啓蟄?それ何の意味?といぶかるのは現代人。もちろん源流は中国だが、二十四節気のなかの一つで、3月5日がその日です。昔の人の知恵というのは深いなあ、といつも思いますね。
啓蟄というのは、春が近づいてきたことを感じ取った土の中の虫達がぞろぞろと上に出てくることを表しています。いよいよ春なのです。もっともこれはどこの地方を指しているのかはわかりません。
取り残される北国の春は、大分先の話でです。それでも雪というのは、溶けていく表面の山が小さくなっていくことで日々日々春が近いのかな、とこちらが勝手に考えてしまいます。
どうやら今週は、日中はプラスになるらしいのですが、気象というのは気まぐれですから、喜ぶわけにはいきません。確かな一つは芝生にかぶさった雪ノ下は、間違いなく春を待っています。ぼくはそれを見たのです。
ちょっと自然の移り変わりに過剰なほど神経を使いすぎているような気もしていますが、それは同時に自然への感謝への思いにしようといつも思っているからなのです。ついまた雪が降ると、春が遠のくような気がしてがっかりしているぼくです。
ただし、自然の美しさにマヒしないようにしなければと思っています。
やさしいタイガー