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2025年6月17日 ダウンジャケット

2025年06月17日 | 風の旅人日乗
6月のハワイでダウンジャケットとニット帽、そして手袋。

標高4207m。


いつかはきっと訪れたいと長いあいだ願い続けていた、すばる望遠鏡の西の空に落ちていく夏至間近の太陽。

左側ずっと遠くにコナ・コーヒーの山の頂きが雲海に浮かんでいる。

マウナケア山頂近くにはハワイ先住民の王族のお墓がいくつかあって、気安く立ち入ってはいけない神聖な山だということも初めて知った。




2025年6月9日 羽田空港第三ターミナル

2025年06月09日 | 風の旅人日乗



朝から頑張ったデスクワークが終わらないままパソコンを閉じてバックパックにしまって、羽田空港第三ターミナルに向かう。
今年2月以来の海外出張。



コロナ前と比べると海外に出ることはずいぶん減ってしまったけれど、できるだけ海外に出て新鮮な驚きでココロに刺激を与え続けていたいと思う。



今回はどんな驚きに出会えるかな。




2025年6月8日 佐島オフショアセーリングスクール

2025年06月08日 | 風の旅人日乗
前日のプライベートレッスンに続いて本日は、佐島オフショアセーリングスクール。

5日コース2日目の本日の生徒さんは、ファミリークルージングを安全に行えるお父さん船長になることが目標で、二人で話し合って、セーリングの腕前とナビゲーションの腕前を並行して習得するカリキュラムを組んでいる。

航海計画を立てるに当たって、風予想サイトで風を予想し、実際の海を見てその予想とのズレをチェックし、そのズレから今後の風の変化を推測し、予想の精度を上げる技を出港前に伝授する。

その予想に従って、ナビゲーションアプリを使って航海計画を立て、実際の海図でもビジュアルとして航海ルートをイメージして出航。航海距離計算の方法も、少し時間をかけてご指導した。

佐島漁港から出て、セールをあげ、セーリングで亀城礁をかわして小網代沖ブイを目指し、小網代湾口でセールをおろし、シーボニアに入港する、という模擬プチクルージングを一人でやる、という想定でのトレーニング。

ルート上での注意ポイントを丁寧に説明し、小網代湾内に入っての浅瀬の場所、シーボニア入出港の注意点などをみっちりと伝授してから、再びセールをあげて佐島マリーナまで安全に帰港する。

マンツーマンで指導しているセーリングの技術も、初日よりも確実に上がっている。

シーボニアからのダウンウインドで大和田湾に入ってから、最高に気持ちの良い南南西風になったので、もう一度その風を上り返すことにして、ワンステップレベルの高いクロースホールドのステアリングの技を伝授した。

昼休みなしで、ほぼ5時間ぶっ通しの海上トレーニングになったが、集中力を途切れさせず、笑顔いっぱいで楽しんでおられた。







2025年6月6日 おのれのために

2025年06月06日 | 風の旅人日乗
もう40年以上前から、堀江謙一さんと親しくさせて頂いている。
堀江謙一さんが、少なくとも記録に残る人類として初めて、たった一人で日本の本州・西宮から北米大陸のサンフランシスコまでの太平洋を渡ったとき、ぼくは北九州に住む小学一年生だった。

社会人になりたての頃に、ヨット〈ひねもす〉で世界一周を果たした国重光煕さんから、堀江さんを紹介して頂いた。小柄な身体には精力がみなぎっていて、目のチカラがとても強いことが強く印象に残った。その頃堀江さんは、奥様とふたりでの地球縦周り航海の途中で、北極を越えるレグが冬季になって海が凍って閉じ込められ、春を待つ間一時帰国していたときだったのではなかったかと記憶する。

定期的にお会いするようになってから、堀江さんと二人でお酒を飲む機会も増えた。
最初の乾杯のとき、堀江さんは目ヂカラの強いあの目をギョロリと開いてぼくの目を見ながら、
「おのれのために」
とグラスを上げた。
わー、そういう乾杯の音頭があるんだ、と思った。
どこか別のところで真似したい、と思ったが、まだ実行できたことがない。というか、今後も言えそうにない。

そろそろまた、堀江謙一さんのあの目を見て、あの言葉を聞きながら、最初の一杯を飲みたい。





2025年6月5日 葉山沖プライベートレッスン

2025年06月05日 | 風の旅人日乗
今シーズン最高の南西風が相模湾に吹き渡ったプライベートレッスン日。
出航して休みなく3時間半、集中力を途切れさせることなく、葉山沖から城ヶ島に至る海をセーリングで走り回る。


メインセールのリーフ作業で少し混乱を見せたものの、それ以外は今のレベルでは満点に近いセーリングを見せてくれた。
なので本日は、もう一つ上のレベルの技を二つ伝授する。今後はその技を身につけてレベルアップを目指してもらう。




2025年6月4日 クレープ

2025年06月04日 | 風の旅人日乗
本日も、佐島オフショアセーリングスクールの、プライベートレッスン日。







午前中、相模湾は風が安定しないため、狭いマリーナからの出入港の練習を繰り返す。
おふたりとも、五回繰り返したらバッチリ上手になった。午前中早上がりして、午後からの安定した風に期待する。

午後、西南西の風が入ってきて、生徒さんたちが朝立てた航海計画に沿って出港する。
軽風のなか、難しいステアリングを、ほぼ的確にできるようになった。
シーボニア沖の小網代沖ブイまで2時間と5分。
予定は1時間45分。
この不安定な風の中、素晴らしい航海計画。卒業試験を難なくクリア。
おめでとうございます。

閑話休題。

下の写真は、何年か前にフランスのブルターニュ半島の港町、サンマロのお菓子屋さんで撮ったもの。

バリバリに正装し、バリバリにお化粧をキメている、とても綺麗なマドモアゼルが焼いてくれているのはチョコクレープ。
ブルターニュの郷土料理といえば、蕎麦粉を焼くガレットだけど、ここはお菓子屋さんなので、クレープ。美味しかったなぁ。

特にオチはありません。

2025年6月3日 卒業

2025年06月03日 | 風の旅人日乗
明日頑張ろっと、という昨日の決心のもと、朝暗いうちから起き出してデスクワークに精を出す。
外がジワジワと明るくなってきた頃、CDで聴いていたサイモンとガーファンクルが「サウンド オブ サイレンス」を歌い始めたとき、唐突に頭の中が仕事から高校時代に観た映画の記憶に飛ぶ。「サウンド オブ サイレンス」と共に始まる『卒業』。
「ミセス ロビンソン」役のアン・バンクロフト。初々しかったキャサリン・ロス。
懐かしいなぁ・・・観たいなぁ・・・

大学を卒業してすぐ行ったロサンジェルス空港の手荷物受け取りエリアに出たときは、おお、ここがダスティン・ホフマンがスーツケースを受け取った場所か、と感激した。そんなことに深ーく感動していた若い自分も、とても懐かしい。

検索したら、現在のところU-NEXTで配信しているらしい。
よっしゃー、やるべき仕事を終わらせたら、観ても良い、と自分に約束する。

がんばろっと。