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2025年7月2日 ショック

2025年07月02日 | 風の旅人日乗
有明海に面したマリーナで仕事。

メインセールを紫外線と雨から守るクイックカバーの中に、昨年秋からコウモリが住むようになってしまった。
これまでの人生では見たこともないくらいに小さな小型コウモリ。天草特有の種なのだろうか?

顔の大きさは人の小指の先くらいの小ささだけど、赤い目は吊り上がり、口は裂けたように横に広がって、襲い掛からんばかりのアンフレンドリーさ。気持ち悪いことおびただしい。

メインセールを揚げると、後から後から大騒ぎしながら飛び出してくる。今回は7匹も棲み着いていて、ネズミのにそっくりな糞の量もタダごとではない。

クイックカバーを裏返しにすると、そこにもまだ何匹か張り付いて隠れている。失礼な野郎たちだ。
世の中にはコウモリが媒介する危険な病原体もいることだし、気味が悪い。

コウモリたちを追い出したあと、糞だらけのメインセールを洗うのにほぼ半日を費やす。



メインセールから洗い落とした糞でデッキは惨状を呈している。
そのデッキを洗うのに、残りの半日を費やす。

デッキを洗い終えた夕方、ファーリングしてあるジブを見上げると、?、あー! リーチが破れている!

風がなかったのでファーリングを開いてみたら、リーチのUVカバーを縫い付けている糸が紫外線で劣化して、縫い目が口を開けている様子。






マズイぜ。このまま使うと、解けてステイに絡まったりして、いろいろ困ったことを起こしそうだ。

今回は本格的なセールリペアができる道具はないが、クルージングに出発する前に修理する必要がある。

日没近し、初夏の空


エアコンのコンプレッサーの調子が悪い。交換作業を始める。
忙しいなぁ。






2025年6月30日 海で研修セッションセーリング

2025年06月30日 | 風の旅人日乗



本日はセーリングを使った研修セッション。
新型開発中のプログラムに付き、写真は無し。
最大20ノットを超える風速と、波高1.5mの海面コンディションの中、参加者に怪我をさせず、恐怖心を起こさないセーリングメニュー。

コクピットは、参加者6名の笑顔と笑い声で満ちて、セッションの進め方に確信を得た。
セーリング終了後の打ち合わせで、これをさらに進化させていくことになった。

暑さと緊張で少し疲れたが、心は満ち満ちた。

さ、明日からは九州でセーリング。
梅雨が明けた九州の海はどんなコンディションかなぁ?
楽しみ。

2025年6月23日

2025年06月23日 | 風の旅人日乗
今月も、慌ただしく動き回っているうちに過ぎ去り、もう月末近し。
少し楽しくもあるけど、実は大変面倒でもある請求書書きを、今日は絶対にやる!と決めた。

父が高校教師という、月給取りの公務員だったこともあり、見積書を書き、納品書を書き、請求書を書いて初めて仕事が成立して、やっと収入が発生する場所にたどり着くという自営業の世界が不思議で不思議で、居心地、座り心地が悪いような気持ちのまま、すでに数十年が過ぎた。
外は晴天。海に出たいなあと思いつつ、パソコンに向かう。

関東地方は明日から天気が崩れるらしい。

明日は午前中ほけんの窓口に行って、午後は母を病院に連れて行って、明後日からは相模湾でのセーリングレッスン仕事と、セーリングを使った社員研修の仕事が来週月曜日まで相模湾で続いて、その翌日の早朝から九州に行って、九州の海での仕事が木曜日まであって、その夜は小倉に行って高校の同級生たちとお酒を飲んで、翌日関東に戻って、週末は東京でちびっこセーラーたちにセーリングが楽しくなるヒントを伝える、という2週間のロード。請求書書きに比べたらちっとも辛くない。

請求書を書き終え、町内のロープ屋さんに行って、お客様のヨット用に購入するロープをあれこれ見繕う。これも楽しい仕事です。

2025年6月22日 夏至過ぎ去る

2025年06月23日 | 風の旅人日乗
プライベートセーリングレッスンのベーシックコースの生徒さんには、少し強過ぎる風予想だったため、本日の予定は延期にする。

そのおかげでデスクワークの時間ができて、そちらの仕事をだいぶ片付けることができた。しかし気がついたら昨日の夏至が過ぎて、今日からは、もう冬に向かい始めたわけで、すごく寂しい。冬至の翌日、さぁこれからは、夏に向かって一直線だ!と自分を励ませる日のほうが圧倒的に好き。

