7月12日 トルコ→フランス

2008年07月13日 | 風の旅人日乗
朝、マリーナで洗濯物を受け取り、荷造りをして、
艇の戸締りをしてからバス停へ。
バスで30分かけてボドゥルムの町に出て、注文しておいた名刺を受け取る。
バスターミナルの茶店で濃いトルコ茶を飲んでから、再びバスに乗り空港へ。

途中、日本の方が経営するアタミホテルへ立ち寄る。
そのホテルに向かう山道にはアザミが咲いていて、道路の標識にAZAMIの文字が見える。
偶然なのかな?

アタミホテルは、ちょっと意表を付かれるくらい美しい入り江に建つ、
リゾートホテル。
プライベートビーチとプライベートポンツーンがあって、
クルージングの途中立ち寄るにも絶好のスポット。
ありがたいことに、そこでビールを一杯ご馳走になり、一息入れてから空港へ。

エーゲ海を横断してから、次はアドリア海沿いを飛び、
ベネチア、ミラノ上空を経てアルプスを越えて、
パリに着陸する、
3時間あまりの旅。

でも、ここからが長かった。

シャルルドゴール空港から地下鉄に乗り入れしている鉄道に乗って、
地下鉄を一つ乗り換えて、モンパルナス駅へ。
もう夜の9時前。
フランス高速鉄道のTGVのチケット売り場は長蛇の列。
この週末はフランスでは3連休なのだった。
ブレストまでのチケットを買おうとしたら、
本日はRennesまでしか行けないことが判明。
事前にフランス鉄道の時刻表を調べて、
今日中にブレストまでたどり着ける算段だったのだが、
なんと今日は土曜日。調べたのは平日ダイヤだったんだね。

取りあえずRennesまでのTGVに乗る。
TGV車内のバールに行き、コントワールに肘をついて
安ボジョレーを啜りながら、
車窓からフランスの農村風景をぼんやり眺める。
ちょうど夕暮れ時。この時期フランスは夜の11時くらいまで明るい。

いい景色だ。
昔は日本の鉄道沿線も、こんな感じの心休まる風景だったんだよね。

深夜12時、Rennes到着。
駅前のホテルに、ラッキーなことに最後の1室があり、投宿する。