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2025年6月2日 明日こそ

2025年06月02日 | 風の旅人日乗

Photo by Kazuhisa Matsumoto / Kazi

昨夜は8時に寝てしまったため、今朝は早朝3時から起きてデスクワーク開始。来週からの海外出張を控えて、今週中に済ませておかなければいけないことがたくさんあるのに、捗らない。

6時半からはクルマを運転して逗子駅に行ったり、辻堂まで行ったりの個人的業務もある。クルマを運転することそのものは嫌いじゃないからそれはそれでいいのだけれど、仕事は捗らない。


Photo by Kazuhisa Matsumoto / Kazi

そのあと浜ランしてシャワーを浴びたりしていると、もう9時。ヤバイなあ。このペースで今日の予定仕事はこなせるのか。

9時からは、関係先の仕事も始業するので、あちこち電話連絡が始まる。早朝送信していたメールやLINEの返事もどんどん入ってきて、それらへの返信もしなければいけなくなる。ヤバイなあ。優先しなければいけない仕事が、もう滞ってきた。

あっという間に昼ごはんの時間になり、パソコン見ながらハヤシライスを食べたら、町内の施設にいる母の面会時間になり、マスクを持って慌てて走る。
母ととりとめのない話をして癒されたあとは、予約していた逗子銀座通りにあるほけんの窓口へ。

難しい話をしたあと、そこから葉山に帰ってきたら、夕方5時の葉山町歌チャイムが、もう鳴り始めた。朝3時から起きているので、もうすでに眠い。

明日がんばろっと。

Photo by Kazuhisa Matsumoto / Kazi


2025年6月1日 六月の五月晴れ

2025年06月01日 | 風の旅人日乗
梅雨入りが近いことを思わせる、このところの関東の不安定な天気だけど、本日6月初日は、久しぶりに晴れ渡って五月晴れ。

本日の佐島オフショアセーリングスクールは、本日ベーシックコース5日目の、3名チームのお客様の卒業試験日。

風が弱くてセーリングができそうになかった朝の1時間ほど、船長役をメンバーチェンジしながら、マリーナの中の桟橋から出港して、入港する練習を繰り返す。



そのあと一旦教室に戻って、本日の航海計画をメンバー3名で話し合って決める。
このあとに吹いてくる風の方向、強さを風予想サイトの情報をもとに、葉山の森戸海岸まで行く計画を立てる。なかなかいい感じで計画を立てている。



3人で作業を分担してメインセールを揚げて、ジブを開いて葉山沖を目指す。定置網や浅瀬を避けながら、ナビゲーションもいい感じ。



セールトリムも板についてきて、ほとんどのクルージングセーラーの方が犯しているセールのオーバートリムのクセもなくなって、ちゃんとリーチリボンを流すことができるようになった。

難しい風予想を読み切って、森戸海岸到着は、3人が立てた計画よりも3分遅れただけ。昨今の、同じような所要時間の福岡発羽田行き便の航空機の運行計画を遥かに上回る正確さ。素晴らしい。

佐島への帰りのクローズホールドのレグでは、校長から、頑張った3名の生徒さんにメインセールリーフ、リーフ解除を繰り返す怒涛の猛特訓をプレゼントした。
まずは言葉に出してリーフ、アンリーフの手順を校長に説明、それから作業開始、を繰り返す。それらのリーフ作業の休憩時間は、3名でポジションチェンジしながらクローズホールドのステアリングとセールトリム技術の仕上げ猛特訓もプレゼント。

都合3時間、それらの仕上げ特訓が終わったときには佐島マリーナの西のはるか沖合4海里。
その4海里、今度は交代でブロードリーチングをバウをぶらすことなくステアリングし、メインセールをトリムし、ジブをトリムし続ける練習もプレゼントさせていただいた。

卒業記念特訓を無事終えて3名それぞれが目標に到達して佐島に帰港する頃には、相模湾にいたセーリングヨットはほとんど姿を消していて、佐島オフショアセーリングスクールの25ftの教習艇は、この日最後まで相模湾でセーリングしたヨットになった。

ベーシックレッスン終了証書の授与式も終えて、3人の生徒さんと記念撮影をして、次のアドバンスコースでの再会をお約束した。入梅直前の素晴らしいセーリングになった。

2025年5月31日 電車でルードメール原稿書き

2025年05月31日 | 風の旅人日乗
先週に続いて本日土曜日も、東京まで行って、セーリングヨット部活動。荒天のため本日も屋内水上練習。

帰りの電車で来月号のセーリング専門誌の写真キャプションを書き始める。

Photo by Kazuhisa Matsumoto / Kazi

企画・建造ニュージャパンヨット株式会社(日本)、設計ジャン・マリー・フィノ(フランス)によるモーターセーラー Loup de mer の、予想を大きく上回るセーリング性能に感服した。


