ブログ人 話の広場

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ホテルは稼ぎ時

2010-04-25 08:59:39 | 日記・エッセイ・コラム

 昨日の土曜日、僕が所属しているクラブを含めておよそ300名余のメンバーがホテルで集会を開き、学びと楽しみの時間を過ごしてきました。「ひびきあう大地」と題するテーマで高名な音楽家のKさんが「共存共鳴」というテーマで短い講演され、そのあとソリスト4人のクァルテットが「ふるさとの四季、世界歌めぐり」と題して、僕たちが幼い頃からよく聞いていた懐かしい曲をふんだんに聴かせてもらい、講演会よりコンサートに来たようなおもいになりました。

 進行担当の方は盛んに時間を気にしながら進めていましたが、どうやらこの日は多数の結婚式があるようで表示板にはずらりと名前が書かれていました。余裕1時間を残して定刻どおり終わってほしいというホテル側の絶対的要求に見事に応え終了しました。

 それにしてもせっかく余韻を残してパーティを楽しませてもらおうと思っても稼ぎ時となれば少々の無理と道理を通すのが商売でしょうが、なんだか慌しさだけが気にかかっていました。短時間で次の準備を完了して何食わぬ顔をしてにこりと笑ってお客様を迎えるホテルマンたちの見事なさばき方には「おそれいりました」と脱帽もの。

 人の往来の激しいロビーにどこか心を一休みさせたいと思う場もなく、たった数時間の集会でしたが、イヤに疲れた感じがして帰ってきました。

やさしいタイガー