ブログ人 話の広場

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若者の会話

2012-03-27 09:48:42 | 日記・エッセイ・コラム

 今、生徒たちは春休みに入っていて、つかの間の休日を繁華街で過ごしているようです。昨日放送までの空いた時間、安いコーヒーを飲める店に行きました。隣に高校生らしい若者がスパゲティとジュースを飲食しながら長い時間を楽しんでいるようでした。店内は若者で埋め尽くされていました。

 特に聞き耳を立てていたわけではないのですが、断片的に届く話を聴いていると、比較的まじめな話題でした。これからの進学のこと、さらに予備校の話も聞こえてきました。おそらく3年生になり、いよいよ進学の問題で苦闘するのでしょうか。

 やはり話題の中心はクラスメートの女性の話でした。名前はみんな呼び捨てです。「まり子はいるんじゃないか」「あいつはだめだ」などと品定めをしているかのような話です。ぼくらの高校生時代とあまり変わりません。

 異性に目覚め、心の中で悶々とすごしていた自分を思い出し、いつの時代も青年はいいものだと思っていました。この男性二人は、なかなかさわやかな顔をしていてすでに長髪ですから、ちょっぴり大人っぽい雰囲気を持っていました。

 今が華だな、と思いながらもこのところの日本社会は何たる無様な有様よ、と苛立ちを感じます。たくましく育っていく若者の未来への道筋をつけることのできない社会の中枢にいる人たち、もう社会から卒業したらどうか、とさえ思いますね。

 もっとも若者がそんな怒りをこめて話している姿は見たことはありませんが、無関心なのか、まだ幼くて社会への目が開かれないのか、このアンバランスが今の日本の庶民の姿なのかな、と思ったりして一足先に席を立ちました。

やさしいタイガー