Photo by Kazuhisa Matsumoto / Kazi

7月5日発売のセーリング専門誌Kaziで詳しくセーリングテストの様子をレポートする予定。

2025年5月28日 再び冠雪

2025年05月28日 | 風の旅人日乗
朝の浜ランが気持ちいい季節が続く。

一昨日、昨日と雲の中に隠れていた富士山だけど、頂上付近には雪が降っていたらしく、黒く見えていた山襞上部もまた白くなった。


さて本日も、佐島オフショアセーリングスクールのプライベートレッスン。
生徒さんにセーリングの極意をお伝えしながら、生徒さんの成長を楽しませてもらう。

本日の生徒さんご夫婦の、本日午前中のレッスンテーマは、

その1
航海計画を立案して、それに合わせて佐島マリーナを出航、セールを揚げ、セーリングして、目的地まで行って、佐島に帰港する。

その2
前回は出航前にプリセットしたメインセールのリーフを、今日は海上でリーフ作業して、再び、フルメインにする練習

それらの作業方法について、座学でみっちり伝えた後、航海計画に基づいて出航する。
生徒さんが設定した目的地は、葉山の森戸海岸沖。
朝、富士山の写真を撮った海岸が森戸海岸だ。

佐島漁港沖でメインセールを揚げ、ファーリングジブを開いて、まずはお二人で交代しながらステアリングとセールトリムの復習。

秋谷沖まで来たところで、パフが強くなって来たので、リーフ練習開始。

お二人で役割を交代しながら、リーフ、リーフ解除、リーフ、リーフ解除を繰り返して、それを3クール終えた頃、到達したのが葉山の名島沖。
休息しながらそのまま北上し、森戸海岸の全景が見えるところまで来てから、お二人でタックして、佐島へのルートに乗って南下開始。

帰りは、風の強弱に合わせてセールをトリムし、ステアリングする。お二人で声を掛け合いながら息の合ったセーリングを時折見せてくれるようになった。

昼食休みを挟んでの午後も、座学と海上練習。
季節外れのような腰のある北東風が一日中続き、実り多いレッスン4日目になった。

明日は、少し筋肉痛も楽しんでもらえそう。お二人とも、よく頑張りました。




2025年5月27日 病院巡り

2025年05月27日 | 風の旅人日乗



今週の中で、一日だけ海に出ない日。

朝イチで、かつてはやんちゃで元気なレースヨットのクルー、今ではベテランの凄腕歯医者さんが経営するデンタルクリニックに行く。

2週間くらい前から、左下の奥歯が疼いている。虫歯だなぁ、治療、痛いんだろうなぁとびびっていたが、診断の結果、歯石が溜まり過ぎて、それが歯茎に触っていることが判明して、処置をしてもらう。

撮影してもらった歯の裏側全体を見せてもらったけど、嫌になるくらいの汚なさ。
来週からクリーニングに通うことになった。

夕方、今度は眼。数日前から左眼が開きづらい。昨日から右眼にも違和感がある。
プールに泳ぎに行く前にチェックしてもらおうと、親切で優しいのでとても大好きな先生が院長の眼科に行く。

まずは視力検査から。今まで以上に絶好調で、問題なし。
優しい先生の診断によると、なんらかの原因で、まぶたの裏側が充血して腫れていて、それが目を開けづらくしているとのこと。2種類の目薬で少し様子を見ましょうとのこと。

この先生の語り口はとても柔らかくて、不安を抱える患者に寄り添ってくれる。
自分の仕事中の語り口にも気をつけて、鋭意真似して取り入れようと思う。

人気先生なので、病院を出るときには、プールが閉まる15分前になっていた。
それなので、スイミングの代わりに小走りで葉山まで帰った病院巡りの一日。

2025年5月26日 サンディエゴ

2025年05月26日 | 風の旅人日乗
佐島マリーナからヨットを出して、本日はサンディエゴ出身のお客様2人のスキルチェック。


海での安全をどのように確保するか? 出航するしないの判断はどんなことを優先して決めるか?という質問が続き、とても嬉しくなったぼくは、有料のレッスンでもないのに、レッスンでしか伝えない自分の体験から得た考えや技術を惜しむことなく伝えた。

