7月9日 トルコの伝統工芸を守る母娘

2008年07月10日 | 風の旅人日乗
チュケルトメ湾を出港する前に、
チュケルトメ村に住む、トルコ絨毯を織る家族を訪ねる。
母親は、伝統的な方法を変えずにトルコ絨毯を作り続ける努力をし、
それを娘がサポートしている。


羊の毛を刈り、洗い、糸をつむぎ、染色し、という細かい工程を母が説明し、
それを娘が英語に翻訳して日本人に伝える。
自分たちがトルコの伝統を守るのだ、
という決意が伝わる。
日本に限らず、自国の伝統文化を守ろうとする活動は、
政府ではなく、どこも個人の努力で為されているのだと知る。


母娘二人の頑張りを支援したくて、
二人が作っているトルコの工芸品を、
日本へのお土産として買わせてもらった。


波穏やかなチュケルトメ湾に面した、
トルコのエーゲ地方の民家です。