尊敬です。伊達公子さん。

2011年06月23日 | 風の旅人日乗
ただ、ただ、
すごい。

あのヴィーナス・ウイリアムズ相手に、
ウインブルドン2回戦で、7-6、3-6、6-8の惜敗。

40歳。
日本人。


(写真/共同)

1996年、15年も前の準決勝で、
ちっちゃな身体で、
全盛のシュテフィー・グラフを追い詰め、
世界中のスポーツファンを
テレビの前に釘付けにしたのと同じ選手が、
年齢のハンディを背負いながら
今も、世界のトップで活躍している。

あの試合を見たとき、自分は、
ブルース・ファー設計の
最新鋭の40フィート艇〈G'NET〉のスキッパーとして、
ニュージーランド・チームを任され、
ハワイでの、ケンウッド・カップに向けて出発する
直前だった。

その年のケンウッド・カップでは、
最終レースで、
順調にカウラ・ロックをトップで回ったにもかかわらず、
ニイハウ島の裏でのコース取りに大失敗を犯し、
ほぼ掌中にしていたシリーズ総合個別優勝を取り逃した。

伊達さんはまだ
世界のトップで頑張っているけど、
今の自分はどうだろう?

日本人の政治家は、外国人に見せるのが
恥ずかしいような人たちばかりだが、
同じ日本人仲間に、こんな、かっこいい人がいる。
負けずに、元気出していこう。