すごく楽しいセーリングになったので、大サービスで葉山の森戸海岸沖までセーリングして、佐島と葉山の間を、地乗り航海術で、定置網と浅瀬をクリアしながら走るルートを教えたり、安全に、かつ、速く走るためのセールトリムの方法を教えたり、二人で楽に安全にできるメインセールのリーフ方法を教え、練習してもらったりした。

5時間のセーリングを楽しんで、スキルチェックの採点表は、特大の、はなまるを献上。

ジェシーとティム、楽しい時間をありがとう。





2025年5月25日 今日は若大将のお側、いや、お蕎麦

2025年05月25日 | 風の旅人日乗



おやつにザルでもと立ち寄った蕎麦屋さん。
昨日の上野の蕎麦屋さんには落語の名人の色紙があったけど、今日は若大将の色紙を発見。


二十代前半の頃、ぼくが若大将の大ファンだと知っていたヨットの大先輩がお遣いを無理矢理に作ってくれて、その大先輩が若大将にお預けしていた世界一周航海記の生原稿を受け取りに、成城にあった当時の御自宅にお邪魔したことがある。
小学生の頃から映画館のスクリーンで見慣れていたお顔のまま玄関に迎え入れて下さり、奥様もわざわざご一緒に出て来て下さった。

北九州から東京に出てきてまだ日が浅かった田舎の青年は、あまりの緊張に声が出なくなる症候群を発症してしまい、今ではその夢の中にいるような時間の記憶も、玄関ホールの大きなグランドピアノに驚いていたこと以外は朦朧になった。

最近はメディアに出てはいないようだけど、元気でいらっしゃるのだろうか?








2025年5月24日 チン起こし@東京

2025年05月24日 | 風の旅人日乗
今日の午前中は東京で、小中一貫校のセーリングヨット部の部活指導。

新入部員を対象に、楽しくチン起こし指導。
チンとは転覆のことで、チン起こしとは素早く転覆を起こしてセーリングに復帰する技術です、念のため。

新入部員がチンを怖がらないよう、まずは学園内の施設を使って、起こす早さを競うゲームをしたりして、楽しく指導する。



今年度もたくさんのちびっ子たちにセーリングを楽しんでもらおうと思う。

部活指導が終わってから、浅草田原町まで行って、ハワイの友人のお墓参りに。

まず上野駅前の蕎麦屋さんで蕎麦。



志ん朝師匠は絵も上手いんだなぁ


田原町の東本願寺



その静かな境内にあるハワイの友人のお墓で、ビールを一緒に飲みながら、しばし相談ごとを聞いてもらう。

2025年5月23日 佐島オフショアセーリングスクール

2025年05月23日 | 風の旅人日乗
今日のプライベートセーリングレッスンの生徒さんは、ヨットでのセーリング未経験の素敵なご夫婦。本日でレッスン3日目。

朝のセーリング中の航路権についてのショート座学のあと、強めの北東風の海に出て、ビームリーチングのセールトリムとステアリングを集中して練習。




午後のショート座学は、緯度 1分を海と陸の距離単位と速度に換算したり、それを使って航海計画を立てる方法について。


それから海に出て、ワンポイントリーフしたメインセールと小さくしたジブで、佐島沖の大きな定置網二つを大きく左回りに周って佐島に帰って来るという、初心者には大冒険航海。クローズホールド、クローズリーチング、ビームリーチング、ブロードリーチングのセールトリムとステアリングを2人で交代しながら、上手になってきた。難しいクォータリーの走りは、次回辺りに伝授しようと校長先生は考えています。





