきた本は、
「年齢(よわい)は財産」
というタイトルのエッセイ集
(日本ペンクラブ編/光文社)。

話せば長くなる理由で、
年末にふと気弱になったことがきっかけで
手に入れた本。

羽田空港に向かう京浜急行電車の中で
初めてページを開き、
その最初の編でいきなり
感動の涙を抑えることができず、
混んだ電車の中で、滂沱。
座席の両隣に座る見知らぬ人たちが、
たじろいでおった。
確かに不気味だったことだろう。
悪いことをした。

いやいや、長い説明は省くけど、
その通りだと思うのである。
年齢は財産、である。

若い人たちには到底受け容れがたいことだとは思う。
ワタクシもそうであった。
そんな馬鹿なことがあるものか、
若いが一番に決まっとる、
なんて思っておった。

しかしな、
若いだけがベストでないこともあるんじゃよ
世の中には、
たくさん。

それが事実だとすれば、
これからどんどん年老いていく
老人予備軍のキミたちにとっても
嬉しいことではないかと思うのじゃ。

仕事の合い間に
ガシガシ読み進めるので、
適宜、感想文を書きたいと思う。

その前に、
明日の関西でのセーリング仕事に
全力を尽くすぜ。
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休日 原宿 養老乃瀧

2012年01月09日 | 風の旅人日乗

【Ker 40 OneDesign Gust 写真提供・KAZI/撮影・Y.Yabe】


休日。

昨年後半からの旅続きで切りに行く時間がなく
伸び放題で収拾がつかなくなっていた髪を切りに、
東京・原宿へ。

そうなんです、
お任せにしている髪切り技術者の店に行くために、
ワタクシも、ときには原宿なんぞに行くんです。

終って、表参道をのんびりと歩いて、
銀座線で新橋へ。

チームニシムラ・プロジェクト関係者と
JRガード下の養老乃瀧で合流。
夕方6時までの2時間ほど、
ハッピーアワーの生ビール250円と菊水辛口を楽しむ。

せっかく原宿に居たんだから、
表参道ヒルズでおしゃれにワイン、
という選択肢も考えるには考えたんだけど、
予想通り全員、新橋のほうが落ち着くという意見。

今年の活動方針などをゆるりと話し合ったあと、
ハッピーアワー終了とともに解散、
葉山に帰る。

今週も慌しいけど、
その慌しい忙しさが嬉しい。
感謝。

まず明日の夜明け前は、
この艇のセーリング感想文に、
3時間ほど集中する。


【Ker40 One Design Gust 写真提供・KAZI/撮影・Y.Yabe】


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