ブログ人 話の広場

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若き市長の暴走?

2012-03-20 10:19:45 | 日記・エッセイ・コラム

 なにやらこのところ大阪市の市長橋下氏の発言や行動がけばけばしく新聞紙上で見ることが多いようです。まあご立派なパフォーマンスでさぞ大坂市民は戸惑っているのではないかと同情しています。

 改革はどこでもする必要はありますが、ときには自分の立場を超えて恣意的で感情的な主張が際立っていると僕は感じているのです。

 たとえば卒業式で誰が君が代を歌っていないのか、ただ口をパクパクしているだけの教員は誰か、とまるで戦時下の監視社会の行動のように、空寒くさえ見えます。またそれを探し出す職員もいるというのですから、もうこうなったら完全な抑圧社会で看過することができませんね。

 独善的で権力の悪用としか受け取れない。昔から思想統制、言語管理、行動制限など、つい半世紀前まで思い出すだけで許せない社会に黙っていたのです。こういう言動は決して市民に自由を感じさせません。

 もちろん、今の政治社会にけだるさを感じている国民は多いので、こうした飛び跳ねたような言動は国民に心地よいとさえ思われているのかもしれないです。はたして大阪市民は納得しているのか不思議です。

 もっともこういう人物を政治に送ったのは市民ですから、いささかの責任もあるのでは、と感じてしまいます。

 「まあ、好きなようにやんなはれ!」という一見無関心を装うのが大阪人の特徴かもしれません。ぼくも関西生まれ育ちですから。

やさしいタイガー