ブログ人 話の広場

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人の流れの変化

2010-04-29 08:50:40 | 日記・エッセイ・コラム

 今、札幌駅と大通りとの間は地下道を作っている真っ最中。完成したらススキノから札幌駅まで傘なしで散策できるということになるのでしょうか。便利といえば便利ですが、地上は大通公園から札幌駅までの間に聳えたつ冷たいビル群でかぶさっていくのでしょう。お粗末な街路樹が少々植える程度でしょう。札幌は本当に緑の少ない街で、どこが美しいのか、と愚痴の一つもいいたくなるほどです。地上の店も心配でしょう。

 昨日友人のHさん兄弟と打ちあわせのために札幌駅にいました。食品街を通過して目的地のフリー・シーツのコーナーに着きました。驚いたことにこの辺りは人が一杯で本当に賑わっているという実感を持ちます。とりわけ学校を終えた高校生辺りの群団が座席を占めてしまい、乙女らしくない態度の女子学生が嬌声をあげています。

 学校の帰りでしょうか。それにしても楽しそうです。かえって怪しげなところをうろつくよりも、こういうところでワイワイ騒いでいるほうがまだ健全とも映ります 。部分的に見ると、世の中平和だなあとも感じます。それにしても札幌駅周辺は本当に人が多く集まり、どこか人々のニーズに応えているのでしょうね。

 それにくらべて大通り周辺の人の流れの弱さ、まるで漣のような感じです。長い歴史をつないできた大通公園を造った先達の人々は、美しい花が咲き、家族が広い大通りで楽しい憩いを取ってもらえることを夢見ていたかも知れません。ライラックが咲く頃には日光浴の人びとで賑わうころでしょう。

 街は何といっても賑やかであってほしいと思いますね。

やさしいタイガー