ブログ人 話の広場

日頃の生活のなかで見つけたことなどを写真もそえて

思いがけない再会

2007-11-21 21:06:56 | ブログ

 水彩画展をしていて毎日会場に詰めていると思いがけない人との再会がえられれとても嬉しいし、感謝の思いを強くする。今日も数人の知人が来てくださった。絵を見ていただいた後ティールームでしばし歓談。四方山話をしてひと時を思い出す。とても気持ちが爽やかになる。

 偶然所要で立ち寄られ、再会機会もあるが、逆にこうした機会によって旧友との再会のできる喜びもまた嬉しいものだ。今日も感謝の一日だった。店じまいでもと思っているときに、ご覧になった見知らぬ人からぼくの絵の中の一部を分けてもらえますか、たずねられた。終わって早速送ろうと思う。見てくださる方がそんな風に言ってくださると素直に嬉しい。

 どこかに飾ってくださって、「あのときに見た絵よ」と誰かに語り伝えてくださることを想像するだけで楽しくなる。これも絆なんだろうと思った。丁寧に住所を サインしてくださった。いろんなことの楽しみが毎日起こる。後二日だ。

やさしいタイガー


世の中役に立たない研究の話

2007-11-20 18:23:55 | ブログ

 今日のロータリーの例会のスピーチは、大学でデザインの研究をされている方で、タイトルが「デザインの感性表現」という何やら難しいお話のように描いていた。しかもこの先生、「世の中にあんまり役に立たないこと」を研究されているという紹介だからどんなつまらない研究をされているのかと勝手に想像してしまう。が、実は話を伺っているうちに日本人忘れてしまったり、捨ててしまったり、特段なくてもいいようなものの中に、日本人の心の癒しや和みを与えるようなものが潜んでいる、といった話として受け取った。

 人間は風鈴の音を聴くことや、竹の筒から水が落ちて響くコーンという音。川のせせらぎの音、それらは日常生活には不可欠なものではない。このごろでは風鈴が鳴ると「うるさい」という人さえ入るくらいで、まさに風情のない社会だ。そういう中で人工的に研究を重ねながら、人間の感性をどのように引き出し、心に刻むことが出来るかをデザイン化する、という変った先生の研究は、ひょんなことから癒しや和みのデザインができていくのかもしれない、と想像しながら面白い話を聞いた。

やさしいタイガー


人々の温かさ

2007-11-17 20:29:43 | ブログ

 友人と二人で始めた「水彩画展」が今日から始まった。会場は24時間開館している厚生年金会館だけに、ひっきりなしに展示の前を人が通る。今日だけでざっと100名の方がご覧いただいたと思う。決してオーバーではなく。

 一番に駆けつけてくださったのは札幌西ロータリークラブのコーラス部の女性群。豪華な薔薇の花を含んだ鮮やかな真紅の花かごでぐっと作品の値打ちが上がった。もうひとつの花は札幌を舞台に活躍するシャンソン歌手の水織ゆみさんからわざわざ東京公演中に贈ってくださったようだ。一つ一つに人の温かみを感じる。喜びがこみ上げる。

 二人で14点を出したことでやや所狭しの感はするが、かえって身近でみんな手に取るようにご覧いただいている。特に友人の細密画に驚嘆の声が聞こえる。こうして自分の絵をこんなに着飾ってもらってみているとまるで自分の子どもの成長した姿を眩い思いで眺めているようでちょっと照れくさい。「今度はいつの予定ですか」と期待の声?に老馬にムチが入ったような気がしてくる。これも人々の支えがあればこそだ。

やさしいタイガー


初の水彩画展

2007-11-16 08:40:45 | ブログ

 友人と歓談しているときに、二人で「絵画展」をやりたいね、といった話が本当になってしまった。あした17日から23日まで北海道厚生年金会館の館長のご好意で開催することになり、今日搬入作業をすることになった。話がだんだん大きくなってくると、足がすくんできてとても宣伝する勇気が出てこない。

 「こんなにチラシを作ってどうするの?」と友人のカミさんから雷を落されて、やっと目が覚め、あっという間に配ってしまった。絵を描く友人は「展示すると言うのは自分の絵を客観的に見る良い機会だからやったらいいわよ」と励ましてくれた。まあみんなからあれこれ言われながら、とにかく未熟な絵(ただしぼくの絵だけ)と恥をさらけ出すことにした。「第一回素人二人の作品展」。

 お近くの方や通りすがりに覗いてみてください。1階ロビーに10点ほど置かせていただくことにした。

やさしいタイガー


柄が悪くなった日本人?

2007-11-15 18:12:14 | ブログ

 地下鉄に乗って何気なく前の広告を見ると、こんな言葉が目に付いた。

 「あなたのガラがみんなの迷惑 だからマナーが必要。乗り遅れてたら遅刻しちゃうカラ。席なんて取ったものが勝ちなんだカラ。ここならすぐに降りられるカラ」と書いてある。マナーの悪をしてきた張り紙だ。

 だから注意しろ、と言うわけなんだろうが、どうしたらよいマナーをあのラッシュのときに出来るかなあ。朝の乗降の1,2分が勝負と言うとき、そんな悠長な精神状態で行動できるか、実験でもしたのかな。ほとんどの人がわかっていながらしていることなのではないかと思うのだ。そもそも日本人はすぐに行動規範を制限するルールや注意を作りすぎる。せまっ苦しく感じさせるだけだとぼくは思う。

 「なんてばかばかしいことばかり、作りりたがるのだ。管理者は」と内心不満の方が多いかも知れない。やむなき事情を解消するために、するべきことを人様のマナーに頼るようなやり方ではどこも一緒だ。反発心を増幅させるだけかもしれない、とぼくは思っている。

やさしいタイガー