昨日の新聞は大半を東日本大震災の1年後の今を見つめる記事で埋まっていました。涙なくしては読めない記事もあり、いまさらのように失ったものが大きいことを感じさせるような記事でした。
一方今日、ぼくが所属している集団の例会があり、一人が「9.11 テロのその後」と題して短いながらも、2001年の大事件を振り返るスピーチをしました。
それは単にあの事件のことではなく、その後さまざまに専門分野の研究者たちが分析し、実はテロによる飛行機自爆による崩壊ではなく、爆弾が仕掛けた疑いがあるというのです。日本のテレビ放送の録画をみたのです。もちろん真相は定かではないが、その後のアメリカの暴走を批判的にみる声をアメリカの専門家自身が述べているのです。
ぼくたちはこうした情報を下にいろんな想像をするのですが、本当はどういうことなの?と真実を知りたいとも思いました。まさに風評が広がり、その結果謎に消えていくというのが、真実らしいと気づかされるのです。
9.11をどう考えるか。6000人もの命を一瞬にして失ったのです。
そして遡ること、1.17も覚えておく必要があります。1995年1月17日未明、神戸を中心に阪神・淡路一帯の大震災はさながら地獄絵を見るような大惨事でした。
日本人は鷹揚な民族なのか、忘れっぽい人種なのかはぼくには分析するほどの力はありませんが、確かに21世紀は苦難が続いています。ぼくたちはつい時の経過とともに、記憶から遠ざかっていきますが、悲惨な体験をした人々にとっては、今後どんな時代が来ようとも決して脳裏から消えることはないでしょう。
ぼくたちもまた1.17、9.11そして3.11を忘れないでおきたいものです。
やさしいタイガー