ニュージーランドの友人と、すばる望遠鏡の話から、うみすばる(海群星)という名の自分のサバニの話になったので、その写真をWhat’sUpで送った。


外国人にサバニの写真を見せると、ヨーロッパ人であれ、ハワイ人であれ、「すごーく美しいカヌーだ!」と褒めてくれる。一般の日本人に見せても、そんな嬉しい反応をしてくれる人にはなかなか出会えない。

昔の日本人は、舟のことをカノーと言ってたことを知っていますか? 少し前までの世代の八丈島の漁師さんたちは、舟をカノーと呼んでいました。

美しい日本のカノーに、いい名前と当て字を付けたものだと自己満足しています。





2025年6月21日 ちびっこセーラー指導

2025年06月21日 | 風の旅人日乗
朝5時前に起きて東京お台場へ。
ちびっこセーラーたちにセーリング技術を伝える日。


集合時間よりもすごく早く登校してきた男子部員とチャットする。

彼は海が大好きで、お姉ちゃんに勧められて入部してきた。
そのお姉ちゃんは小学生5年生からセーリングヨット部に入部して、いまでは9年生、最上級生だ。この部活の活動日数は限られているけど、5年間続けた部員は、いっぱしのセーラーになる。

これからの5年間セーリング修行を続けて、お姉ちゃんに負けないくらいの立派なヨットマンになるんだぞ、と伝えたら、もちろん!と胸を張った。

頼もしい。






2025年6月20日 プライベートセーリングレッスン

2025年06月20日 | 風の旅人日乗
昨日に続いて本日も相模湾でのセーリングレッスン。


夏の日差しではあるけれど、南からの風は真夏とは異なり、静かで爽やか。
相模湾の中では第一級品の風だ。

昼休みに陸に戻るのがもったいなくて、生徒さんと納得しあって、気がついたら朝9時半から午後2時半まで、水分補給と塩ようかんだけで、5時間のセーリング練習。葉山沖から城ヶ島沖まで、相模湾の東海域をセーリングて走り回る。

アップウインドもダウンウインドも、かなり上達し、ダッキングもジャイピンクもかなり精度が上がってきて、ご本人も手ごたえを感じているご様子。

なかなか巡り会う機会の少ない相模湾の上質の風をほとんど独り占めしての、素晴らしいレッスンになった。

城ヶ島南西ブイの回航練習をしているときに、バンドウイルカでもなく、カマイルカでもない、背ビレが尖った白いイルカが近寄ってきた。何という種類のイルカだったのだろう。

海上練習のあと、マスト基部の艤装の改良計画を練る。



2025年6月19日 ジャカランダとコットンクラブ

2025年06月19日 | 風の旅人日乗
早朝、SUPで森戸海岸の沖を散歩する。
家の近くの魚寅さんの前庭のジャカランダが、すごくきれいだ。


午前中は、三浦半島のヨットハーバーに行って地道に仕事。梅雨の最中の好天と暑さを楽しむ。


午後、葉山に戻ってシャワーを浴びて、少しおしゃれして、駅のある街に行くバスに乗る。

今夜は東京丸の内でトークライブ。
古舘伊知郎に挑む松重豊。
どんな話が聞けるのか、楽しみ。





2025年6月18日 相模湾復帰

2025年06月18日 | 風の旅人日乗
本日から日本の海仕事に復帰。


今日の生徒さんは、藤沢市にお住まいの米国人ご夫婦。

ご主人はキャンプ座間でエンジニアとして長く働き、今はリタイア生活をしているスタンさん。そして奥様のカーリーさん。

おふたりは、米国に帰らずに、しばらくは定年生活を日本の海に近い藤沢で送ることにしたという。

おふたりが大好きだという相模湾での、笑顔と笑い声と幸せ感に満ちた、楽しいセーリングレッスンになった。

ありがとうございました。




2025年6月17日 ダウンジャケット

2025年06月17日 | 風の旅人日乗
6月のハワイでダウンジャケットとニット帽、そして手袋。

標高4207m。


いつかはきっと訪れたいと長いあいだ願い続けていた、すばる望遠鏡の西の空に落ちていく夏至間近の太陽。

左側ずっと遠くにコナ・コーヒーの山の頂きが雲海に浮かんでいる。

マウナケア山頂近くにはハワイ先住民の王族のお墓がいくつかあって、気安く立ち入ってはいけない神聖な山だということも初めて知った。