魂が座る場所

2011年12月08日 | 風の旅人日乗
この3日間は、
パソコンの前に座って
売文稼業ジャンルの仕事に
埋没しなければならない。
ことになっているはずなんだけれど、
本日はどうしても朝から東京に出なければならぬ。

夢を共有する大切な人たちにお会いして
深夜まで時間を取っていただき
大切なご相談をする日。
なので、日をまたぐ東京行きになるかも。

年末進行を控えてドキドキしているはずの
編集担当のお方、
心臓に悪い話をしてスマヌ、スマヌ。

話は変わって、
ポリネシア型伝統カヌーの艫(とも)の部分に
大型セーリングカヌーであれ、6人で漕ぐOC6であれ、
受け口のような出っ張りが必ずあるのが気になって、
その訳を、タイガー・エスペリに聞いたことがある。
彼は明快に、
「あそこは、魂が座る場所」
だと教えてくれた。

それ以来、
伝統型カヌーを見るたびにそこに目を遣り
心の中で手を合わせる癖が付いた。

現代的なコンポジット構造を随所に使って
オアフ島のサンドアイランドで改造中の
伝統航海カヌーにももちろん、
魂が座る場所はきちんと残されている。





個人的にはボクは
そのことを知る何年も前から
航海に出るときはいつも、
夢半ばで他界した何人かのセーリング仲間に
心の中で声をかけ、
その魂と一緒にセーリングしてきた。
彼らも喜ぶし、こちらとしても心強いからね。