しばらく行っていないちょっと街の中心から離れているホテルでワインを呑んだ。レストランは時間が早いせいか、ぼくらが最初。重厚なテーブル、周囲がアンティークに作られている。とても落ちつして食事が取れるところだ。運ばれてきたイタリアワインをあけてもらい、喉越しに味わいながらゆっくりと落とし込んでいく。
甘い香りが口いっぱいに広がるが、次第に渋みが出てきて、イタリアの情熱を感じさせるワインだ。二人で1本あけたかどうか程度しか飲めないが、結構ピッチが早かった。お酒にもいろいろあるが、ぼくはワインが一番落着く。
今日は放送の担当日、「大いに歌って楽しんで」と題してカラオケ風にいつもより多めに曲を流した。そしたらリスナーから”なんだか身につまされるような思いがする”というメールが入った。歌にはいろんな想い出が詰まっているんだなと知らされた。ひときわ今日のワインはおいしかった。帰りも雨だった。
やさしいタイガー