どこの国もそうか、どうかは知らないが、数字の語呂合わせが結構多い。日本の１１月２２日は「いい夫婦の日」と制定されていることをご存知かな。１９８８年に余暇開発センターが制定しているようだが、だからどうなんだ、といわれてもそれほどの意味も持たせているわけでもない。多分当時は我が家を顧みない働き蜂のような夫がたまには早く帰宅してゆっくりとお茶でも飲んで夫婦でいろんな話をしてもいいじゃないかと、ご丁寧にお勧めをしてくれたのだろう。
いまでは離婚や晩婚、非婚など婚という字が多様になって「いい夫婦」ってどんなカップルだろうと想像するが、本当にいつまでも愛を育む夫婦、見かけは夫婦を演じているような二人、子どもが自立して二人になってしまった夫婦の関係・・・・。それぞれに過ぎこし方を顧みて改めて夫婦って何だろうと考えるのもたまにはよいかもしれない。
互いに家にいてもいなくても会話が無くても、やっぱり我が家に帰りたいと思っている間はいい夫婦だと思っておきたい。ともあれ、どちらが先に逝くにしても、最後に「ありがとう」と心から言える夫婦こそ「いい夫婦」と受け取りたい。ぼくも今から練習しておかなくちゃ。
やさしいタイガー