ブログ人 話の広場

日頃の生活のなかで見つけたことなどを写真もそえて

悪事はすぐに見られる

2007-11-01 21:49:12 | ブログ

 ある日の夕方、恐縮したような声が電話の向こうから聞こえてきた。「阪崎さん、ルール違反をしませんでしたか」という優しい心遣いの注意があった。ぼくは確かにルール違反をした。ぼくの所属する団体は、いつも出入りは職員通用門から入るようになっている。だからぼくも守っているが、今朝は大雨だし、友人が所要で面会にこられることもあって、”ま、いいか”と勝手に思って正面玄関から入った。

 帰る時間になったので、来るときが正面からだから、帰るときも正面から、と勝手に解釈して出て行った。悪いことは出来ないとはこのことだ。たまたま見ていた仲間が居て、「あれ、あれ・・・」という間にぼくは出て行ってしまった。 「ちょっと注意しておいた方がいいんじゃない?」といったかどうか、ご注意をいただく羽目になったわけ。

 「いや全く弁解の余地はありません。つい疲れもあったので近道をしたのです。」と平謝り。思いやりのご注意だったのでかえって恐縮してしまった。帰り道の交差点、どこからも自動車はやってこないが、信号は赤。ぐっと待って青になって渡った。当たり前?何も通らない道をじっと待つのも何となく正直にバカがつきそうな気もするが、いや、神様が見てる、と言い聞かせて待った。悪事はどこからか見られているということを肝に銘じておくべきだった。

やさしいタイガー