なんと言う時代なのでしょうか。大阪ミナミの通り魔殺人事件はもはや末期的な世の中を思わせるような大事件でした。たまたま近くを歩いていたお二人の命はだれがすくい手となることが出来るでしょうか。
悲しさと憤りを超えて恐怖の社会とでも言いたいほどの堕落社会です。先日も包丁やハンマーを持って小学校を訪問している怪しき人物がいたことを知りました。もちろんなかなか予見することは難しいと思いますが、どうしたら予防できるのか、頭を抱えてしまいます。
いっぽう国際社会もまた為政者たちの横暴や非常識さが目立ちます。シリアという国の乱暴さは、だれも人の命の大切さを説いているとは思えません。政治を担当する人々の発言は、名もなき人々の声をもはや入ってこないかのように、また自ら耳をふさいでいるかのように馬耳東風です。
悲しい時代になりました。一転して今の日本もまたおかしな時代です。政治ゲームをする議員や官僚たち、かれらもまた狂気の社会を作ってしまった当の本人であることを自覚してもらいたいものです。何の根拠もないデータで大飯原発は稼動させようとしています。
平和という言葉のやさしい響きも、今はむなしく聞こえているだけです。それでも私たちは悩みながらも一市井人として平和な社会を目指さないといけないのです。それが社会人の良心としての役割なのですから。
やさしいタイガー