2025年5月22日 佐島オフショアセーリングスクール

2025年05月22日 | 風の旅人日乗
雨が予報よりも早くあがり、予定通りにTさん・Mさん・Hさん御友人チームの基礎コース4日目を実施。


次回の卒業試験日航海を前に、航海計画を立ててから出航、セーリング、帰港の練習とする。

南風が続くという予報と観天望気を元に、目的地を小網代湾か油壺湾、そこでお昼を食べて、午後3時から3時半の間に佐島マリーナに帰港するという計画。


風下に富士山を見ながら、亀城礁をかわすまで西に伸ばす第一レグ。


亀城礁から充分離れてからクローズホールドにして風上に上り、赤白模様の小網代ブイが左真横辺りになってから、スターボードにタックして、小網代湾にアプローチする。



3人でポジションを交代しながら、小網代を目指す。

メインセールのトリムもいい感じです。


ほとんどセーリング初心者だった3人が、4日目でここまでセーリングできるようになりました

2025年5月21日 緑の中の、ミドリのクルマ

2025年05月21日 | 風の旅人日乗

早朝、湖畔の緑の中を、コーヒー持って散歩する。

淹れたてのコーヒーと、本日出来立ての空気が美味しい。


テントを撤収し、海とは反対側に箱根を降りて、人生の大先輩のお墓参り。
優しかった先輩からはたくさんのことを学ばせていただいた。

お墓の向こうに、昨日箱根からは曇って見えなかった富士山山頂が。


新車で購入してから30年目になったミドリ色の相棒が、今回の緑の中のキャンプ旅行のお供。


ずいぶん歳を取ったけれど、なんとか頑張ってくれていて、エンジンは今も絶好調。電装関係の不調も完全復活した。

お互い、頑張ろうな。



2025年5月20日 山の湖に逃げる

2025年05月20日 | 風の旅人日乗


オアフ島に住む友人にプレゼントされたビーサンを履いたまま、海抜ゼロの海から、海抜723メートルの山の湖のほとりまで行って、キャンプ。


最高の新緑の季節。そろそろ虫が出始めて、これが夏前最後のチャンス。
ビールを飲みながら一晩を過ごす陣地を設営する。

グリルで焼く肉もたくさん持ってきたし、美味しそうなフランスの赤ワインも持ってきた。
山の湖にも南からの強風がビュービュー吹き渡り、タープをセットするのに少々時間を要したが、いい感じに安定して張ることができた。

この風では焚き火を楽しむのはやめた方が良さそうだけど、今日と明日は海を忘れて山を楽しむ。





2025年5月18日 ジャン・マリー・フィノ

2025年05月18日 | 風の旅人日乗
この4月に86歳で亡くなったフランス人天才デザイナー、ジャン・マリー・フィノの追悼記事が、今月号のイギリスのセーリング専門誌に掲載されている。


3日前に若狭湾でセーリングしてきたばかりの、彼の設計による日本製モーターセーラーのヨット専門月刊誌に掲載する試乗記事原稿を、ここのところ毎朝3時くらいから朝食までの時間を利用して、ゆるゆると書き進めている。

©︎ニュージャパンヨット

日本には、なぜか釣り好きのヨット乗りが多い。そんな日本ならではの特異なマーケットに向けた、独特な発想のモーターセーラーだが、世界的に見ると、そんな希少なマーケットをターゲットとするモデルであっても、日本人と日本の伝統文化が大好きだったフランス人のフィノさんは、手を抜いたり、妥協したりせずに、ヘルムバランスに優れて、セーリングそのものを存分に楽しむことができる、素晴らしいセーリングヨットを描き出していた。

そしてそのセーリングヨットは、セーリングで釣り場に着いてセールを巻き取れば、両舷2人が竿を振るのに何も障害物のない釣り船に早変わりする。釣りに飽きたら、全長23ftしかないのに8ノットものスピードで港に帰ることもできる。


©︎ニュージャパンヨット

日本のヨットビルダーの老舗の一つニュージャパンヨットが建造した堅牢な艇体は、以前と変わらない品質で、美しい仕上がりだ。

日本の海に、メイドインジャパンのヨット。やっぱりいいものだ。
日本人として心に染み入るような喜びを感じる。

©︎ニュージャパンヨット





2025年5月16日 相模湾でセイルシェイプチェック

2025年05月16日 | 風の旅人日乗
若狭湾でのセーリングの翌日は、相模湾でセーリング。
整備のためにドック入りしていたお客様の艇が、やっと海に戻った。


お客様とセールメーカーと相談しながら問題点を洗い出して、リカットを済ませていたメインセールを、やっとチェックすることができた。

大き過ぎるラフカーブを削るリカットだったが、かなりいい、ワクワクするようなシェイプになった。


半年前にリカットしていたジブと合わせて、かなりのパフォーマンス向上になった。


お客様も大満足のご様子。うれしいな。
今シーズンが楽しみ。

2025年5月15日若狭湾で初セーリング

2025年05月15日 | 風の旅人日乗
若狭湾高浜町の鳥居浜で朝散歩


この辺りに原発がたくさんあることがとても気になるが、日本の原風景を見るような素晴らしい海岸線が続いている。


本日はこの海で初めてセーリングする。
セーリング専門誌の試乗取材。乗るのは今では貴重な、日本製のヨット。


この美しい海と、そこに吹き渡る風を思い切り楽しんでセーリングして、楽しいレポートを書こうと思う。


それにしても、ニッポンの、この美しい海の、美しい景色の中に、なぜ原発?